~南知多キャリア・ビレッジ通信~

愛知県知多半島の南端、南知多町。若者の就労支援と南知多の活性化をコラボしていきます。合宿型若者自立プログラムやってます!

環境変化が後押し

2006-09-25 21:25:05 | 若者自立塾
ブログ更新、すっかり滞っておりまして申し訳ございません、、、。

8月に卒塾予定だった22歳の男性が塾に残っています。
理由は、就労意欲の獲得に至っていなかったため。
日々、農場への労働体験(プレワークと呼んでいます)には出かけ、結構体力的には消耗する仕事を3時間、なんとかこなしてきていましたが、3ヶ月目の就職準備活動期間に実施した面接練習はサボタージュ。資格取得に向け取り組んでいたエクセルもあと一歩の所まで進んでいながら試験を受ける意欲は持てず、いくら促しても動かない。そんな状態で、このまま卒塾し帰宅しても、もとのままの生活を送ることになるだろうということで、ご両親とも相談し、訓練延長となり1ヶ月が過ぎました。
そんなある日、彼の母親の持病が手術を要する状態にまで悪化。さすがに彼もその事にはショックを受けた様子。「今のままではお母さん、安心して入院できない。少しは楽にさせてほしい。」との言葉を受け、働かざるを得ない状況に追い込まれた形となりました。
「まずは4時間程度のアルバイトなら何とかやれると思う」と意を決し、今週からアルバイト探しに入りました。

働かずとも生きていける家庭の環境というものは、保険的には必要な面もあると思いますが、今回の事例を見るにつけ、やはり、自分のおかれた環境によっては、意欲云々を問題にしていられないという気持ちになるものだと考えさせられました。
今回の彼の場合、塾にいる間に「親はいつかいなくなる」を現実のものとして捉えることが出来たというのは、お母様には申し訳ないですが、彼がまだ22歳という時期を考えると、結果として良かったと感じました。

まだ彼が順調にキャリアを積み上げていくかどうかは不明ですが、現実の世界に生きる決意をした彼を応援していきます。



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1 コメント

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Unknown (kuraimiariba)
2006-09-30 09:38:57
ムムム~~。イゴコチがいい面もあるような。基本的に怠惰な人は、はやばや帰る??



しかし、引きこもりや、ニート世代の親は、ネットをしないな。ここも、まったく書込みがない。KHJ親の会も同じ、この会は、2chにもBSS設けていたが、誰も相談しない。



卒塾の人には、定期的にコメントを望みたいと思います。
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