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真似屋南面堂はね~述而不作

まねやなんめんどう。創業(屋号命名)1993年頃。開店2008年。長年のサラリーマン生活に区切り。述べて作らず

安全保障戦略 兼原信克著

2021-08-13 | 読書-現代社会
安全保障戦略 兼原信克著 日本経済新聞出版 3630円 : 書評 : 本よみうり堂

日本国内の意見対立について、表向きの説明はこうだが、実はこれはこういう・・・と明快に説明されており、痛快。
表面的な話ではなく、本書で説明されているような本質を若い読者が理解して、各分野で活躍して欲しいという点で、筆者に同意する。

「ばれたか」となってしまう向きも少なくない?
○○新聞関係者や××国関係者は何と反応してるの?

【ザ・インタビュー】若者は自信をもって国際人に 元内閣官房副長官補 兼原信克さん新刊「歴史の教訓」

これとかも関与されたのだろうかね、官邸在職時に。
国家安全保障戦略(概要)

以前の本に関してこんな祭りがあったが 兼原信克『戦略外交原論』査読
<吉例、重箱の隅>
・ミッドウェー海戦の説明(p128)で、南雲指揮下の空母艦隊が「戦闘機」に搭載する爆弾の換装を云々(という通説=俗説)という紹介(そんな単純な話ではないと否定)だが、「戦闘で使う飛行機だから戦闘機でしょ」レベルの認識かと思ってしまうので、まずくないか?
・東芝機械ココム違反事件(p310)が「戦略原潜にも使える静粛型スクリューをソ連に輸出」したとの記載は、話が飛び過ぎ。
幾らなんでも、原潜のスクリューは輸出しないし、ソ連も外国からそんな重要部品を買わないわけで、「静粛型スクリューの製造に使える工作機械と関連ソフト(ココム規制対象品である9軸同時制御の大型金属工作機械4台)」だ。
東芝機械ココム違反事件 - Wikipedia

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