風俗をはじめて、約2年チョイ。
この2年で、チエの考え方や、ものの受け止め方は、
180度と言っていいほど変わったと思う。
まず、「自分のものさし」を、持たなくなったこと。
これは、風俗という仕事で教わった。
人にはそれぞれ、「自分の基準」というものがある。
「自分が正しいと思うこと。」「自分が許せないと思うこと」
これらはすべて、自分の中での許容量や、世間が作っている「常識」を基準に
判断される。
でも、それって、「自分と違う考え方をする人は、理解できない」とか
「自分と合わない考えを持った人を批判する」という行動をとってしまう事もあるのだ。
チエは、風俗という仕事をして、数え切れないほどの批判を受けた。
「汚い」「信じられない」「理解できない」「人として欠けてる」
もぅ、浴びるほど言われた。
最初はそのたびへこんだり、泣いたり、自分を卑下したりしていたが、
今は何を言われても平気になった。
でもそれは、「開き直った」とか、「罪の意識がなくなった」とか、
そういうことではなくて、
「自分の気持ちを信じよう」と、決心ができたからだ。
自分が批判されることで、落ち込む代わりに、自分を見つめなおせる。
そうすることで、自分がなぜ、この仕事をしてるのか。
この目的は、どこにあるのか。
自分は、なにをしたくて、何のためにここにいるのか。
それが段々わかってくる。
そういう考え方は、批判に対抗している時点では、絶対に分からない。
人の意見を聞き、批判を受け止め、自分を見つめなおすことを
何度も何度も繰り返すことで、
ようやく見えてくるのだ。
結局チエは、「自分のため」でしかなかった。
もっと深いとこを見れば、「旦那のため」に行き着くのだが、
それもいわば「自分のため」になる。
でも、それでいいんだと思えた。
チエ自身が、人にどれだけ非難されても、親友に泣かれても、
その時点で風俗を辞めなかったのは、「自分が納得のできるところ」までやらなければ、気が済まなかったからだ。
その代償は確かに大きい。
でも、「自分を信じて」ここまでやってきたチエは、堂々とこの世界を辞められる
自信も持てた。
この仕事を経験したことを、後悔しない自信もできた。
そして、この仕事をしなければ、出会えなかったたくさんの人たちと出会え、
この仕事でなければ、わからなかった「人の気持ち」というものにも、
たくさん触れることができた。
「浮気をしてしまう人の気持ち」
「奥さんを愛してるのに、風俗に来る男の人の気持ち。」
「満たされない人の、心の苦しみ。」
「風俗で生きる、女の子たちの気持ち。」
「人と上手に付き合うことが出来ない人の気持ち」
どれだけ、世間一般に貶される事をしている人でも、必ずなにか理由がある。
心に闇を抱えてる部分がある。
それがわかっていれば、どんな人と接しても、どんな人の話を聞いても、
「批判」という言葉は、チエの中に生まれなくなった。
「その人を受け止める」心の器が、少し出来たように思うのだ。
「他人とぶつかる」「人とケンカをする」ということが、
驚くほどなくなった。
チエは、この2年、最愛の旦那に、「風俗」という大きな隠し事をし続けた。
それは、紛れもない事実で、最大の裏切りだ。
その罪は、きっと一生消えることはないし,
旦那に対する、申し訳なさ。罪悪感。自分への嫌悪。
それらも、おそらくチエの背中から消えることはない。
死んだ後は、地獄へ落ちると思う。
でも、落ちても(怖いけど)チエは、受け入れると思う。
生きてる間にどんな罰が与えられても、辛いだろうけど、
「自分の意思でしたことの代償」として、受け止められる気がする。
「自分の基準で、人を判断しないこと」
これは、チエの一生のテーマだ。
人それぞれだとは思うが、
チエは、この世界でないと、きっとこれを学べなかった。
あと4ヶ月。
その4ヶ月で、学ぶことはまだまだたくさんあるだろう。
でも、どんな経験も、小さい出来事も、
すべても逃さず、チエの成長の糧にしよう。
そして、この世界を上がったら、
ここでの経験、出会った人の顔を、1人も忘れず、
胸にしまって、
旦那と家族を、全身全霊をかけて、守っていこう。
・・・人から見たら、考え方が、甘いかもしれない。
間違っていると言われるかもしれない。
でも、チエがそれでいいと思うんだから、いいと思うしかないのだ。
・・・・・・・・・・・・・・・・強情になっただけかな(笑)
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