
記念すべき150回目のチチカカ湖は
いきなりの嘆き節で始まります。
つまみさんのご紹介で『ウェブのほぼ女性誌 どうするOVER 40』
というサイトで月に2回連載をさせていただいているわたくし。
その2回のリリース日が、何度聞いても覚えられない。
つまみさんが語呂合わせを作ってくれたので
今後は大丈夫!と思っているんだけど、
どうなのよ、この、ちょっとしたことが網の目をすり抜けるように
頭から受け落ちていく現象!?
昔からわたし、人の顔が覚えられない代わりに
名前はすごく記憶に残るタイプだったのに、
最近それもダメなの。
有名人なら検索すればすぐ出てくるけど、
身近な人の名前って、思い出すしかなくて、
何日も何日も考えたりしてる。
友だちの息子さんの奥さんのお姉さんを
紹介してもらったけど、どうしても名前が思い出せない…。
みたいなとき、友だちに聞くのは失礼だし、
ずっとずっと考え続けて、3日目くらいに何かの拍子に
「あ、あだちさんだ!」とか出てくるんだよね。
つまみちゃんが覚えられないものは何?

私なんて、覚えられないものだらけだよ。
今の家に住んでもう30年になるのに
近所の人の顔がうる覚え。
そこんちから出てくるからその人だとわかるけど
通りで会っても、特に成人男性はわからなくて
挨拶されて、あ、誰だっけと思いつつ
テキトーに返す日々を何十年もやってる。
でも、お互いトシとって目も悪くなってるから
覚えられないことの罪悪感も蓄積されないってのはいいけどね。
(そういう問題じゃないか)
名前も全然出てこない。
今の仕事場、昔、事務員をやっていた会社と同じ駅にあるので
たま~に、見覚えのある人とすれ違うけど
名前を思い出すことなんて、ハナから諦めてます。
でも、まゆぽさんみたいに
昔はよそのクラスの構成員の名前も全部知ってたレベルの人は
名前が出てこないのは屈辱かもねえ。
あとはね、築30年の家の電気のスイッチ。
上下2段になってたりするじゃない。
廊下のスイッチは、上が玄関近く、 下が台所近くの照明って感じで。
あれの上下がどっちか、全然把握してない。
いつもテキトーに押して
50%の確率なのに、ほぼ間違ってる。
われながら、情けない。

あ〜、近所の人とか職場の人ってだめかもしれない、わたしも。
人についてはさ、興味があればいくらかは覚えるけど
興味のない人は全然ダメとはっきりしてない?
客観的に見るとそんなに似てないのに、なぜか区別のつかない人ってのもいる。
小野寺防衛大臣と林文部科学省大臣とか。どっちがどっちだ?

「確率50%なのにいつも間違う」現象は、わたしもある。
飯田橋でJRに乗り換えるには先頭がいいはずだから
ここは後ろに乗るとちょうどいいとか、
頭痛くなるほど考えて乗り換えするのに、いっつも逆ってのはなぜなんだ!?
地図アプリを見ながら慎重に周囲をチェックしつつ歩いてるのに、
行きたい方向と逆方向にどんどん自分マークが動いていくのはなんなんだ!?
って、興奮して「覚えられない」から離れてきちゃったので
無理やり戻すけど、道とか駅とかの地理関係も覚えられないの、わたし。
何度行っても覚えられない不思議な場所ってのがある。
1年に1度、もう20回以上行ってる本郷の旅館があるんだけどさ、
毎年迷子になるんだよ。
あの場所はこの世とはちょっと異次元に位置してるからしょうがない、
なんて、最近は思うことにした。
超自然的な大きな力のせいにしておけば、大体は解決するからね〜。

何度行っても覚えられない場所ってあるね。
そっか、私にとっては東京駅地下道(八重洲地下街ではなく丸の内の下)
は異次元に位置してるんだ。
どうりで迷うはずだ。
なんだか納得。
小野寺さんと林さん、もちろん区別がついてませんでした。
双子じゃね?みたいな。
そうね、興味がないから覚えられないんだろうねえ。
私、自慢じゃないけど、全然人から覚えられないタイプ。
その手の「あ、あなたでしたね。ごめんなさい」的なことを
今までの人生で何百回言われたことか!
奥ゆかしいからだと思ってたけど
興味をひかないってことだったのか。
…ま、いいや。

あ、わたしって墓穴掘ってる!!
オバフォーのリリース日は、興味がないから覚えられないんじゃなくて
頼れる相棒がいるので、心のどこかで「間違っても直してもらえる」って
甘ったれてるんだよ〜。
なお悪い…?!
今回深く反省し、しかも覚えるために画期的語呂合わせも作ってもらったから
来月からは絶対大丈夫だよ。
参勤(三金)交替 チチカカ湖 (出前チチカカ湖という人生相談やってます)
一目(一木)置こう アーカイブ(あの頃アーカイブという懐かしエピソード書いてます)
迷ったら念仏のように唱えるべ。
人に覚えられないタイプってすごいじゃん!?
ま、いいやどころじゃないぞ!
忍者とかスパイとか犯罪者向きってことだよ。
それはわたくしの憧れのタイプです。
今度、コツを教えてね。