真似屋南面堂はね~述而不作

まねやなんめんどう。創業(屋号命名)1993年頃。開店2008年。長年のサラリーマン生活に区切り。述べて作らず

『400字で読み解く明快人間史』 (谷沢永一さん 2004年)

2011-06-12 | 読書-歴史
400字で読み解く明快人間史
谷沢永一
海竜社 (2004/07 出版)

そうだった、震災の直前に亡くなったのだなあ、と思いだして、図書館の棚で見かけた本を借りる。

いわく、「歴史は自己装飾から始まり、妥協の産物として修正されていく」
…そうなんだよね。
歴史の始まりの本質?

いわく、「現代史は社会通念の写し絵、世に中立的な歴史はない」
…そうなんだよね。

よく、学校の歴史の授業が現代史まで行きつかなくて、最後は3学期でうやむやに…と言われるんだが、これはたいへんな騒ぎにならないようにとのチエではあるまいか、との仮説を持っているわけ、南面堂は。
なにせ、国歌・国旗に敬意を表して起立することができない教員が居て、処分するのしないので裁判沙汰になったりする国なので、現代史の授業などまともに実施したら、思想信条丸出しの内容を講じて収拾がつかなくなるのではあるまいか。

でもって、そういう事態に至らないように、「時間切れで・・・」とうやむやにしてしまうという策が自然発生的に生み出された、という仮説(笑)。

高尚なご本。
「人間通」 谷沢永一の公式サイト【 tanizawa-eiichi.com 】

歴史の始まりといえば、昔、その終わり云々と述べた人物を新刊の販促キャンペーンで訪問中のロンドンで昼食懇談したという1ページ大のコラム。
Lunch with the FT: Francis Fukuyama
By Martin Wolf


邦訳されるよね。
From ‘End of History’ Author, a Look at the Beginning and Middle

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