リエージュ・・・欧州一危険な街

2005-12-08 22:31:46 | ベルギーのニュース
欧州委員会は今日、EU25加盟国に加盟候補国ルーマニアとブルガリアを加えた27ヶ国の258都市を対象に、人口、経済、社会、交通、環境、情報社会、娯楽などのカテゴリー別にデータをまとめたUrban Auditを発表しました。ベルギーで対象になっているのは、ブリュッセル、アントワープ、ゲント、なぜかナミュールではなくてブルージュ、リエージュ、シャルルロワの6都市。

で、なんと、見事リエージュが1位に輝いたのは「人口1000人あたりの認知犯罪件数」(-_-;)。256.13件(2001年)でした。2位はユトレヒト、3位はストックホルム。10位まではベルギーが1都市、オランダが2都市、ドイツが4都市、スウェーデンが3都市で、ちょっと意外な感じがします。パリは146件、ロンドンは61件だけだったし(人口も多いからかな)、特にスウェーデンなんて、治安が悪いイメージはあまりないのだけど。ちなみに他のベルギーの都市は、ブリュッセルが11位、シャルルロワが19位、アントワープが48位、ゲントが71位、ブルージュが120位でした。こんなことで張り合ってもしょうがないけど、シャルルロワより上だなんて。確かに犯罪は多いのかもしれないけど、警察がしっかり働いて小さな犯罪も記録しているおかげだと思いたい(とみんな思っている(^_^;))。

犯罪率1位ではあまりにも不名誉なので、何かいいことはないのかな~と思ってざっとデータを見てみたのですが、高スコアなのは失業率とかそんなのばっかり。(^_^;) あまりにもたくさんのデータがあるので全部に目を通す気にもならなかったのですが、ネガティブじゃないカテゴリーで上位に入っていたのは、医者の数(11位)と歯医者の数(19位)。あとは文化面で、観劇の回数(1位)、映画鑑賞の回数(3位)、映画館の数(4位)も上位に入っていました。確かにリエージュの人って、お芝居や映画を見に行ったり、出歩くのが好き。騒ぐ・・・というか、活気がある状態を好む人が多いけど、犯罪で活気を出されてもね。(^_^;)