★風俗嬢チィちゃんのホンネワールド♪♪♪

★風俗歴1年とちょっと。眠らない街 大阪の風俗嬢チィちゃんの、ここでしか語れない本音がバクハツ!!☆

チエの生い立ち~26

2006-11-07 17:56:15 | チエの生い立ち

今朝は珍しく、外が寒くて驚いた。
本格的に霜月の季節だ。
御堂筋は、相変わらず「ぎんなん」でクサイ。
コロコロと落ちているぎんなんを横目で見ながら、
「コレ、拾って帰って湯剥きして、炙って食べたらおいしーだろうなぁ・・・」
なんてコトを考えながら、いつものように道頓堀へと向かう。
今日は火曜日。おそらくヒマだろう・・・
これだけ寒いと、シャワーも寒そう・・・
嫌だなぁ・・・
今夜はお鍋にしようかなぁ~・・・
通称「引っ掛け橋」では、ホストの兄ちゃんたちが、ハイテンションでキャッチをしてる。
「おいおい・・・スーツ姿でそんな堂々とキャッチしてたら捕まるぞ・・・」
声をかけてきた1人のホス君と、
「最近、景気悪いよね~~」「お互いツライよね~」なんて世間話をしながら、
店までの道のりを、歩いた。
なぜか「気候の変わる日は風俗日和」という鉄則がある。
朝から「30分コース」「30分コース」「30分コース」のオンパレードで、
お昼を回る頃には、チエの体力も限界に達していた。
「チエさん、続いて30分コースです」
「・・・・・・・・・・・・・
もぅハラ立って返事する気にもなれねぇ・・・
ようやく、たいして指名にも繋がらなさそうな30分フリーコースを5本終え、
待機室に戻ってブログかいてます。
・・・眠い・・・。
サイコーに眠い・・・
チエは、一定量の体力を短時間で消耗すると、激しい睡魔に襲われ、
意識がなくなって昏睡してしまう「軽度の睡眠障害者」。
頼むから、一度止まってくれ!客の流れ!!

まぁ。今のうちに、昼飯とブログ更新はやり遂げてしまお!!



            ハイ、続き!!
              ↓ ↓





  チエは孤独に1人ぼっちだった。

トシアキに会うことも許されず、他のメンバーに電話をしても、
たいがいみんなそろってトシの家にいた。モチロン彼女も。
チエは、そこには呼んでもらえなかった。
・・・いや、呼ばれたとしても、ノコノコ行けるわけはなかったのだが。
みんなもソレを分かっていたから、敢えて気を使って、呼ぶ事は出来なかったのだろう。
(そんな気遣いいらねーって!!だったら、トシと彼女抜きでみんなチエと遊んでくれよーーー)
と思ったが、トシに激カワ彼女が出来てからというもの、チエのストレスはかなりみんなにぶつけてしまっていたので、
おそらく周りのみんなも、チエに会うのが疲れてしまってたのかもしれない。

あ~情けない。チエホントに孤独だよ・・・
強がっても所詮21歳。
淋しさも遂にピークに達する。

トシと彼女が付き合っておよそ2ヶ月がたった頃、チエはガマンできずにトシに電話をしてしまった。

プルルルルルル・・・・・・・・・
受話器を持つ手が緊張しているのが分かる。
「・・・はい。」
「・・・トシ・・・?」
「うん。何、どしたん?」


思ったより声は優しい。
どうやら、彼女はいないようだ。
でも一応確認をとる。

「・・・今、彼女は??」
「さっき帰ったで。急にビックリするやん、何かあったん??」


ほら、やっぱりトシは、彼女がいないときは、チエに優しいのだ。
だから、どれだけ彼女が出来ても、チエはトシを諦めようとは思えないのだ。

チエは、「なんかあったん」と聞かれて、返事に困ってしまった。
淋しさピークで、頭ん中いっぱいで、電話する口実なんて、何も考えていなかったからだ。

「え・・・ッと、特に用事はないんやけど・・・」口がごもる。何もいえない。
・・・だって、トシの声を聞くのすら、もぅ2ヶ月ぶりのことだったから、胸が詰まって言葉が出なくなっちゃったのだ。

「会いたくて・・・」

自然と言葉にしてしまった。
とたんにポロッと涙がこぼれてしまい、慌てて拭いた。
トシは、少し困ったような、考えているような沈黙を置き、
「ほな今からウチ来れる?」
と、予想外の反応を返してきた。

「え・・・、でも・・・彼女、いいの?」と、驚いて聞くと、
「ええよ、アイツ、うち帰ってからは、メールしかせんし、大丈夫。」

大丈夫って・・・。何が大丈夫なんだろう。
・・・Hしに来いって事なのか??
いやでも、今回ここまでラブラブで、トシに浮気はありえない。
いくらチエでも、絶対にしない。
やっぱりチエの事を可哀相に思っての同情心なのか・・・?

なんか複雑に色んなことを考えていると、トシが言った。
「ちょっと、俺もチエに話したいことがあんねん」
ドキッ!
と胸が高鳴った。
ただし、「嫌な予感」のときに限る「ドキ」だった。

「分かった。なら、今から行くね」
と言って電話を切り、チエは急に不安に駆られた。
(きっと、トシはもぅチエと縁を切るつもりなんだ。)と直感した。

今回の彼女が出来てから、トシは明らかに今までと違ってきた。
すごく彼女を大事にしているのが目に見えてたし、チエのことも、一切誘っては来なかった。
きっと今回は、ホントに本気で、彼女のことが好きになっているんだろう・・・。
じゃぁ、チエは??もぅ、いらないの…??

そぅおもうと、急に悲しくなってきて、トシの家に行くのが怖くなってしまった。

「嫌だ・・・嫌だよ、トシと縁切るなんてやだ・・・」
でも、「行く」と言ってしまった以上、行かなきゃ。
チエは恐い気持ちと、会いたい気持ちの半々で、それでもちゃっかりメイクは万全にして、

原チャリを走らせてトシの家へとむかった。



チエちゃんの実話エッセイ。

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