真似屋南面堂はね~述而不作

まねやなんめんどう。創業(屋号命名)1993年頃。開店2008年。長年のサラリーマン生活に区切り。述べて作らず

キミはこの偶然を信じるか~嘘のような本当の話 のような嘘 のような・・・『トゥルー・ストーリーズ』

2008-10-07 | 読書-2008
『トゥルー・ストーリーズ』 2004年ポール・オースター (著), 柴田 元幸 (翻訳)
文庫は2008年

アマゾンによる紹介:
対応する原書が存在しない、貴重なポール・オースター・エッセイ集。 日本で出版される本書のために、オースター自らが目次を組んだという。邦訳はもちろん、「翻訳の神様」柴田元幸。まさに著者と訳者の信頼関係が実現せしめた、無二の特別編集。:引用終わり

こんな偶然、ありか?
天卵も真っ青の、ありえない偶然の嵐!
~「天使の卵」by村山由佳、のことね。
「いくら作り話だからって、そんな偶然を、都合良過ぎじゃね?」というのがテンタマだけど、このヒト(オースター大先生)は、事実は小説より生成り、じゃなくて奇なり、だという。
あっと驚く「ほんとう」の話の数々。

本当に本当の話?
尾鰭つけたりも一切してないと誓える?
など云々しても始まらないので、わあーすごいすごいと感嘆して楽しむ、というか噛みしめるさあ~。(なぜか沖縄アクセント)

いや、あのね、柴田師のエッセイでも「著者自選で原書がないエッセイ集、これは嬉しい」という趣旨のコメントがあった気がしたのだが、オースターの世界に取り込まれてしまうといかんと思ってね、手を出さずにいたのよ。
(6/1、6/24付ご参照)
でも、でも、先日読んだ小川洋子さん(博士の本棚、9/28)で強くお奨めされてしまったので、ちょっとだけということで、読んでみたわけ。
べつにあんたに奨めた覚えはない、自分が気に入っていると書いただけよ、とおっしゃる?
そのとおりなんであるが...

トリコにならんように、とりあえず(これ以上オースターの世界に入っていくのは)止めておくことにするか、と。
老後(が、あるとすれば)にとって置こうかな(笑)。

♪トーリコになっても負けないぞ、と。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« とてもヘンな選挙事務所の話... | トップ | 知らないセンセイの回には興... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

読書-2008」カテゴリの最新記事