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なんとなく平穏

ありふれた日常の独り言をつづります

チェコ・3日目 その②-チェスケー・ブディェヨヴィツェ-

2005-11-03 21:31:27 | 中欧旅行記2005
3日目の夜は、翌日の移動のアクセスを考えて、チェスキー・クルムロフからバスで1時間程度のチェスケー・ブディェヨヴィツェという街に宿泊。

チェスキー・クルムロフを出る頃から激しい雨が降り出し、バスを待つ間、私も相棒Iもぬれねずみに。ちゅー。

チェスケー・ブディェヨヴィツェ(読みづらい上に打ちづらい)に着いた時もまだ雨。
ちょっと小降りになるまで、バス停で雨宿りしつつ休憩。

雨が降るとより寒い。

待ってる間に少し雨が弱くなってきたので、ホテルへむけて歩く。
今回の旅行は移動が多いので、ホテルは全て事前にネットで予約しておいた。
今日のホテルは、地球の歩き方にも載っていたHotel Bohemia
1泊1室1790CZK(=8200円)。プチ貧乏旅行なもんで。
でも部屋は豪華ではないがまあまあ広くて清潔。テレビもあるし。文句なし。


チェスケー・ブディェヨヴィツェはバドワイザーの名前の由来になった街で、町外れにビールの醸造所もあって見学も出来るのだけれど、我々が街に着いたのはもう夕方だったし時間もなかったのでそこには行けなかった。残念。

この街は、ぶっちゃけ、ビール工場以外にはこれといった見所はないっぽい。
すごく小さい街で、特に観光名所も有名な建築物もない。
まあ、私たちは移動のための宿泊目的だったので別に構わない。
この街からはプラハやウイーン行きの直行の電車とかバスとかも出てるし、交通の便がいいのだ。

でもせっかくなので、部屋に荷物を置いて、小雨の降る街を少し散歩。
しかし、雨だし寒いしで、テンション上がらない上がらない。
口数も減り気味。
と、そこで、「これじゃいかん!」と気合を入れなおし、から元気を見せる相棒。

ひとけのない街の中央広場で拳を突き上げるポーズではしゃいだ振りして写真を撮られる女。
彼女のこの前向きな明るさにどれほど引っ張られたことか。素敵です。

雨だし、移動で疲れていたのでそれ以上探索する気にもならず、そうそうに夕食へ。
夕食は、ホテルの別館のレストランに行ってみた。ここは当たり!
店も小奇麗で雰囲気もよく、店員さんもよく気がつくし感じがよく、料理もビールも文句なく美味しかった。

私の注文した料理はこちら。

料理の名前はなんだか忘れた。というか、適当に頼んだ。
なんか鶏肉のハーブかなんかが入ったクリームソースがけと、付け合せの山盛りのフライドポテトだったと思う。
このソースが美味かったんだよなー。
チェコには珍しくクネドリーキがプレートに乗ってないのも良かった。(いや、キライじゃないんだけど、2日間食べ続けてさすがに飽きたのよ)

ちなみに相方の注文した料理はこんな感じ。

肉の種類とソースが違う。
こっちも交換して食べさせてもらったけど美味しかった。

満腹で部屋に帰って寝る。

チェコ・3日目 その① -チェスキー・クルムロフ城-

2005-11-02 19:48:34 | 中欧旅行記2005
3日目(7月22日)は移動。
朝、プラハのフローレンツ・バスターミナルから8:00発のおんぼろバスに乗り(日本ならとっくに廃車になってるだろう、というレベルのおんぼろ)、チェスキー・クルムロフという街へ。11:30頃到着。
この日も天気はいまいち。

チェスキー・クルムロフは1992年に世界遺産に登録された街。
ヴルダヴァ川(=モルダウ川)が大きくS字に蛇行する地形にあって、川に抱かれたみたいな格好。
こぢんまりした街で、半日~1日あれば十分見て回れる。
でも観光客はたくさんいる。さすが世界遺産。
上の写真は、バスターミナルの近くから見たチェスキー・クルムロフ城。
バスターミナルは丘の上にあって、そこから徒歩で坂を下って川のほとりの市街へ出る。


お城を別の角度から。
13世紀に建築されたらしい。

お城や塔の壁を近くで見るとこんな感じ。

壁は、ブロックとかレンガとかを組み立てたみたいに見えるけど、これ、全部絵です。
ブロックの模様が書いてあるの。
お金なかったのかしら。まあ、これはこれでかわいらしいけど。
色もパステル調だし。

お城の中は、ツアーでしか入れない。英語のガイドツアーに参加して見学した。
私たちが参加した回のガイドは若いナイーブそうな兄ちゃんで、早口でせかせかしててなんだかいまいちゆっくり見られなかった。
お城の中は、西ヨーロッパの国のお城に比べると質素なのは否めないけど、それでもなかなか素敵な感じだった。写真は撮れませんでした。

お城の上から見たチェスキー・クルムロフの街はこんな感じ。

川にはボートが並んでて、ボート遊びとかもできるらしい。
天気が悪くて寒かったからやらなかったけど、晴れてて暖かかったら楽しいかも。


別の角度から。川べりにはかわいらしいレストランとかカフェが並んでるの。
晴れてたら、こんなとこでのんびりお茶したら素敵っぽい。

ところで、この城、お堀でなぜか熊を飼ってる。

ちなみに、お城の中のロビーとか大広間とかいろんなところで、尾頭付きの熊の毛皮がびろーんと床に横たわっていた。
この彼の末期もきっと・・・

プラハ・2日目 その⑦ -旧市街-

2005-11-01 22:55:50 | 中欧旅行記2005
この日散歩して回った旧市街の写真も。

メインの広場には、旧市庁舎が。
天文時計が有名。
トップの写真が旧市庁舎。なんか知らないおじさんが写り込んでるけど。
こっちから見て、左の側面に天文時計がある。


これが天文時計。文字盤とか、すっごい細かいの。
天文時計は縦にふたつの円が並んでいて、それぞれが作られた当時の宇宙観(天動説)に基づいた天体の動きとその時間を表している、らしい。

9:00-21:00の毎正時になると仕掛け時計が動き出すので、
その時間前になると時計の前はすごい人だかり。


上が地球を中心に回る太陽と月、その他の天体の動きを表し、
年月日と時間を示しながら1年かけて一周するらしい。
これをプラネタリウムと呼ぶらしい。ほー。
一年で一周!1日見ただけじゃ動いてるのわからんがな。

これが上の時計拡大。

下が12星座(黄道12宮、というらしいよ)と農村の四季の作業を描いた暦で、
1日にひと目盛り動くんだって。
こっちをカレンダリウムというらしい。

これが下の時計拡大。わかりにくいかもしれないけど、外側の白い円の部分に放射状に書かれてる線みたいに見えるの、全部文字なんだよ。
ホントにすんごい細かいの。
米粒に絵描いちゃうレベルだね。(←ウソ。そこまで小さくない)

15世紀ぐらいに作られたらしいんだけど、
この時代にもうこれだけ精巧なものが作られてたってことに驚き。

ちなみに、からくり自体は大したことなかった(失礼)。
これならそごうのからくり時計の方がゴージャスだ。って比べるなよって話だ。
からくりショータイムには、一番上の小窓から、死神が鳴らす鐘の音と共に(なぜ死神?)キリストの12使徒が現れては引っ込んでいく。

これがプラネタリウムの脇の人形と、使徒が出てくる小窓。

プラネタリウムの脇の人形は、虚栄心、貪欲、死神、異教徒の侵略、という4つの恐れを表す像らしく、みんな怖い。
なんでこんなコワイのモチーフにしたんだろ。
カレンダリウムの脇の人形は、歴史記録者、天使、天文学者、哲学者。
天使と学者が並列になってるところが奇抜。
と、思ったら、この時計はプラハの天文学者で大学教授だったハヌシュという人が作った、という説があるらしい。
ふむ。

ハヌシュに関しては伝説が残っていて、完成したこの時計のメカニズムがあまりにもすばらしかったため、プラハの議員たちから妬まれ、
さらには他の都市から同じような時計を作って欲しいというひきあいもくるようになり、
それを防ぐためにある晩何者かに襲われて両目をつぶされちゃったんだって。
ひえー。ひどい話だ。
それでもしばらくの間はこの時計の管理を続けていたんだけど、やがて病気で死んじゃったんだって。
かわいそうな人。こんなの作れるくらいだから、相当頭良かったんだろうに。

プラハ・2日目 その⑥ ーマリオネット劇場ー

2005-10-31 15:29:13 | 中欧旅行記2005
プラハ2日目の夜は人形劇を見に行く。
チェコと言えばマリオネットでしょう。ということで、見たかったのだ。
チェコではマリオネットを使った人形劇がとても盛んで、いくつもの劇場でほぼ毎日人形劇が上演されている。
1人2500円くらいだったかな。忘れたけど。
20時上演開始で、1時間半くらい。だったと思う(だいぶ前のことなのでうろ覚え)。

我々が見たのは、王の道マリオネット劇場という劇場で上演された「ドン・ジョヴァンニ」。
階段席のこぢんまりした劇場だけど、ほぼ満席だった。たぶんほとんどが観光客だったかな。
演者は5,6人のお兄さん、お姉さんたち。もちろんステージ上にはマリオネットしか見えないんだけど。
言葉は全部チェコ語なので全然わからなかったけど、オーバーアクションだし動きがわかりやすく、言葉がわからなくても楽しめた。
なんか笑いもちりばめられてたりして。(心臓マッサージしてたり。ってこれじゃ全然わからんな)
マリオネットも自在に動いていて、細かい手先の動きとか、顔の角度とか、すごい計算されているようで感心した。
みんなとても上手だった。さすが国民的娯楽。

私はドン・ジョヴァンニの話はほとんど知らなかったんだけど(=ドン・ファンでしょ?なんか女ったらしのハナシでしょ?という程度)、
言葉がわからなくてもなんとなくは理解できた。細かいところはわからなかったけど。
(ドン・ジョヴァンニのあらすじはこちら

しかし、正直言うと、時差ぼけの影響もあり、夜は眠くてですね・・・
途中で意識を消失しており・・・
気がついたら墓場の場面だったりして・・・
だから途中がよくわかんないのかも。

上映中にはさすがに写真は撮れなかったのでチケットの写真です。
雰囲気つたわらなくて残念だわー。

プラハ・2日目 その⑤ -ユダヤ人街-

2005-10-30 23:10:16 | 中欧旅行記2005
さあ、やる気が冷めないうちに、とりあえず一言でも書いておこう。
止まっていた2日目の続き。えーと、7月21日の話です。
って、まだ2日目だったのかよ・・・。道のりは長い。
だらだら書いてるからいけないんだ。
これからはシンプルにしよう。
以上、独白。

遅い昼食の後は散歩。旧市街を通って、ユダヤ人地区へ。
隔離されたユダヤ人たちが密集して住んでた所らしい。
地球の歩き方を見て知ったけど、ユダヤ人の迫害って、14世紀から始まってたらしい。
そして迫害の歴史は第二次大戦まで続いた、とのこと。
知らなかったー。ヒットラーが個人的に忌み嫌ってたのかと思ったよ。
こんなことも知らなくってごめんなさい。という感じだが。
人種まるごと差別されるって、どういうことなんだろうね。
ユダヤ人って頭いいって聞くのにね。それが気に入らなかったのかしら。
悲しい歴史を耐え抜いて生きてきたのね。

上の写真はシナゴーグ(ユダヤ教徒の祈りの家、教会)。
ぎざぎざ屋根が特徴らしい。

建物の表には、ダビデの星とヘブライ文字(当然読めません)。


チェコ料理

2005-08-15 19:21:26 | 中欧旅行記2005
そしてようやく昼食。
多分、時刻は14時すぎか。腹ペコです。

U Rudolfinaというチェコ料理屋さんへ。
とりあえずビール。トリビ。チェコビールにはずれなし。
メニューはチェコ語のみだけど、お店のお兄ちゃんは英語ができて、
「ガイドブック持ってる?料理の写真とかあれば、何があるか教えてあげるよ」
と親切にしてくれた。感じが良い兄ちゃんだ。

で、とりあえず「典型的なチェコ料理」といえばこれ、と書いてあるローストポーク、クネドリーキ、ザウアークラウトの甘煮(Vepro, Knedlo, Zelo)(上の写真)と、ローストビーフのクリームソース(下の写真)を頼んでみた。



クリームソースの方は、ラズベリージャムと生クリームがのっかってる。
西洋の料理って、よくそういうことするよね。お肉にジャムとか生クリームとか。
北欧在住のKよは「結構好き」と言って抵抗なく食べていたけど、私は「なくてもいいのに?」と思っちゃう。
別に普通においしく食べられるけどね。
確かに乗ってないと見た目が寂しいとも思うけどね。
でもなくてもいいんじゃね?という疑問はぬぐえない。

チェコ料理は肉料理が中心で、ワンプレートに肉と、ザワークラウトと、クネドリーキという蒸しパンのもっちりしたやつみたいなのが乗っているのが典型的みたい。
味は日本人にも馴染みやすいと思う。美味しい。お肉も柔らかいし。
しっかし、いかんせん量が多い・・・!全部食べるのは至難の業。
特にクネドリーキは、美味しいんだけど、小麦粉のかたまりみたいなもんだから、すんごいおなかにたまるのよ。
半分食べたらおなかいっぱいで、でもあんまり残すのも失礼だから頑張ってムリして3/4くらい食べてごめんなさい。みたいな。

ビールと美味しいチェコ料理で満腹、満足。時間はずしてたから割と空いてたし。いいお店でした。

ちなみに、ビール(500mlくらい入るジョッキ、これがノーマルサイズ)1杯ずつと料理で、1人1000円前後。安いです。ビールは300円くらい。安っ!偉い!最高!

プラハ・2日目 -その④ カレル橋-

2005-08-11 19:15:54 | 中欧旅行記2005
プラハ城を出て、王の道を歩いてカレル橋へ向かう。
王の道は、旧市街の火薬塔からカレル橋を通って対岸のプラハ城まで続く2.5kmの道で、15世紀から約4世紀に渡って、歴代の王が戴冠パレードを行ってきたという歴史的な道らしい。

カレル橋は、ヴルタヴァ川にかかるプラハ最古の石橋で、観光客で溢れている。
両側の欄干にはほぼ等間隔に30体の聖人像が並んで立派。
こんなの。わりとゴージャス。


フランシスコ・ザビエルの像もありました。

カレル橋の上では、ストリートパフォーマーや路上演奏家、みやげ物売りなどが並んでいて、賑やか。

マリオネットおじさん。(チェコではマリオネットが盛ん。国民的娯楽らしい)



こちらは、路上演奏おじさん軍団。
真ん中のおじさんの打楽器がおもしろい。洗濯板みたいなのを、金属のキャップをはめた指で叩いたりはじいたりするの。


しかし、右の歌担当のおじさんのホルンの先だけ切り取ったみたいな拡声器風のものは意味があるのかどうなのか。
「手持ち無沙汰だからとりあえずなんか持っとけ」って感じ?


空いた片手はポケットにつっこむというスタイルで歌うおじさん。
やる気あんのかないのか。


相棒のKよは、トイレに飾るという小さな絵を購入してました。



橋を渡ると、目の前に火薬塔。


王の道、制覇。

あ、そうそう、写真に写ってる人々を見ればわかると思うのだけど、中欧は7月末でも天気が悪いとフツウに寒いです。17℃くらい。
晴れてると暑いんだけど、曇ってたり雨降ってたりすると、セーターとか必要なくらい。
地元民は普通に薄手のコートとかフリースとか着てました。

プラハ・2日目 -その③ 聖ヴィート大聖堂-

2005-08-09 20:25:37 | 中欧旅行記2005
聖ヴィート大聖堂はステンドグラスがとても美しい。
中には、ムハ(ミュシャ)の作品もある。
上の写真がミュシャのステンドグラス。
他の作品とは一味違う、曲線が美しい丸みを帯びた温かみのある作品。
とてもキレイです。


他のもキレイ。細工が細かく繊細。



ステンドグラスってなんか好きです。

プラハ・2日目 -その② 聖ヴィート大聖堂の塔-

2005-08-08 22:15:25 | 中欧旅行記2005
交代式の後、プラハ城の敷地内にある聖ヴィート大聖堂の塔に登る。

ちなみに、プラハ城は激混み。
チケット売り場からして長蛇の列。
よって、あまり時間もないことだし、城内の見学は今回はパス。

しかし塔ははずせない。
我々は行く先々で大抵の塔に登ります。
基本でしょう。バカとナントカは高いところが好き。伏字にするとこ間違えた。ナントカと煙は高いところが好き。

96.6mの塔をてっぺんまで細い階段を登る。
ぐるぐる回って息も切れて目も回った頃に頂上に到達。
プラハの赤レンガの屋根に埋め尽くされた街並みが見渡せて気分が良い。
天気がイマイチなのが残念。

この写真だと判りづらいけど、右端に映っているのが、プラハの数ある橋の中でも最も有名なカレル橋。
人がいっぱいいるのが遠くからでもよくわかります。

プラハ・2日目 -その① プラハ城-

2005-08-07 19:36:39 | 中欧旅行記2005
2日目はプラハ市内観光。

その前に、まずは明日からの移動に備えて、バスターミナルに行ってバスのチケット、プラハ中央駅に行って電車のチケット購入。
中央駅のチェコ国鉄のチケット売り場のおばちゃんは非常に態度が悪く、不愉快であったがチケットは無事購入できた。

プラハ城へ行って、12時からの衛兵の交代式を見学。すごい人だかり。


衛兵の交代式は毎正時行われるらしいが、正午のセレモニーは音楽隊のファンファーレ付きで一番盛大らしい。
音楽隊は、建物の中にいる。
こんな感じ。写真遠いけどわかるかなあ。



プラハ城の正門にはあ・うんの像ならぬ、巨人の像が。
「戦う巨人たち」というらしい。

左の巨人。
「お前の心臓をえぐりとってやろうかー!!」「ひぃぃー!」


右の巨人。
「つべこべいってんじゃねーよ!!金属バットで叩きつぶしてやる!」
「やめてー!」


こわいっす。