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蔵馬ウケネタ、日常のことなど思った事を綴る。

月に濡れて揺れる花の話 (飛蔵の話)

2022年12月11日 21時18分14秒 | イベント、同人誌関係
ちょっとぶりです。さくらです。

最近WEB拍手が多くてとても励みになっています。応援ツールとして、とてもうれしいです。

最近は、

以前にも話したのですが  サークル活動再開するので、これから出す本を書いています。

R18 多め  飛影×蔵馬 で、素直すぎてあまったるくて、めちゃくちゃR18ばかりな本です。
だけど R18だけじゃない、ちゃんと二人が好きあっていて思いあっていて、
それを伝えるためのR18です。


蔵馬が魔界に行くのだけど、百足を見失って彷徨ってしまい…
飛影がどこにいるのかもわからず…会いたくて会いたくて泣きだしそうになる話
です。
その中に、

蔵馬が小さな妖狐になってしまって、その蔵馬を抱く飛影の場面も入っています。
このR18場面もきっちり入っています。

ただのいちゃつきではなく、冬の、寒い時期に寂しさを埋める飛影の話です。

で!も!!R18多めです。

タイトル➡ 月に揺れて濡れるゆりかご

こんなかんじで。
🌺月に揺れて濡れるゆりかご

こんなかんじで。
🌺月に揺れて濡れる花びら 

か、どちらかになると思います。

よろしくお願いいたします。
こういう景色が出てくる話です!!!


。oOo。.:*:.。oOo。.:*:.。oOo。oOo。.:*:.。oOo。.:*:.。oOo

新しく作った本🌸鈴蘭の口づけと秘めやかな花の蜜 については、今印刷所の方と連絡をして
調整しています。もし本が来たらまた告知します。

この本は久しぶりに本を作るということになり、私の中で、
飛影と蔵馬でできるロマンチックな展開を全部詰め込みました。

それかから、片思いの蔵馬の可愛さ、一途さ、恋の苦しさを閉じ込めました。

普段書いている飛蔵小説もですが、蔵馬が本音をなかなか言えない展開が好きです。

これは武術会の最中もそうだと思うのですが、
蔵馬は飛影の本音が分からないだろうけど、飛影も、蔵馬のことをまだわかっていない…
だから蔵馬の本当の気持ちがわからない…そんなかんじだと思っています。

蔵馬については、妖狐の噂とか聞いたこともあるし(いい話は全く聞いていない)
今は人間の姿だから、人間に育てられておとなしくなっただけだと思っていてもいいかも。

という、すれ違いのような時期があってもいい…と思っています。

でも、
🌸鈴蘭の口づけと秘めやかな花の蜜

蔵馬が飛影を好きで堪らなくて、気持ちを閉じ込めてどうしていいかわからなくなる
話です。飛影は、蔵馬を守り切れず葛藤をしていく話。R18!!!!!!


苦しい恋を抱えたまま眠る蔵馬…。そういう姿を想像するととても萌えます。
ベッドの中で自分の身体を抱きしめて眠る…飛影のことを考えながら。
そういう話です。

R18なので、けっこうねっとりとした、二人の甘い…飛影が蔵馬を抱く場面もあるよ!!
初めてのふたりを、じっくりと、余韻が残るように描いてみました。
🌸今回、偶然のきっかけで絵を描いてくれているのがSEIさん;@azudra 様です。



o。.:*:.。oOo。.:*:.。oOo。oOo。.:*:.。oOo。.:*:.。oOo

それから、この間フロマージュさまで通販を始めた件です。
※再販した本のお知らせ フロマージュ様
こちらで通販出来ます




ダウンロード販売もありますので、どうぞ読んでやって下さい。

と言うか、本当に、見ていただけたら嬉しいです。
ダウンロード販売の方が読みやすくて楽な方もいると思いますので。
ダウンロードもしてやって下さい。

※アストロゲイション

→ ある避暑地に行く幽助や蔵馬たち。都会とは違う涼やかな景色に癒やされている蔵馬達。
けれど、ある少女に出会い、蔵馬が暗く気持ちを落としていく。
悲しく切ない記憶が蔵馬を苦しめる。
飛影の前でそれを言えない蔵馬の手を取る飛影。
「お前の罪は俺の罪だ」

他、霊界で捕まった頃の蔵馬と飛影のすれちがいの話収録。



※No Way To Say R18※
宮廷での恋の物語。サイトで載せている話と同じですが、本の形で欲しいと
言ってくださる方がいるので再販しました。

宮廷で出会った、笛吹きの蔵馬と、皇族の飛影の恋の話。



ある日出会った二人は恋に落ちる。
けれど飛影の兄の鴉が、二人を引き裂いていく。

甘く幸せなときは長くは続かなかった。

引き裂かれても飛影を想い、飛影は蔵馬を想い続ける。
小さな恋の話です。
R18

※ノスタルチュアリィ
傷ついた蔵馬を魔界の隅にある小屋に抱え逃げ込む飛影。
意識を取り戻さない蔵馬に、飛影は愛を誓う。

傷を負った蔵馬を目の前に、何もできない自分を悔やみ、ただ愛を告げる飛影の話。
R18/
結構激しいR18あります。
ダウンロード販売です。ダウンロード販売なので、いつでもどこでも読めます:
こちらから→※ノスタルチュアリィ






恋を語る季節だと思うのです 🌸クリスマス小説書きました

2022年12月04日 22時29分56秒 | イベント、同人誌関係
ブログ更新続きます。

🌸鈴蘭の口づけと秘めやかな花の蜜
というR18本を出します。
SEIさま;@azudra 様



※これはイメージ絵ですSEIさま;@azudra 様

飛影に片思いをする蔵馬の話です。
密やかに好きだという気持ちを抱え、ひとりで、主人である飛影のことを想う蔵馬。
飛影はある屋敷の主人です。
蔵馬は、その飛影に仕える話です。

飛影への気持ちを自覚しながら口にも出せず、ただ傍にいるしかない蔵馬。
そんな蔵馬を、狙う黒い影があった。
引き裂かれて奪われそうになる蔵馬を見て、黒い影に怒りを抱く飛影。。

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クリスマス小説を書こうと思ったのですが、1月に出す本に、クリスマスっぽい場面を
盛り込んでしまったので、別の話を考えました。今まで切ない系のイベント小説
(バレンタインとかクリスマス小説とか)ばかりだったので、今年は甘い話にしました。

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「最近、お前よく来るな」
白い息を吐いた蔵馬に、幽助が言った。
真冬の冷たい空気の中、急ぎ足の人々を背に、屋台の暖簾を上げた蔵馬だった。
夜の11時…ここ毎日顔を出す蔵馬は、最後の客だった。
幽助がねぎを刻みながら顔を前のめりにする。

きしんだ椅子の真ん中で、蔵馬が水を飲みながら顔を上げた。
「12月だし、忙しくて」
少しやせた蔵馬の顔を見て、幽助が餃子を出した。
「これ、おまけ。ちゃんと食え」
「えっ…」
かじかんだ手を伸ばし、蔵馬が器を手にした。
「熱いから気をつけろよ、お前すぐ舌火傷するだろ」
ほれ、と小さな器をすぐに渡して、幽助が言った。
「…うん」
ふう、とスープに息を吹きかけて、蔵馬が笑った。
元々白い顔が、ますます白く見えた。長い黒髪が、耳元で下に揺れた。
「髪…つくぞ」
そっと、伸ばされた幽助の指が、毛先に触れた。耳の下に揺れる髪先を、幽助の
ごつい手がかきあげる。湯気の下で、蔵馬が目線を上げた。
「…ありがと――」
僅かに火照る蔵馬の顔が、幽助を見つめた。
屋台の中でふたりきり…その暖かい空気の中、蔵馬が幽助を見つめた。
「おいしい……」
ふっと、蔵馬が満面の笑みを浮かべた。跳ねる鼓動に、幽助が汗をぬぐった。
…こんなの――あいつに怒られる
蔵馬のそばでいつも見つめている人を、ふっと浮かべる。黒い衣をはばたかせて…
手加減なしで殴り掛かってきそうな。
手を引っ込め、幽助が空になった水を注いだ。

「おいしかった!!ありがとう」
蔵馬が、屋台を立ったころには12時を回っていた。
鞄を取り立ちあがった蔵馬の、手を幽助が引いた。
「お前…疲れてんじゃねえの」
沈んだ声が、幽助から漏れた。
「少し休めないの…?」
「いま休めるほど、会社、余裕がないんだ……」
母さんに安心させてあげたいから……沈黙の中、蔵馬の言葉が聞こえた気がした。
手を離し、幽助が返した。
「いいけどよ、たまにはちゃんと休めよ、あと」
強く、声に力を込めた。
「あいつのとこいって癒されろ」

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というところから始まる話です。続きを乗せようと思ったのですが………。

R18になったので、スマホサイトに載せました。
(あとでパソコンサイトにも載せます)



クリスマス小説
タイトル→白い吐息はささやきのそばに→こちらから



クリスマス小説らしく、甘ったるく…と思ったのでべたアマです。
飛影が蔵馬を迎えに行こうと思っていると告げる場面を描きたかったので、
それを入れました。冬だから、飛影も寂しくなるし、蔵馬を癒したいと思っている。
という話です。

サイト更新がのろのろになってすみません。

🌸鈴蘭の口づけと秘めやかな花の蜜 を出す作業をしていたので
パソコンサイトとかスマホサイトが遅くなっているのですが
ちまちま
ブログ内小説とか、また書いていくと思います。

よろしくお願いいたします。


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私幽白で ストロベリーキャンドルというサークルをしていたのですが、
復帰することにしました。




季節的にも冬なので、冬に合う話を考えています。それでその話をね。
書き始めたのですが…
今回は結構二人でイチャイチャする話です!!!つまり!!R18ばっかりな話です。
こういう風景が出てくる話です。


冬の話です。

飛影が、小さな妖狐になった蔵馬を抱く場面が出ますので注意。


妖狐蔵馬と言うより、幼くてかわいい妖狐です。ロりではないですよ。
蔵馬が、まだ未成年の幼くて頼りない妖狐に姿を変える場面があります。

サイトでも、飛影が幼い妖狐になった話を書いたのですが
(2話完結です。こちらから→1話:こちら 2話→こちら
幼い妖狐になった蔵馬を抱く飛影というのを何回も想像しています。

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それから、この間フロマージュさまで通販を始めた件です。
※再販した本のお知らせ フロマージュ様
こちらで通販出来ます




ダウンロード販売もありますので、どうぞ読んでやって下さい。

と言うか、本当に、見ていただけたら嬉しいです。
ダウンロード販売の方が読みやすくて楽な方もいると思いますので。
ダウンロードもしてやって下さい。

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→ ある避暑地に行く幽助や蔵馬たち。都会とは違う涼やかな景色に癒やされている蔵馬達。
けれど、ある少女に出会い、蔵馬が暗く気持ちを落としていく。
悲しく切ない記憶が蔵馬を苦しめる。
飛影の前でそれを言えない蔵馬の手を取る飛影。
「お前の罪は俺の罪だ」

他、霊界で捕まった頃の蔵馬と飛影のすれちがいの話収録。



※No Way To Say R18※
宮廷での恋の物語。サイトで載せている話と同じですが、本の形で欲しいと
言ってくださる方がいるので再販しました。

宮廷で出会った、笛吹きの蔵馬と、皇族の飛影の恋の話。



ある日出会った二人は恋に落ちる。
けれど飛影の兄の鴉が、二人を引き裂いていく。

甘く幸せなときは長くは続かなかった。

引き裂かれても飛影を想い、飛影は蔵馬を想い続ける。
小さな恋の話です。
R18

※ノスタルチュアリィ
傷ついた蔵馬を魔界の隅にある小屋に抱え逃げ込む飛影。
意識を取り戻さない蔵馬に、飛影は愛を誓う。

傷を負った蔵馬を目の前に、何もできない自分を悔やみ、ただ愛を告げる飛影の話。
R18/
結構激しいR18あります。
ダウンロード販売です。ダウンロード販売なので、いつでもどこでも読めます:
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冬の話:(今書いている話の詳しい話) 雪の二人は美しい

2022年12月03日 21時40分45秒 | イベント、同人誌関係
昨日ぶりです。最近ちょっと書きたいネタがあるのでブログ更新多めです。
だらだら、告知とか一人語りあるのですがお付き合いください。

・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥
少し前のブログにも書いたのですが、
あと、唐突なのですが、一個告知があります。

私幽白で ストロベリーキャンドルというサークルをしていたのですが、
復帰することにしました。




季節的にも冬なので、冬に合う話を考えています。それでその話をね。
書き始めたのですが…
今回は結構二人でイチャイチャする話です!!!つまり!!R18ばっかりな話です。
こういう風景が出てくる話です。


冬の話です。

飛影が、小さな妖狐になった蔵馬を抱く場面が出ますので注意。


妖狐蔵馬と言うより、幼くてかわいい妖狐です。ロりではないですよ。
蔵馬が、まだ未成年の幼くて頼りない妖狐に姿を変える場面があります。

サイトでも、飛影が幼い妖狐になった話を書いたのですが
(2話完結です。こちらから→1話:こちら 2話→こちら
幼い妖狐になった蔵馬を抱く飛影というのを何回も想像しています。


だから、今回の本はR18ばっかりです。そして飛影が蔵馬に甘くて優しい話です。
よろしくお願いいたします。
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でも、うちは弱小サークルなので、少部数で、
好きなものを好きなように、
蔵馬を乙女にかわいく一途にえがきたい、と思っています。
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蔵馬と飛影とクリスマス、バレンタインって結構ハードル高い日程ですよね。
冬なんか、浮かれた人間が穴に落ちたりして飛影はいらいらしている。
そういうのを、蔵馬にぶつけちゃったりして、ということがあってもいいかなと思います。

蔵馬だって冬は仕事が立て込んで大変で、帰りも遅くなるし接待も多い。
もし飛影が来ていたらと思うと早く帰りたいし、
後輩が仕事できるとは限らないし、人間の中にいるのは、自分のことだけ考えていればよかった
ころと違う。だからストレスもたまる。疲れた帰り、飛影に会いたくなったりして…。
癒しがほしい、みたいな。だから心のバランスをとるのも大変で、飛影に甘えたいのに、
飛影は飛影でストレスためていて言わなくていいことを言ってしまったり厭味ったらしくなる。

ということがね…あってもおかしくない。

クリスマス、近いし、飛影に、出かけられるか訊きたい蔵馬。
でも、苛ついた飛影が、
何も言わずにキスしてきたりして――。
こんなこと突然したいわけじゃない飛影、蔵馬もどうしてか訊きたい。
というすれ違いがありそう。

と思っています。
でも23日になると、やっぱり飛影に会いたい蔵馬…。
っていうね、バレンタインとか、大みそかとか、皆がいちゃついている時期、
蔵馬も心のバランス崩しそうだと思うのでした。

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新刊のお話
※12月に出す本です




鈴蘭の口づけと秘めやかな花の蜜

今回は、なんと!!表紙と挿絵に絵描きさんをお呼びしています;

SEIさま;@azudra 様


飛影に片思いをする蔵馬の話です。
密やかに好きだという気持ちを抱え、ひとりで、主人である飛影のことを想う蔵馬。
飛影はある屋敷の主人です。
蔵馬は、その飛影に仕える話です。

飛影への気持ちを自覚しながら口にも出せず、ただ傍にいるしかない蔵馬。
そんな蔵馬を、狙う黒い影があった。
引き裂かれて奪われそうになる蔵馬を見て、黒い影に怒りを抱く飛影。

R18;濃密なR18場面があります、今回はこのR18場面に力を入れました。
初めての二人の、戸惑いながら求め合う姿をエロく濃密に書きました。
今回は本当に、初めてだからこそのお互いの緊張とか
それでいて飛影は、蔵馬を導くように抱く…そういう話になっています。
とにかく!私はR18でもR20でも(?)飛影は蔵馬をリードするように書きたいのです。

以前に本を買ってくれた方にも言われたんですけど
飛影が偉そうなほうが好きです。
だから
アストロゲイションという本では、そういう飛影の自分勝手な面が出てきたのだと思います。
…ちょっと話がそれました。
今回の本のことについて。

今回は王道!!ロマンチック!!エロい!!蔵馬がめちゃくちゃヒロイン!に徹底して
偏って書いています。
蔵馬は受けだからヒロインなんです!という主張をしたい!
ヒロインだからエッチも恥じらう。でもちゃんと求める。飛影が好きでたまらない。
角川ティーン文庫かよ!っていうくらいの一途な可愛い蔵馬です。

pixiv作品では、飛影が好きすぎてひとりでやっちゃったりする小説を書いていますけど、
今回はそうじゃなくて
しおらしくて一途おしとやかヒロインです!だからこそ、そういう蔵馬が、初めての時に
飛影を求めたりして、好きですって身体で伝えるって言うのが
とても素晴らしいことなのよ、というサインとなる作品です。
サイトの小説を読んでくれているかたは気づいていると思いますけど、私
蔵馬が
こう…抱かれているときに…びくびくするところ大好きなんですよね。

(何の主張))
で飛影がそれを見て「かわいいやつ」って思っているのが好き。
(何の主張)

クリスマスっていうのを知らないのもいいなと… 

2022年12月02日 22時58分53秒 | イベント、同人誌関係
一個前のブログで、桑原君と蔵馬について、ちょっと書いたのですが、

飛影×蔵馬前提の
桑原君と蔵馬というので、
🌸クリスマスの話を、続きで書いてみました。
場面の時期は飛びますが、黄泉のところから帰ってきた辺りの蔵馬と、桑原君です。

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小さな白いものがも落ちてきた。ふ、と蔵馬は手をかざした。
「どうしたん」
桑原が、隣の蔵馬を見つめた。桑原から見たら、蔵馬を見下ろす形になる。
秋の気配も消えて、凍えそうな風が吹いていた。
商店街を、蔵馬はゆっくり歩いていた。

「…雪だね」
ちらちらと降る雪に、蔵馬は桑原を見た。
「ちょっとだけだぜ」
「そうだね」
言って、蔵馬がケーキ屋の前を見た。サンタの帽子をかぶった店員が、呼びかけていた。
はしゃいだ音楽が商店街に流れた中を二人歩いていた。
キラキラしたテープで飾られた店頭を見ながら、蔵馬は桑原を見た。

「クリスマスだね」
ラブソングが商店街に流れていた。
宝石店が、クリスマスセールを強調したポスターを貼っていた。
ふわふわのマフラーと、香水のセットが、「クリスマスプレゼントコーナー」に
ラッピングして
売られていた。ピンクの手袋…キラキラと光るネックレス…商店街に溢れる全てが、
恋人たちのそのイベントを待ちわびていた。

「そうだなー。かわいいだろーこういうの」
ペットショップの入り口に売っている、クリスマスカラーの、猫の服を見て、
桑原が引き寄せられるように手を伸ばした。
「買ってやろ~」

数分後…小さな袋に入ったその猫の服を、桑原が持っていた。
「あいつにあげたらぜってえ可愛いと思う!」
くす、と蔵馬が吹き出した。
「なんだよ」
「…クリスマスって、猫に何か上げるんだね」
は、と桑原が袋を握りなおした。

「お前なら、同級生に一杯もらったりしたんじゃねえの」

不思議そうな顔で、桑原が蔵馬を見た。
「…どうして?」
丸い瞳を転がして、蔵馬が桑原を見上げた。
マフラーを引き上げて、蔵馬は続けた。
「いや、だからお前モテるだろ?だから女の子とか」
きょとんと、蔵馬が道の石を蹴った。
「誰からも貰ったことないよ。クリスマスって…何があげるものなの?」
目を丸くしたのは、桑原のほうだった。


「え…」
商店街の真ん中にあるクリスマスツリーの前で、二人は立ち止まった。

「…クリスマスってほら――何か貰ったり…お前だったら学校でモテモテだろ」
「…友達、いないよ」
小さく、蔵馬が言った。
「すぐにここから帰るつもりだったし…それに」
白い息を、蔵馬は吐いた。
「クリスマス…って、何か貰う日だなんて知らなかった」
二人の息は、同時に白く浮かび上がった。

「ケーキ食べて…食事とか行くだろうが…お前だって…」
「そうなんだ…」
寂しげでもなく、ただ淡々と蔵馬は呟いた。
「もしかして…知らねえの?」
蔵馬が小さく頷いた。
「桑原君、幸せだね」
猫の服の袋を蔵馬が見た。

「そういうこと知らないんだ」
毎年、母は、クリスマスなのに何も上げられなくてごめんねと言った。
そう、蔵馬は言った。

「そっか」

桑原は、それだけ言った。
雪はいつの間にか止んでいた。


「けどよぉ」
ニマ、と蔵馬を見て小さく笑った。

「クリスマスってのは恋人のもんだからぁよ」
蔵馬の左手を、弱く握ったのだ。
「お前にもいいことあるぜ、今年は」

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というね…。
桑原くんとはこのくらいの距離で、蔵馬も、余り自分のことをひとに
話したりはしないけれど、
桑原くんとは話せたらいいなと思います。
蔵馬は自分の家に経済的余裕がなかったと思うので、
こういう感じの会話があってもいいなと思う。

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今書いている🌸冬の飛蔵 小説も、
クリスマス時期の話なので、
ちょっといちゃいちゃした甘ったるい話にするのですが、

飛蔵なので

飛影が強引で格好いい感じですね。
桑原くんは、もっと優しい「人間の先輩」っていう感じでしょうか。

。oOo。.:*:.。oOo。.:*:.。oOo。oOo。.:*:.。oOo。.:*:.。oOo

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飛影の前でそれを言えない蔵馬の手を取る飛影。
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他、霊界で捕まった頃の蔵馬と飛影のすれちがいの話収録。



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宮廷での恋の物語。サイトで載せている話と同じですが、本の形で欲しいと
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宮廷で出会った、笛吹きの蔵馬と、皇族の飛影の恋の話。



ある日出会った二人は恋に落ちる。
けれど飛影の兄の鴉が、二人を引き裂いていく。

甘く幸せなときは長くは続かなかった。

引き裂かれても飛影を想い、飛影は蔵馬を想い続ける。
小さな恋の話です。
R18

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傷ついた蔵馬を魔界の隅にある小屋に抱え逃げ込む飛影。
意識を取り戻さない蔵馬に、飛影は愛を誓う。

傷を負った蔵馬を目の前に、何もできない自分を悔やみ、ただ愛を告げる飛影の話。
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結構激しいR18あります。

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・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥

冬に出す本の話が続きます。ちょっとだけお付き合いください。
 ・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥
🌸鈴蘭の口づけと秘めやかな花の蜜
というR18本を出します。詳しい内容は前回のブログで語ったのですが、
それ以外のこともちょっとだけお付き合いください。

久しぶりに本を出すので、ちょっと気合を入れすぎて、一回書いてから次の日読んで、
やっぱり直すということを繰り返していました。

そのおかげですごくいいものが出来ました!!!!

めちゃくちゃロマンチックで 蔵馬の片思いと、蔵馬を守ろうとする飛影の話が出来ました。



🌸今回、偶然のきっかけで絵を描いてくれているのがSEIさん;@azudra 様です。





🌸鈴蘭の口づけと … 🌸月の下の、二人(桑原君と蔵馬) 🌸通販の話

2022年12月01日 22時41分00秒 | イベント、同人誌関係
少しぶりです。さくらです。最近寒いですが皆さまお気を付けください。
最近は抹茶飴が好きで、
祇園辻利というところの抹茶飴を買っています。甘さが強くないので、とても好きです。
しつこくない甘さが好きです。


味が強くないもののほうが好きなので、小説を書いているときも、お湯だけ飲んでいたりします。

。oOo。.:*:.。oOo。.:*:.。oOo。oOo。.:*:.。oOo。.:*:.。oOo

新しく作った本🌸鈴蘭の口づけと秘めやかな花の蜜 については、今印刷所の方と連絡をして
調整しています。もし本が来たらまた告知します。

この本は久しぶりに本を作るということになり、私の中で、
飛影と蔵馬でできるロマンチックな展開を全部詰め込みました。

それかから、片思いの蔵馬の可愛さ、一途さ、恋の苦しさを閉じ込めました。

普段書いている飛蔵小説もですが、蔵馬が本音をなかなか言えない展開が好きです。

これは武術会の最中もそうだと思うのですが、
蔵馬は飛影の本音が分からないだろうけど、飛影も、蔵馬のことをまだわかっていない…
だから蔵馬の本当の気持ちがわからない…そんなかんじだと思っています。

蔵馬については、妖狐の噂とか聞いたこともあるし(いい話は全く聞いていない)
今は人間の姿だから、人間に育てられておとなしくなっただけだと思っていてもいいかも。

という、すれ違いのような時期があってもいい…と思っています。

でも、
🌸鈴蘭の口づけと秘めやかな花の蜜

蔵馬が飛影を好きで堪らなくて、気持ちを閉じ込めてどうしていいかわからなくなる
話です。飛影は、蔵馬を守り切れず葛藤をしていく話。R18!!!!!!


苦しい恋を抱えたまま眠る蔵馬…。そういう姿を想像するととても萌えます。
ベッドの中で自分の身体を抱きしめて眠る…飛影のことを考えながら。
そういう話です。

R18なので、けっこうねっとりとした、二人の甘い…飛影が蔵馬を抱く場面もあるよ!!
初めてのふたりを、じっくりと、余韻が残るように描いてみました。
🌸今回、偶然のきっかけで絵を描いてくれているのがSEIさん;@azudra 様です。



。oOo。.:*:.。oOo。.:*:.。oOo
それから、ちょっと話が変わるのですけど、私蔵馬と、桑原君の組み合わせが
とても好きなのですよね。

まだ武術会の前に、桑原君が蔵馬に修行をしてもらっているころ、
こんなことありそうだなと言うのを書いてみました。

。oOo。.:*:.。oOo。.:*:.。oOo

街の喧騒は影を潜め、暗がりが道を満たしていた。
駅から数分歩けば住宅街だ。
人が行きかう音も、時折しか聞こえない。街灯の下を、ふたりはゆっくりと歩いた。

少しやせて、荒い息を吐きながらよろよろ歩く桑原に、蔵馬が後ろから声をかけた。
少しこけた頬が、特訓の激しさを物語っていた。

「…大丈夫?」

言われ、桑原は背中に力を入れ、ピンと立ち直した。
「大丈夫だってばよ!!…っ」
腕を伸ばせば痛みが走り、膝をついた。小さな切り傷が、服の中でキリキリと呻いたのだ。
「頑張ったね…」
蔵馬が、そっと小さな瓶を取り出し、桑原に握らせた。
「これ塗って」
屈んだ蔵馬の、丸い瞳が見開かれ、瞬きをした。
「早く効くから。それ、大会にも持って行って。また、どんな怪我をするかわからないから」
きつめな声が、桑原に聞こえた。
蔵馬は、笑ってはいなかった。冷たくなった蔵馬の手が、桑原の手に触れた。
「生き残るためには、怪我をしたときのケアも大事だから」
冷え切った夜の風が、二人を包んだ。

「おめぇ…なんでそんなに淡々としてるんだよ」
不思議そうに、桑原は訊いた。
冷たい蔵馬の手を握り返して、続けたのだ。
「死んでもいいって思ってるんか」
沈みがちな声で、蔵馬のことを見つめた。屈んだまま、蔵馬は首を横に振った。

「…生き残らないといけないから」
感情を抑えたような声に、桑原が蔵馬をじっと見た。
見つめたことはなかったけれど…これほど綺麗な顔が、自分を特訓していたとは信じられない。
一瞬…。蔵馬が妖怪だということを忘れそうに…なっていた。
けれど動けば、人とは違う速さで蔵馬は飛んだのだ。
鞭をふる腕は迷いがなかった。このままじゃだめだよと、蔵馬は何度も言った。

「そりゃあおめえ…死ぬために行くやつなんかいるかよ」
立ちあがり、蔵馬は桑原ではなく、空を見上げた。
月が遠く小さく輝いていた。

「…人には見えないものが、俺は見える」
長い黒髪が、小さく揺れた。
「だから、近くにいる人を、それから守らないといけない」

哀し気に、…綺麗に、蔵馬は桑原に映った。

。oOo。.:*:.。oOo。.:*:.。oOo。oOo。.:*:.。oOo。.:*:.。oOo

というね、恋でも友情でもなく、その間の感情が、桑原君から蔵馬にあればいいなと思います。

武術会が終わって魔界編が終わるころ、桑原くんと蔵馬は、
普通の友達のように、カップルじゃないけどカップルであるかのように、
お茶をしに行ったり、映画とか見にいってもいいかな…。
カップルじゃないけど、普通の友達っていうのに、初めて触れた二人、という感じ。

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それから、一個前のブログで告知した話です。

私幽白で ストロベリーキャンドルというサークルをしていたのですが、
復帰することにしました。

本を作るって、やっぱり楽しいな…と思い、
今、新しく作りたい本を書き始めています。

季節的にも冬なので、冬に合う話を考えていたので、それを発行しようかなと思います。

書き始めてちょっと進んだので、12月中にはできる気がします。

なので、復帰したイベントでそれを持っていきます。


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それから、この間フロマージュさまで通販を始めた件です。
※再販した本のお知らせ フロマージュ様
こちらで通販出来ます




ダウンロード販売もありますので、どうぞ読んでやって下さい。

と言うか、本当に、見ていただけたら嬉しいです。
ダウンロード販売の方が読みやすくて楽な方もいると思いますので。
ダウンロードもしてやって下さい。

※アストロゲイション

→ ある避暑地に行く幽助や蔵馬たち。都会とは違う涼やかな景色に癒やされている蔵馬達。
けれど、ある少女に出会い、蔵馬が暗く気持ちを落としていく。
悲しく切ない記憶が蔵馬を苦しめる。
飛影の前でそれを言えない蔵馬の手を取る飛影。
「お前の罪は俺の罪だ」

他、霊界で捕まった頃の蔵馬と飛影のすれちがいの話収録。



※No Way To Say R18※
宮廷での恋の物語。サイトで載せている話と同じですが、本の形で欲しいと
言ってくださる方がいるので再販しました。

宮廷で出会った、笛吹きの蔵馬と、皇族の飛影の恋の話。



ある日出会った二人は恋に落ちる。
けれど飛影の兄の鴉が、二人を引き裂いていく。

甘く幸せなときは長くは続かなかった。

引き裂かれても飛影を想い、飛影は蔵馬を想い続ける。
小さな恋の話です。
R18

※ノスタルチュアリィ
傷ついた蔵馬を魔界の隅にある小屋に抱え逃げ込む飛影。
意識を取り戻さない蔵馬に、飛影は愛を誓う。

傷を負った蔵馬を目の前に、何もできない自分を悔やみ、ただ愛を告げる飛影の話。
R18/
結構激しいR18あります。
ダウンロード販売です。ダウンロード販売なので、いつでもどこでも読めます:
こちらから→※ノスタルチュアリィ




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