昨日、パリオリンピック体操男子団体の金メダル獲得のインタビュー番組を観て
橋本大輝の受け答えに感心した
マインドフルネスのコースでは、まず自分の体に意識を向ける練習をして
そのうち心や考えにも気づいていくと言う訓練をする。
普段、私たちは自分の外側の環境や情報、過去や未来に感覚や考えは向いていて、それを今ここにある自分に向けることは意識的にしようと思ってもなかなか出来ない。それで体系立てたコースでマインドフルネスを訓練していくのだ。
ところが橋本選手の言葉は、そのトレーニングを深く行った人のようにその描写が生き生きとしていた。
どんな瞬間でも自分の考えや感情、そして特に身体感覚に気づいていて、
そしてそれを後になってからでも言語化出来る。
これはなかなか自然に出来るものではない。さすがと言う他ない。
例えば
「(東京オリンピックでの団体競技最終で)電光掲示板を見た時」って言われて確かにって
目頭もすごい熱くなって 背中も熱くなって本当に団体金メダルを取りたいって思えて
絶対明日やってやるって強い気持ちに切り替わったのはすごい覚えていますあんな気持ちを経験したのは初めてだった」
明日、パリで男子団体の試合があると言う今この時に
0.103点差で銀メダルになった瞬間を思い出して
起こった身体感覚の様子、思考、感情、振り返って今思うこと。
ここまでクリアに気付いて表現している。
他の選手はこんな風に答えてなかった。
いつも、橋本選手がどんな大舞台でも平静を保って一瞬の判断、そして選択をエレガントにこなしている姿に感銘を受けていたけれど、
瞬間瞬間の自分の体や心を感じ取る力がこんなに優れていると言うのがなるほどと言う感想です。
練習の仕方や大会での演技だけでなく、ここにその偉大さを観ました。
橋本大輝がコースを受けているか、実践をしているかはわからないけれど、
これを観て、アスリートにもマインドフルネスとても大切だと思いました。
来週から4週間コースを始めようと思っています。
興味のある方は是非お試しください→