真似屋南面堂はね~述而不作

まねやなんめんどう。創業(屋号命名)1993年頃。開店2008年。長年のサラリーマン生活に区切り。述べて作らず

成毛眞『本は10冊同時に読め!』―本を読まない人はサルである!生き方に差がつく「超並列」読書術

2010-07-17 | 読書-エッセイ/小説etc
YCASTERさん2010年05月16日(日曜日)~同日に2本あり、下の方。
非読書人はサル
"成毛さんが、「ノルウェーの森」を読んだら一週間ほど立ち上がれなかった、あまりにも文章がうまくてと書いてあったのは笑った。"
と書いてあったのには笑ったw

1週間立ち上がれないとは?一体どうやって過ごしたのだろうか?
という素朴な疑問もあって、
『大人げない大人になれ』
の順番待ちの間に2008年に出ていた自己啓発本っぽいタイトルの本を先に借りてみる。

知的生きかた文庫
『本は10冊同時に読め!』―本を読まない人はサルである!生き方に差がつく「超並列」読書術
成毛 眞【著】
三笠書房 (2008/02/10 出版)

1週間云々は、引用者の記憶の窯変?によるものと判明。
正解は、
『ノルウェイの森』で1時間立ち上がれず、『海辺のカフカ』で1週間会社に出られなかった。
(1週間会社に出ないようなことも普通にあったらしく、そのこと自体おおいにextraordinaryだとは思うが)

成毛眞さんが著書『本は10冊同時に読め!』で、「村上春樹の『ノルウェイの森』(講談社)を読んだときは1時間ほど立ち上がれなかったし、『海辺のカフカ』(新潮社)を読んだときは1週間会社に出られなかったほどショックを受けた。言葉の力に圧倒されてしまうのである。」と語っていて
~これが正解。

それにしても、挑発的なこと。
勝てば官軍。

自己啓発本っぽいというよりも、挑発本といった方がよいのかも。
じつは生き方を挑発している?

小説に感動して1週間会社に行けなくても平気という組織風土で、成果を上げれば全然大丈夫だったという特異な環境でのことと理解した。
良い子は真似…できないな(笑)。

あるところにいたエラいヒトで、「俺は本など読まん。人から話を聞くので十分だ」と言い放つ人物がいたっけ。
ま、古き良き時代ということで。

同時並行的に複数の本を読む手法自体には、違和感は全くない。
同好の士の極端なケースといえるかも。そうとう極端?

2008年02月28日ちょっぴり同族嫌悪!? Dan the Bookworm

南面堂も3冊かな。

高校に入った時の主要教科のオリエンテーションで英語の先生が言われたことを思い出す。
「英語学習には文化的背景の理解も不可欠。ギリシア・ローマ神話、聖書、シェークスピア、マザーグースの知識は必須。本校は公立校なので聖書を授業でやるわけには行かないが…。」
(記憶の窯変あるかも)

で、ラム姉弟の『シェイクスピア物語』は副読本にてしっかりやりました。
訳本が入手しやすかったので助かったというメリットも(笑)。

社会に出てから、「シェークスピアの知識があったので文化的な話題にしっかりついてゆけました。商談もスムーズに…」という経験は残念ながらなかった(今後もなさそう・・)のだが、物を読んでいて、「あは、これはあの話ね」と分かるという経験は数知れず。

本は「トン」単位で数えます ~インスパイア 成毛眞社長(前編)日経ビジネスオンライン

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