Co(コバルト) 造血剤ビタミンB12の主成分とされ、鉄で効果のない場合に用いる。
腸内菌の働きにより、ビタミンB12を合成して悪性貧血を治す。
欠乏してくると、B12が欠乏したと同じ症状が… 悪性貧血、肝機能低下、神経痛、
タンパク質、核酸の合成に悪影響がおこります。
多く含まれる食品 レバー
Se(セレニウム) ビタミンEと相互作用をもち、抗酸化作用を発揮します。
(血液の凝固や血圧上昇防止、制ガン作用)
組織が柔軟性を保つのをたすけ また、更年期障害の治療や、老けの予防、治療の助けにも…
欠乏してくると、細胞の脂質に過酸化物を発生させ肝臓や赤血球に障害が起こります。
心筋梗塞、動脈硬化を引き起こしたり、
男性が原因の不妊症や性機能、スタミナの低下減退という症状も現れます。
1日の所要量 特に定められていませんが目安として成人50~100μg(マイクログラム)
多く含まれる食品 トマト、小麦胚芽、鮪、ブロッコリー、玉葱など。
Cr(クロム) インシュリンと協力して糖の代謝をおこない糖尿病を予防。
必要な場所に蛋白質を運んでいくのを助け、成長の手助けをする。高血圧を防ぎ、血圧を下げる。
欠乏してくると、インシュリン・ホルモンの活性化ができなくなり、ブドウ糖耐性不全、
糖尿病を引き起こす。
さらに血中のコレステロールが高くなり、心臓発作、角質異変、アテローム性動脈硬化症を
引き起こす恐れが…
1日の所要量 特に定められていませんが目安として成人90μg
多く含まれる食品 鶏肉、とうもろこし油。甲殻類、ビール、酵母、はまぐり、あさりなど。
Mo(モリブデン)
不足すると、血中の尿酸が増えて通風が起こります。男性の性的不能。
鉄の抑制からくる貧血などの症状がでます。
Ni(ニッケル)は精製食品、肉類の偏食、牛乳の飲みすぎによって起こるといわれてます。
症状として、酸素活性の低下、心筋梗塞、脳卒中時のニッケル代謝異常、
鉄とのバランスの変動など。
V(バナジウム)
不足すると、血清の脂肪代謝異常、鉄の代謝の遅れ、歯のエナメル質の溶解を引き起こします。
以上、ミネラルについて終了しますが、体の恒常性を保つのに絶対に必要なもの。
極微量で大変な役目を果たしています。
偏った摂り過ぎでミネラルバランスを崩すようなことは止めましょう