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蔵馬ウケネタ、日常のことなど思った事を綴る。

寒い夜、ロマンの雪

2018年12月26日 22時11分21秒 | 思うこと


少しぶりに更新しました、飛蔵クリスマス小説 その2です。

出かけた先で、「このツリーキキララちゃんみたいだ!星がキラキラ付いているし」
と思ったのですが
キキララちゃん→月と同じ大きさ→月の妖精の話を、飛蔵に出してみよう!と
言うきっかけで作りました。

これでもロマンチックを目指したつもりです。

たまにはこんな、クリスマス2個アップする年があっても良いかなと思います。

飛影の仕事のスケジュールって
誰がどう管理しているのかわからないけど
同人誌では、躯が管理していることになっているのが多いですよね。
でもその上では大統領が管理しているのか?
気になります。

それは置いといて、
眠る蔵馬の頬をそっと撫でる飛影…って好きなんですよね。

Love trinityでも出したシチュエーションなのですが、
あまりに綺麗な唇に、そっと唇を重ねてしまうでもいいのですが…。

寒い雪の日だから、飛影のあたたかい感じが
恋しくなる蔵馬…も良いなと思います。

クリスマス 小説 1→トワイライト モノクローム

クリスマス小説 2→twinkle twinkle

です、飛蔵小説ページ→こちら


読んでくださるとありがたいです。

甘い傷/飛蔵プチ小説

2018年12月19日 23時04分46秒 | 蔵馬受けblog内小説


電車でふと、「飛影の傷をなめる蔵馬って良い構図だよな」と思ったのでちょっと
書いてみました、飛影と蔵馬はお互いに心配し合ってるだろうけど、
蔵馬からの気持ちを書いてみたいなと
思ったのです。

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「蔵馬」
甘く囁くから、吐息が蔵馬を包み込んだ。
その腕が強く、蔵馬を抱きしめたから、蔵馬は力を抜いたのだ。
数ヶ月ぶりの飛影の温もり。
部屋の乾いた空気が、一瞬で暖かくなっていた。冬の夜。
もう数ヶ月会えていなかった飛影の、声だ。
僅かな温もりで、冬の空気も消えるようだ。
うしろから、抱きしめる飛影に、
蔵馬は振り向いた。
と、その目が細められた。
「っ、飛影!」
ガッと、肩を掴まれた飛影が呻く番だった、唐突に、蔵馬は飛影を押さえつけた。
「ちょっと!」
叫ぶように、蔵馬は飛影の黒衣を捲った。
「見せて!」
一気に黒衣を剥がしていく。
「チッ」
言ったのは飛影の方だった。
気づかれたくなかった。そんなこと無理だとわかっていても。明らかに、血のにおいが
している。鉄に似たにおい。蔵馬は、それを見てまた目を細めた。
「どうして言わなかったの!」
それには、答えられなかった。そんな表情するから。そして蔵馬がこうなると逃げられはしない。
声は強いのに、触れた指は弱々しく震えた。
「これ…直ぐ消したら残らない毒だよ」
小さく笑って、蔵馬は言った。飛影が肩にかけていた手を外しその腕を握った。
「大丈夫…俺が、消してあげる」
生ぬるいものが、赤い傷に触れた。ジクジクと、蔵馬の唇が傷をなぞるように舐め上げた。
「んっ」
顔を伏せて、ゆるくゆるく、蔵馬は舌を這わせた。
ジュルと、何度も音がした。
散らばる赤い傷に指で触れて、蔵馬は
しゃがみ込んだ。
熱を含んだ蔵馬の唇が、吸い付いていく。
「ふっ…」
何も言えず、飛影はそれを見ていた。
動くたび流れる黒髪が切なく見えた。ちゅるちゅると、蔵馬は吸い上げて赤の塊を導いた。
薄い唇に、小さな血の塊が、転がっていた。キリッと、蔵馬は飛影を見上げた。怒っているような
悲しんでいるような…感情が読み取れない。快い感覚ではないことは、さすがに飛影でもわかった。
でも、悪いことをしているわけではない。魔界に生きるのだから怪我くらい当たり前だ、そう言い
そうになって、何故か言えなかった。
「んっ」
手のひらにそれを落とすと、蔵馬は血の塊に強く吸い付いていく。
「もう…大丈夫だよ」
飛影を見上げる蔵馬の瞳は、甘く揺れていた。
「また、傷ができたら」
決意を含んで、蔵馬は飛影の腕に顔を寄せた。
「俺が受け止めるよ」
「ばか…」
飛影は、ばか、としか言えなかった。手に負えないと、飛影は思った。こいつの言葉を拒む強さを自分は
持ち合わせていない。手に負えない。
「そうしたら…また来る」
言うと、蔵馬は飛影の腕にからだを預けた。
「もう…血だらけにならないでよ」
分かったという代わりに、唇を塞いだ。

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飛影は飛影で、蔵馬になら
流されてしまっても良いかなと思っている
そんな気がするので、蔵馬が飛影の傷をなめるのって、
なんだか艶めいていてドキドキします。









震えた

トワイライト モノクローム ★飛蔵小説更新★

2018年12月17日 23時30分02秒 | 更新案内

凄く久しぶりの話なのですが…。



サイト更新しました。


飛蔵小説 トワイライト モノクロームです。

直接リンク→こちらから


暗黒武術会がもしも冬の時期に、寒い中行われていたらと言うねつ造要素が強いので
嫌な方はそのままスルーしてください。

久しぶりに更新をしたので、自分でも新鮮です。
これでもクリスマス小説です。

いかにもクリスマスな話を考えるのが苦手なので、ふと浮かんだ「もし武術会が冬だったら…」
と言う発想のまま書いてしまいました、嫌な方は本当にスルーでお願い致します。

もし武術会が本当に、冬だったら相当きつい闘いだったと思うのですが、
見ている方もきついですよね。
楽なのは雪菜ちゃんだけ……?


Love trinityを書いてから
暫く抜け殻みたいで何も浮かばなかったんですが、
やっぱり突然浮かんだ話を衝動的に書くと
言うのは良いことだなと思いました。

色々なことを練って考えて作るのは、そこに縛られて大変になってしまいそう。
プロットのメモは大事なので、それだけのノートを作っているんですけどね。
これがあれば安心!みたいなメモ。

私蔵馬と冬という組み合わせ好きなんですよね。
なので、白い息、突然現れて蔵馬を暖める飛影…と言うネタばかり
日記で書いている気がするんですが、
やっぱり好きなんですよね…。

吐いた息が白くなり、それで歩く速さもゆっくりになっていく蔵馬。
そんな蔵馬のことを遠くから見て、
唐突に缶のミルクティーを差し出す飛影とか。

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Love trinityだと、飛影のへやを暖めるのは蔵馬で、
飛影の寝台を暖めておくのも蔵馬の役目…とかね。

番外編で


結ばれた二人→蔵馬はある日、飛影に抱かれて朝寝坊をしてしまう
→まだここにいていい→それは、蔵馬のプライドが許さないけど悔しい
→「お前の体温で寝台を暖めておけ」命令だと言って蔵馬に服を着せて
自分は出かける…
とかね、そう言う話をちょっと考えてみました。


飽くまでもtrinityの番外編ですけどね、番外編考えるの好きなので…。


※WEb拍手最近多くてとても嬉しいです!!
本当にありがとうございます!!
既刊案内ページもありますので、興味がありましたら。是非。






より、好きなのは…

2018年12月16日 13時10分57秒 | 蔵馬受けblog内小説


最近某アニメを見ていて、
その台詞が気になったので、
台詞だけ使って小さな話を考えてみました。
  


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どっちが、より好きかと言う話になった飛蔵。

夕方の風が、潮を含んで通った。
蔵馬は、小さく訊いた。
「本当にあなた、俺のこと好き?」
飛影の瞳が、歪んだ。
「はあ?なに言ってるんだ」
重なりかけた指を外す飛影。弱々しく、また重ねる蔵馬。
遠く、海鳥が鳴いた。
「なんだか、俺のほうが好きばかり言ってるみたい」
拗ねるように言ったのは蔵馬だった。
飛影は思わず、笑いそうになった。
「…言っておくが」
飛影が隠すため息。
「お前が思ってるより、お前が好きだぞ」
コツンと蔵馬の額を小突いた。そのまま、ギュッと手を重ねた。
海鳥が二羽鳴いた。
薄桃色に染まった蔵馬の頬を甘く見る
飛影。風が二人の間を通り過ぎた一瞬だけ。


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と言う、本当にプチ小説です。
この台詞を聞いたとき、飛蔵だ!と思い考えてみました。
最初、学生ものパラレルで考えたんですが、
普通の二人で書いた方が良いな…と思ったので。

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突然ですが、何もなければ5月も出られると思うので

続 蒼月哀夜を書いています。

その続のほうですが、
収録している
宵待草 /蒼月哀夜 両方とも続きを載せます。

と言ったのはちょっと前の話で、予告段階だったのですが、
案外早く書けそうなので、今、そこそこ
進めることが出来ました。
このままの勢いで両方続きを書けたらと思っています。

続編は結構激し目R18になりそうなので、これからもう少し肉付けします。
その場面ばかりだと情緒がないので…。
でも今までよりしっかり描写というか、激し目にしています。

今までよりもしっかり書いているのですが
たまにはこんな感じの本も良いかな~と思っています。

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絆とは、と言うのを考える

2018年12月13日 23時02分33秒 | 思うこと


なんとなく、昨日の続きを書いてみました。

*:..。o○☆ *:..。o○☆ *:..。o○☆ *:..*:..。o○☆ *:..。o○☆ *:..。o○☆ *:..


そっと、飛影は蔵馬のマフラーの上から手を添えた。
「蔵馬」
名を呼ばれただけで、どくんと、蔵馬の鼓動が跳ねた。唐突な飛影の
現れ方に、さっきから胸が疼いてしまっている。
「冷たい」
蔵馬の両手を包むように掴んで、飛影が言った。
「それは…寒いし…」
とっさに、それしか出てこなかった。
飛影も身体が冷たいのは伝わってくるけど、感じる息が熱かった。
「俺も、寒い」
だからと、飛影が続けた。
「お前に会いたくなった」
ふわりと、蔵馬の黒髪が揺れた。強い風が吹いた。その風と同じように、蔵馬の胸の奥も
強く疼いた。会いたくなった、蔵馬の胸を射貫くには十分だった。
「甘えだけが、俺を温める」
そっと、動いたのは蔵馬だった。
飛影を見て、そして蔵馬は飛影に向き合っていた。飛影の氷のような首筋に回されたのは
蔵馬の腕だった。
「暖め合いたい…」
甘えるような蔵馬の声だった。その瞳に、逆らえる者はきっといない。
グッと、飛影は手を回した。
「同じ気持ちだ」
すり寄せてくる黒髪を、撫でた。
自分をこんなに求める相手は一人しか居ない。そして求めるものも、ひとつしかない。
好きは、いつでも溢れそうだ。風の温度が変わる度、蔵馬を思いだしている。
「俺だって、お前のこと考えているんだぞ」
「えっ」
腕の中の頬が、薄紅に染まっていた。気が強いくせに、案外素直だ。
「うん……」
ぎゅっと、蔵馬の右手が飛影の黒衣を握っていた。
「俺を捕まえていろ」
この想い全てが絆だと、今なら言える。


月を通り過ぎて、黒い影が飛んだ。
濃紺の空の下、月を越えて飛影は飛んだ。その腕に、白いその人を抱えて。
ただ何も言わず、蔵馬は飛影の背に捕まっていた。



「わっ」
地上で奇妙な声を出したのは、幽助だった。
見上げれば、満月の灰色の前に、黒い影。普通の人間なら早すぎて見えない影も自分なら
わかる。誰の影か、わかってしまう。思わず、笑いが漏れた。
「あっつ!」
当時に感じた指先の熱…ラーメンのつゆが、飛び跳ねていた。
「くっそ~」
あいつのせいで火傷だ。
あいつが月の前を飛んでいったりするからびっくりしちゃったじゃないか。
そう思って指を舐めてみる。
くすぐったさが幽助を満たした。

*:..。o○☆ *:..。o○☆ *:..。o○☆ *:..*:..。o○☆ *:..。o○☆ *:..。o○☆ *:..


と言う、たまには甘い話も良いなと思ったので
それを作ってみました。

今日、ひらがなけやきの番組を見ていて
そのなかの歌で
「絆とはそこにいること」と言うのが
あったので、それを見た瞬間


飛蔵だ~~!!とおもい、それを元に続きを考えたくなったのでした。

歌詞の全ては、そう言う愛に関する歌詞ではないのですが。

いつもせつなさ優先で話を考えているので(Blue energyとか)甘い話は中々話が進まず
書いては消し 書いては消しだったのですが…結構楽しかったです。

新しい扉を開きたいなと思っているので、
こういう感じのものも書けるようになりたいなと思っています。

もっと慣れてきたら
もうすこし甘さ全開でも行きたいな。


絆と言う言葉、飛蔵にぴったりだなと思ったのでした。


初めてこの言葉で飛蔵書いたのは アストロゲイション+LINKAGE のLINKAGEのほうですが、
ふたりのなかには態度には出さなくても確実なものがある、そう言うのが
絆なんだろうなと考えると…!!飛蔵!!としか思えないです。
LINKAGEは飛影よりの絆ですが、これはもっと時間が経って蔵馬が、「飛影は自分を想っている」
と言う感覚に自信を持ってからかな。LINKAGEはちょっと遠回しな絆ですが。
でも「お風呂で蔵馬を抱く話」とおもったとき、
それだけじゃいや→意味がないとこういうことは飛影はしなさそう→じゃあどうしてそこまでする必要があるか
と言う流れで出来ました。
もとは 水樹奈々さんの LINKAGEです。
聴いた瞬間「飛蔵!この歌詞は飛蔵でしかありえない!」と思ったので、そこから上の発想と重ねて
つくりました。メロディも格好良いし歌い方も切なげで強くて凄く好きな曲…。