★風俗嬢チィちゃんのホンネワールド♪♪♪

★風俗歴1年とちょっと。眠らない街 大阪の風俗嬢チィちゃんの、ここでしか語れない本音がバクハツ!!☆

チエの生い立ち~22

2006-11-03 14:20:40 | チエの生い立ち

お客さんについて。
色々な人がいますよね。
デブい人、細い人、ズル剥けの人、包茎の人、毛深い人、毛の薄い人・・・・・・。

チエは、たった今、この中の1人に、殺されるかと思いました!!
さて、誰でしょう!?

それは・・・「毛深い人。」

いえ、毛深いだけならモンダイないのです。
困るっつったら、シャワーの時、せっけんが過剰に泡立っちゃって、アワアワになることぐらいで・・・

何が問題って、その人。毛深い自分がよっぽど嫌なのか、全身の毛を剃ってたんですよーーー!!
もぅね、なんていうの??全身凶器!?
あれは怖いよ!!
抱き合って、素股シコシコしている間中あだだだだだだだっっ
死ぬ思いでした・・・

生えてくるモンは、むやみに剃るな
生やしとけ



          ハイ、続き!!
            ↓ ↓  


    久しぶりに、ホテルに出勤したのは誕生日から2週間もたった、日曜日だった。

大学が休みだったので、朝一番に出勤し、
その日の宴会スケジュールや、予約の人数をチェックする。
事務所に入り、「おはようございます。」と、言って回る。
いつもの流れだ。

しかし、いつもと違い、その日は妙な違和感があることに、チエは気づいた。

・・・・・・・?」
でもそれが何なのかは分からない。
とにかくヘンなのだ。
会う人会う人、みんなが、変な顔で、チエを見るのだ。

「おはようございます」と、いつもどおり挨拶しても、
「おはよう…」と、返事も視線もそっけないのだ。

「何だ・・・?」

チエは、違和感を感じつつも、
「長い間、休んでたから辞めたと思われてたのかな…?」
と思い、急いで着替えて、宴会場へ上がった。

宴会場では、結婚式の準備が慌ただしく始められていた。
チエは、その中に同期の友達を見つけ、「おはよう!」と声をかけた。

・・・・・が、その子はチエを見るなり、返事もせずにデシャップへ入っていってしまったのだ。
「…無視された…?」

もぅ明らかに、チエに対してだけ違う、みんなのおかしい雰囲気に、疑問を持たざるを得なかった。
「何で??」と思いながら、頭のスミに嫌な予感がよぎる。

「まさか…知ってる…?」

とたんに、心臓が嵐のように速くなった。
「うそ…まさか。みんな知ってる…?」

あたりを見回すと、心なしか、みんながチエを見ているように思えてきた。

怪訝そうな目で、ヒソヒソ言い合いながら、遠巻きにチエを見ている。

実際にはそこまでじゃなかったかもしれないが、
チエは、闇に取り付かれたように被害妄想に陥ってしまい、どぅしていいか分からなくなってしまった。

仕事…仕事しなきゃ。
準備が残ってる。式も始まる。
チエの担当の卓だって決まってる。
早く準備に入らなきゃ…!

頭では分かっているのに、体が動かない。
幸い、Nさんの姿はそこにはなかったが、チエは、周りの異様な空気に金縛りにあってしまったように、動けなくなってしまった。

…と、そこへ事務所のマネージャーが、宴会場の様子を見に入ってきて、
チエを見つけ、声をかけてきた。
「おぅ中島!!出勤したんか!」
「マネージャー…」
「何ボケっと突っ立っとんねん!ジャマや!
手ェ空いてるなら、事務所に戻って届いてる荷物運んで来い!!」
と、チエに怒鳴った。

チエは、マネージャーに怒鳴られることなんか慣れていたが、
とりあえずその場を離れられる用事をくれたマネージャーに感謝し、
急いで事務所に走っていった。

従業員階段を駆け下りながら、心臓はドキドキしていたが、
「そぅだ。とにかく今は仕事に集中しなきゃダメだ。
変な予感に気をとられていたら、仕事が厳かになって、それこそみんなに迷惑をかける。
チエは、何にも悪いことなんてしてないんだから!」
と、気持ちを切り替えた。

そうだ。チエは何にも悪いことはしてない。
その気持ちが、チエを励ましてくれた。

事務所に入り、一呼吸置いた。
「…よし、がんばろう!」
パン!
と、自分の顔をたたき、チエは言われた荷物を探した。

……が、届いているらしき荷物は、どこを探しても見当たらない。
ウロウロ事務所を散策していると、そこへマネージャーが入ってきた。

「マネージャー?荷物ってどれのことですか?」と聞くと、
マネージャーはそれには答えず、
「まぁ、いいからそこ座れ。」と、チエを事務所の椅子に座らせた。

緊張した面持ちで椅子に座ると、
マネージャーは、言いにくそうな顔をしてチエに言った。
「中島お前、支配人とウワサになってるの知っとるか?」
「……は?」
支配人とは、Nさんのことだった。

(ウワサ!?ウワサって何!?)チエは、何も答えられず、バクバクする心臓を抑えるのが精一杯だった。

「やっぱり、みんな知ってるんだ。チエが、あの日Nさんに犯されたこと。
それで蔑んだ目で、チエのこと見てたんだ」
でも、なんで!?
あのことは、Nさんしか知らないはず。
酔ってムリヤリ犯したなんて自分の沽券に関わるような事、Nさんが自分からしゃべるはずないじゃないか・・・

色んなことが頭に中を駆け巡り、何を言っていいか分からず黙っていると、
マネージャーは困った顔をしてチエにこう言った。
「とにかく、お前はどぅ思ってるか知らんが、
こんだけ周りでウワサされちゃ、仕事にも支障を来たすだろうし、
今日はもぅ上がっていいから、落ち着いてからまた連絡して来い。」


・・・・は!?
マネージャーは、それだけ言うと、バツの悪そうな顔をして立ち上がり、
事務所を出て行った。

チエは、しばらく状況がよく飲み込めずにその場に座り込んでいた。
え…?え…??チエ、帰らされるの??なんで??
「マネージャーは、チエとNさんの事情を知っていた。
その上で、ウワサされるのが可哀相だから、「帰っていい」と言ってくれたのか…?」
答えはそれしか浮かばなかった。
でも、それにしたって、「落ち着くまで連絡しなくていい」みたいな言い方をされたのが、何だかチエには腑に落ちなかった。

「犯されたチエは、みんなの気を散らせる原因になるから、いない方がマシってこと!?」

そぅ思うと、無性に腹が立った。
いくらなんでもあんまりな扱いじゃないか。

確かにNさんは、会社にとっては重役な存在だ。
事実が広まってクビにでもなったら、ホテルは大きなダメージを食らう。
それは分かってる。
・・でも、だからこの扱い!?
どぅしてチエが、クビみたいな言い渡しをされなければいけないんだ。

チエは、自分が自分をふるい立たせて頑張ろうとした気持ちが、
上からの立場でねじ伏せられたような扱いに、
怒りと悲しさで体が震えた。
でも、その場の状況ではどぅする事もできずに、すごすごと帰らざるを得なかった。

「なんで、なんで・・・」
帰りながらも、頭の中にはそれしか出てこなかった。


そしてその日の夜。携帯に1本の着信が鳴った。

事務所の同期の1人で、チエが一番仲良くしていた、「のりこ」からだった。




チエちゃんの実話エッセイ。

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