チチカカ湖でひと泳ぎ

正体不明の女二人ブログ。遠くても、寒くても、空気薄くても泳いでやるぅ!の心意気。

第97回蔵出しチチカカ湖<おばさんでよかった>

2013-07-12 16:26:43 | Weblog
猛暑が続いていますが、お元気ですか?
過去ネタでお茶を濁す「蔵出しチチカカ湖」も続いていますが
決して暑さにヤラれたりラクをしようと思っているわけではあり・・ます。

今回も10年前のやりとり。
必ずしも、今の自分が賛同できる意見ばかりではなく
過去の自分に「異義あり!」とツッコみたいものもありますが
それも含めて、面白いかなと(自分が)。

今ではもう<おばさん>であることになんら抵抗もなく
無防備過ぎる私達ですが、よろしかったら
「ああ、くだらない」とお読みください。



つまみ:
<おばさん>ってなんだろ。
<オバサン>と書くとまたイメージがちょっと違うよね。
その昔<オバタリアン>という、
揶揄以外のなにものでもない言い方がありました。

思うに、おばさんの定義は
①年齢
②外見
③自他の期待感
という評価基準で
「自らと世間が『もう女のメジャーリーグは下りてるでしょ』と判断した
おばあさん未満の女性に使われる代名詞」あたりでしょうか。

ここで問題なのは
①は万人に平等であるものの、その設定値と評価量を
判定基準のどの程度にするかの共通認識が
必ずしも確立されていな いこと
②と③に至っちゃ、ハナから絶対評価基準などなく
本人と世間の評価は往々にしてズレ
それが数々の軋轢を生じさせる要因となる、と。
だから、本人が「おばさんでよかった」と思う必要十分条件は
「ええええ。私は①から③までおばさんですとも」
という受容が前提になければ成立し得ない。

私、人におばさん扱いされるのはしょうがないと思うけど
自分では受容しきれてないかも。
「おばさんになっちゃったな自分」とは思っても
「おばさんでよかった」 とあんまり思ったことないから。
このセリフが浮かぶのは自分のユルさの自己弁護の場合ね。
「若い女性を狙った通り魔」みたいなニュースを聞いて
不謹慎にも反射的に「… よかった」と思うときとか。

…こんなしゃらくさい定義をカマして煙幕を張る
この根性こそ、おばさんのムダな抵抗っすか?

まゆぽ:
そっかー、つまみちゃんたら、
<おばさんな自分>を受容してなかったのかあ。
私はもう無抵抗に全面的に圧倒的に受け入れてるよ。

ま、自分で受け入れることと、人が受け入れることは別物ね。

人から「もうおば さんなんだから…」とか
言われたら怒るな、たぶん。
あら、もしかしてそれが受容してないってことかしら。

年令を重ねておばさんになることはしょうがない。
でも私はかっこいいおばさんを目指すわとか思ってる。

かっこいいおばさんはレジの行列でずるっこはしないけど、
ずるっこするヤツを怒鳴りつけることができる。
かっこいいおばさんは「そんなこともわからないの?」と言われても
恥ずかしがらずに質問できる。
ま、目指してるだけだけどね。

つまみ:
私はかっこいいおばさんより、不気味で得体の知れないおばさんを目指したい
なんとなく。

思うんだけどさ
「ちゃんと若い女性」をやった人の方がおばさんで一息つけるのかも。
ああ、もう張り合ったり自分に投資したり見栄張ったり(←全部、同じ?)
しなくていいんだわ~とステージを降りられるっていうの?

その落差がなくて、私のように若いときも自分周りに金もかけず
恋愛の修羅場もたいしてなくだらだらやってるとダメね。
最初っから一息つきっぱなしだから。

あ、でも、年下達と一緒だと気づかわれてラクではあるな。
電車の席が空いたら先に座らせてもらえたり。

…しっかし、最近、みるみる周囲が年下だ。
そのうち、同級生やまゆぽさんやお兄ちゃんまでも年下になるんじゃないかと心配。

まゆぽ:
うん、たしかにステージから降りた楽さはある。
「おばさんだからさー」と言えるのってお気楽だよね。

合コンしても、仲人役っちゅうか、
外野でやじ飛ばすロッテファン(なぜロッテ?)してればいいもんな。

想像なんだけどさ、おばさんは犯罪がやりやすいんじゃないか
と秘かに思ってる。
おばさんって意外に印象に残んないってことない?

目撃者が多くても「ふつうのおばさんだった」とかいう
ぼーよーとした証言しかできないの。
犯罪、やりどきじゃない、私たち?

つまみ:
ぐふふふ。↑のまゆぽさんったら突っ込みどころ満載!
おばさんはまず合ゴンに呼ばれないし
たとえ身の丈に合った合コンがあったとしても、
その時点でたぶん外野では居られないと思うぞ。
だって下手すりゃ、全員外野だし。

あとさ、一般的なおばさんは確かにぼーよーとしたイメージで
互いの保護色で識別化が困難だけど
まゆぽさん、その保護色系じゃないから、悪いけど。
なんか、むしろ目立つかも。
犯罪やったらすぐバレると思う。

しかも、ロッテファンの応援って、最近、妙に形式化されてるって知ってる?
足並み揃ってるし、みんな同じトレーナー着てるし、若い男の子が多いの。
この前、日ハム対ロッテ 戦を見に行ってビックリした。
往年のままの日ハムファンとはえらい違い。
どうやら、大学生を勧誘してるらしいよ。

…ってなわけで、いちいちあげ足とりを臆面もなくやれちゃう気楽さは
やっぱ、おばさん度高し?
最後ぐらいは麗しいおばさん像で締めてね。

まゆぽ:
くそっ、腰に手を当て高笑いする
つまみの図が目に浮かぶなあ。

たしかに私は最近のロッテファン事情にうといよ。
つまみは日ハム応援しに行ってるもんな。

ここんとこ仕事で頭煮詰まってさ
あっちこっち当り散 らして
ぐりぐりいじめてやりたいぞっとむらむらしてたのね。
そういうときはやっぱり戸梶本だねぇ。

通勤で『燃えよ!刑務所』を読みはじめたら、
心が洗われるようで、すっきりさわやかで
昨日あたりから優しい八方美人のまゆぽさんに戻ったね。
いやあ、危なく犯罪に走るところだったぜ。

さて、2003年のまとめとして、
おばさんでよかったことについて考えてまいりましたが
まだおばさんとして未熟だね、私たちは(そう思いたいっていうかさ)。

というわけで、来年の目標は
「かっこよくて、不気味なおばさんになって、いい目にあおう!」
とさせていただきます。来年もよろしくね。
2003.12.13

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