植付休祭

　氏神様で、農家の人たちが春の田植えを終え、その労をねぎらい、
秋の豊作を祈念する行事が「植付休祭」です。

　当家も農業を営んでおりますので、当事者として、
また、神主（祭員）として宮司様のお手伝いをさせていただきました。

　一つ、ちょっと驚いたことを。

お祭り（式）が始まり、湯立て神楽を巫女さんがされ、厳粛な中、玉串拝礼がありました。
そこで、私、宮司様よりこの間、龍笛を吹けとのお達し。
もう、数年龍笛には息を入れていなかったのですが、
なな・・なんと、
不思議なことに、
一生懸命練習していたとき以上に
いい音色で鳴ってくれるじゃありませんか！！

これには自分でも「？？？？？」
あんなに苦労しても綺麗な音色が出なかったのに…
芯が響いて、師匠が吹いていた音色に近い音が出たのです。

う～ん！！！これはきっと氏神様が「きちんと練習しなさい」と
尻を叩かれたのかも知れません。

不思議なこともあるものです。

私独りが感じているなら、自己満足ですが、氏子総代さんが
「エイスケ！お前、上手に鳴らすな～！笛がいいのか？？」
と、からかいながら褒めて下さいました。

「よく鳴っている」と感じてたのは私だけでなく、
他人様も感じて下さっていた…

う～ん…
不思議な体験でした。