チチカカ湖でひと泳ぎ

正体不明の女二人ブログ。遠くても、寒くても、空気薄くても泳いでやるぅ!の心意気。

第104回 疑ったことがなかった!

2013-10-31 11:36:55 | Weblog
まゆぽ:
お互いに長いこと生きてきましたが
この歳まで疑ったことがなかったことってけっこうない?

私は、トイレットペーパーは2重が当たり前と思っていた。
と言うより、ドラッグストアで1重巻きが隣りに並んでいても
まったく目に入らずに生きていた。

どうして? と言われても、それすらも考えず
なんとなく人間であれば当然、太古の昔から22世紀まで
普通に2重巻きでしょとずっとずっと思い込んでた。

ところが、長年の友だちが「1重巻きでしょ、家使いは」
平然と言ったので、驚天動地でコーヒーカップを
ひっくり返しそうになりました。

そ、そういう選択肢もあったのね、
50年以上それに気づかなかった私って…というびっくり仰天。

そういうことってつまみはない?

つまみ:
私もトイレットペーパーに関しては
「1重巻きでしょ、家使いは」派。
なんかさ、1重巻きの方がペーパーの節約になる気がする。
せこいけど。
でも、疑ったことがなかったって分野があるの、わかるー。

具体的になにがあったかなーと自分史をひもといたら
人生最初は小四のときだと判明(ホントか)。
転校先のクラスに赤いランドセルじゃない女子が2人いたの。
黄色と黒。
昭和40年代の話だし、それまでの学校は田舎の田舎だったせいか
男子=黒、女子=赤 に何の疑いもなかったからビックリした。
あ、この歳まで、には当てはまらないね。

でもその先入観、いまだ強いかも。
黒のランドセルがそのへんに置いてあったら
持ち主として男の子を探しちゃいそう。
ジェンダーフリーの世の中に逆行してるって怒られるな。

まゆぽ:
世間は1重巻きだったのねー。私がばかでした。
節約になるなら、すぐ変えるわ!

黒いランドセルの女子はいた。
黄色はすごいな、親が阪神ファンかジェフサポか?
(その時代Jリーグはなかったけど言ってみたかった)

今のランドセルってすごいよね。
ベビーピンクとかペパーミントグリーンとかあるらしいじゃん。

てか、50年以上もランドセルって決まってるところがすごくない?
それこそ、少しは疑えよ、と思うわー。
ランドセルメーカーの陰謀?

自分の視界ってさ、やっぱり見たいものしか見てないのかな。
実際の視界も、抽象的な意味での視界も。

「原発は安全」とかなんとなく思っててひっくり返ったし、
「日本政府が経済破綻するなんてあり得ない」とかも
だんだん怪しくなっている気がするし、
疑っといた方がいいことが実はいっぱいあるのが世間なんだよね。

なんて、ちょっと人生経験値高いおばちゃんぽくてかっこいい?

つまみ:
ホント、人は見たいようにしか見ないよね。
個人レベルならまだしも、ここ数年は
社会全体も国も世界規模でも
遮眼帯つけて、その見えてる範囲だけで
大事なことも判断している感じがして怖いよ。

疑うって大事だね。
物事が一気に進捗し出したとき、「それってどうよ?」と疑義を唱える人
うっとうしくて好きじゃねーなとか仕事ではよく思ってたけど
必要悪なのかもしんない

あ、私も人生経験値高いおばちゃんコメントしてみました。

トイレットペーパーの1重節約説も鵜呑みにせず
疑った方がいいかもよ。
私の根拠は「巻き取る回数は習慣で決まってるっぽいから
1重でも2重でもつい同じ回数巻いちゃう気がする」だもん。

あー、説明したら自分の貧乏くささにガックリきた!

まゆぽ:
なるほど。何回もカラカラするの面倒だもんね。
「一重の方がパイプが詰まらない」
「一重の方が紙が厚いのに長さは2倍」という説もあるらしいよ。
やっぱり一重の方が商品としてえらいんだと思う。

このように、疑いのじと目で物事を見て、経験値を上げ、
偉そうにうんちくやら説教やらたれようね、私たち。
どうせ、あれもこれもたれ傾向にある50代なんだしさ。

第103回 残念なのに笑ってしまう

2013-10-17 16:29:41 | Weblog
つまみ:
電車で駆け込み乗車をしようとして間に合わなかった人って
苦笑いしたりするじゃない?
そういうのを見てると
①気持ちと表情って必ずしも同じじゃない
②自分の残念な状況がうっすら可笑しいときってある
ってことがあるなあと思うわけです。
で、とりあえず②に着目してみました。

数多い転職経験を持つ私としては
不採用通知(電話)をもらった経験も連動して多いんだけど
その瞬間ってつい、フッと笑ってしまう。

なんかね、ダメかもと思いつつ、その会社に行く気になって
いろんなことを想像、妄想してた自分が
一瞬だけど心底可笑しいんだよね。
強がっているのかもしれないんだけど
笑っちゃう。
そういうことってない?

まゆぽ:
残念笑いね。やるやる。

自分が可笑しくてっていうのと同時に、
「このくらいのことで落ち込むほどわたくし
小物じゃありませんことよ」という見栄もあるかな。


かなり複雑な感情を表現していると思うんだけど、
実はねこもやります、残念笑い

こっちの棚からあっちの棚へ飛び移ろうとして
目測を誤って、滑り落ちたときなんて
「てへっ」って顔するもん。
その後、何事もなかったような顔で
「とっとっと」って行っちゃうけど。

私はさ、残念なときじゃなくて
「しまった」っていうときに反射的に謝っちゃうんだよね。

駅のホームで「スカートのファスナー開いてますよ」とか
知らない人に耳元で言われたりしたときに
「ありがとう」じゃなくて「ひゃっ、ごめんなさい」が出る。

これは何なんだ?
気持ちと言葉も一致しないってこと?

つまみ:
そっかー。
猫もやるのかー。

しまった、とか、お礼を言うべきところで謝っちゃうって、
あるよ。
感謝が高じて「お手数をおかけして恐れ入ります」
って気持ちになるんじゃないかな。

そんなに高じなくてもいいのにと自分でも思うんだけどさ。

趣味でやるようなテニスって
試合っていうとほとんどダブルスなんだけど
たま~に人が足りなくてシングルスをやることがある。
そんとき、ダブルスのくせがついてるから
ミスすると反射的に謝っちゃうんだよね。
「ゴメン」とか声に出しちゃってから
誰に謝ってるんだよ私、と笑ってしまう。

笑っちゃったり謝っちゃうのって
複雑に絡み合った
自己防衛本能とコミュニケーションツールなのかも。

・・複雑でもないか。

まゆぽ:
とりあえず謝っとくか症候群。

自分でも、あまりに謝るので、
私の謝罪って安いよな〜って思うよ。

「ごめんなさい」が言えない子どもって親に叱られるじゃん。
私もそういう子どもだった記憶があるんだけど、
いつの間にか、謝って丸く収まるならいくらでも謝るべ、
っていう処世術を身につけちゃったんだろうね。

口だけ謝罪。顔だけ笑い…。
もっとないかな。足だけ変態、鼻だけ素直とか。
体って心を裏切るのね。
ややっ、いやよいやよもいいのうちのひひおやぢ理論みたいだ
つまみちゃん、なんとかして!

つまみ:
私も謝罪のハードルは低いよ。
・・なんか、今やってるよね、謝罪の映画、偶然だけど。
謝罪ブーム?

ひひおやじー!
その昭和臭にウケた
気持ちと表情の不一致ネタがそっちに行くとはね。
そっちってどっち?ですが。
若いときから「耳だけ年増」だったので
受けて立ちたいところだけど
尻だけ長い(長っ尻)は嫌われるので
名残惜しさをヘラヘラ笑いで裏切りつつ
撤収!

第102回 ここが落ち着くのだ。

2013-10-02 16:46:59 | Weblog
つまみ:
最近、家庭の事情で都バスに乗ることが多いんだけど
運転手さんの真後ろの高い席が空いてると必ずそこに座る。
見晴らしはいいし、運転手さんの動きを見てると飽きないし
中途半端な高齢者が乗ってきても
「高い位置だから譲られても迷惑ですよね」と
治外法権気分になれる。

ちょっと前までは、あそこは子どもか物好きな大人の席
と思ってたんだけど、すっかり物好きな大人です。

落ち着ける場所とかポジション、ある?


まゆぽ:
私も都バスよく乗るよー。
でも高い席には座らない。
たしかにお子ちゃま席だと思ってるところあるわ。

と言っておいて何だけど、
つまみちゃんはあの席、似合いそうだ。
あるいは、前の座席の背を両手でしっかり握って
前をじっと見ている印象。

バス乗りとしてフレッシュな印象ね(ほめたつもり)。

私はコンビニのレジや、駅の券売機は
はじっこが落ち着く場所。

小金はこそこそっと出したいの。

逆に、銀行のATMは真ん中が落ち着く。
ひっそり殴られたり、ひったくられたりしそうだから
はじは怖いと思ってる。

なんだか、すごく理性的に場所を選んでるよね、私。
と気がついて、ちょっとうっとり。


つまみ:
似合いそうって言われると、逆に恥ずかしいよ。
でもさ、騙されたと思って、一度座ってみー。
2人掛けの微妙な駆け引き要らないし
やみつきになるよ。

券売機とATMポジション、それ、理性的かなあ。
私はATMは、両側に人がいると落ち着かないから
はじ狙いだけどなー。
理性的じゃないってことか、これ。

ま、こんな風に
人によって落ち着く場所が違うから面白いんだけどね。
映画館とかでも、俯瞰的に見たい人と
のけぞらない程度に前がいいって人がいるもんね。

どっちかっていうと
後ろから人に付いていく方が落ち着く人間だけど
ヨガやエアロビクスはインストラクターの近くでやりたい。
せっかく習うんなら、手本を間近に見たいから。
でも、前に場所をとると「意外に積極的だね」とか言われて
そう言われることが落ち着かなかったりして。
落ち着きどころは複雑かもね。


まゆぽ:
そうか、やみつきか。一度座ってみるべ。

絶対絶対インストラクター前は行かない。
目立たないように、注意を引かないようにひたすら
隣りと同じであるようにして
周囲に同化することを目指すタイプね、私。

んなくせに、最後に質問とかして墓穴掘るんだ。
何なんだろう、この自己矛盾。

自分の中で理性と感情がせめぎ合うのかなあ、
落ち着いた場所を求めて。

そういうわけで(どういう?)、
「落ち着いたお墓」は出来過ぎだから
避けたい気持ちがあるんだけど、
つまみちゃんはどう?


つまみ:
私達って、墓とか穴とか、「墓穴」ワールドを出すのが好きだよね。
だからつい、その周辺で締めると落ち着くんだろうけど
予定調和は良くないわ。

いっそ、雑踏が落ち着く、ぐらいの攻めの気持ちで
落ち着いたお墓など求めず
これからの人生も爆走しようぜ!

すっごい思いつきで、考えゼロで書いてるんだけど強引過ぎ?
ま、思いつき、勢いで行動する方が落ち着くことも多いってことで。

う~ん、
やっぱりまとまらなかった!