キャリアビレッジ若者自立塾の1期生が巣立って、4ヶ月が経ちました。この間、就業には至らなかった人というのはあと1人という状況になっていましたが、その1人も、就業の可能性が出てきました。来週の木曜日に職場見学&面接との事で連絡が入りました。結果が出るのが楽しみです。
逆に、早々と仕事に就いていた卒塾生の中には、「向いていない」、「労働環境が厳しい」など、そろそろ離職の話が出てきているというのも現実です。
「向いていない」という考えになった卒塾生。彼は、塾に来る前もいくつかアルバイトをしては長続きせず、30歳を超え、家からは「これ以上面倒見切れん。帰ってこなくていい。」と半分勘当状態で塾に送り込まれてきたという経緯です。
彼は、介護の仕事を在塾中に志し、労働体験では当初から介護施設に出向いており、彼自身の努力もあったのですが、幸運なことに体験先の社長から「このまま就職する気があるならアパートも探してあげるし、どうだ?」と声をかけられるまでになり、卒塾と同時にその介護施設に就職となったのです。
しかし、1ヶ月ほど前、「利用者のおじいちゃんおばあちゃんとのコミュニケーションが非常に困難だ」と相談に来たのです。
すべて上手に出来る人、何も不安のない人などはいるはずがありません。
「向いていないかどうか結論を出す前に、その課題に『どうすれば乗り越えられるか』をもっと突き詰める時間も必要なのでは?自分が悩んでいることは、他の人でも同じように悩んでいることもよくある事です。先輩に、どう克服してきたか尋ねてみたり、事例集のような書籍を読むなり、方策はあるはず。志したものから離れるには、少々性急過ぎる。やるべきことを残している。」と伝えました。
他に理由がある可能性も感じましたが、言い訳に対して正面から見つめていく手段を提示し、やらなかった時に、その他の可能性に言及するつもりでその時は区切りにしたのですが、それから2週間ほどした時に、他の卒塾生から、「彼、辞めたみたいだよ。」と聞き、非常に残念に感じました。
本人からきちんと話してほしかったのです。
相談をした人に対して、その気持ちを大切にするということを考えるほどの余裕がなかったのでしょうか、、、。
再び、そのままでは私自身納得がいかない部分があり、食事に連れ出し、辞めた真意を確かめようと試みました。
やはり、「向いていない」以外にも労働環境に対する不満も少なからず持っていたようです。ただ、合わないということもあながちうそではなく、
彼曰く「体験の時期を含めて6ヶ月やって、自分には向いてないと納得している」
「親の手前、家には帰れない。必死で仕事を探し、収入を得ます」
と主張していました。かといって、次どうするかは全く決めずに辞めてしまったという点は、また前の状態に戻る危険を感じました。
彼には2冊の書籍を渡しました。「とにかくやってみよう」という題名の本と、「もし地球が100人の村だったら」という本です。
彼の課題は、
1、生活するためのたくましさを持つこと、不安は誰でも持っていることに気づくこと
2、不幸な自分だと思っているなら、もっと視野を広く持って世の中を捉えること
3、あきらめないこと、継続すること
あたりを感じていましたので、そのことについてじっくり考え、次の行動へのステップとしてほしかったからです。
そして今日、彼からメールが来ました。
「いろいろあって、お金もなくなりそうだし、実家に帰って就活します。」
という文面。
ほんの2週間前に「必死で~」と言っていた筈なのに。
彼の一番の課題は、自分の言葉に責任を持つ。に変更です。
これから卒塾生がますます増えていきます。必ずフォローが必要です。
OB会を4月8日に実施します。3ヶ月で芽生えたお互いの縁を大切にしていきます。
逆に、早々と仕事に就いていた卒塾生の中には、「向いていない」、「労働環境が厳しい」など、そろそろ離職の話が出てきているというのも現実です。
「向いていない」という考えになった卒塾生。彼は、塾に来る前もいくつかアルバイトをしては長続きせず、30歳を超え、家からは「これ以上面倒見切れん。帰ってこなくていい。」と半分勘当状態で塾に送り込まれてきたという経緯です。
彼は、介護の仕事を在塾中に志し、労働体験では当初から介護施設に出向いており、彼自身の努力もあったのですが、幸運なことに体験先の社長から「このまま就職する気があるならアパートも探してあげるし、どうだ?」と声をかけられるまでになり、卒塾と同時にその介護施設に就職となったのです。
しかし、1ヶ月ほど前、「利用者のおじいちゃんおばあちゃんとのコミュニケーションが非常に困難だ」と相談に来たのです。
すべて上手に出来る人、何も不安のない人などはいるはずがありません。
「向いていないかどうか結論を出す前に、その課題に『どうすれば乗り越えられるか』をもっと突き詰める時間も必要なのでは?自分が悩んでいることは、他の人でも同じように悩んでいることもよくある事です。先輩に、どう克服してきたか尋ねてみたり、事例集のような書籍を読むなり、方策はあるはず。志したものから離れるには、少々性急過ぎる。やるべきことを残している。」と伝えました。
他に理由がある可能性も感じましたが、言い訳に対して正面から見つめていく手段を提示し、やらなかった時に、その他の可能性に言及するつもりでその時は区切りにしたのですが、それから2週間ほどした時に、他の卒塾生から、「彼、辞めたみたいだよ。」と聞き、非常に残念に感じました。
本人からきちんと話してほしかったのです。
相談をした人に対して、その気持ちを大切にするということを考えるほどの余裕がなかったのでしょうか、、、。
再び、そのままでは私自身納得がいかない部分があり、食事に連れ出し、辞めた真意を確かめようと試みました。
やはり、「向いていない」以外にも労働環境に対する不満も少なからず持っていたようです。ただ、合わないということもあながちうそではなく、
彼曰く「体験の時期を含めて6ヶ月やって、自分には向いてないと納得している」
「親の手前、家には帰れない。必死で仕事を探し、収入を得ます」
と主張していました。かといって、次どうするかは全く決めずに辞めてしまったという点は、また前の状態に戻る危険を感じました。
彼には2冊の書籍を渡しました。「とにかくやってみよう」という題名の本と、「もし地球が100人の村だったら」という本です。
彼の課題は、
1、生活するためのたくましさを持つこと、不安は誰でも持っていることに気づくこと
2、不幸な自分だと思っているなら、もっと視野を広く持って世の中を捉えること
3、あきらめないこと、継続すること
あたりを感じていましたので、そのことについてじっくり考え、次の行動へのステップとしてほしかったからです。
そして今日、彼からメールが来ました。
「いろいろあって、お金もなくなりそうだし、実家に帰って就活します。」
という文面。
ほんの2週間前に「必死で~」と言っていた筈なのに。
彼の一番の課題は、自分の言葉に責任を持つ。に変更です。
これから卒塾生がますます増えていきます。必ずフォローが必要です。
OB会を4月8日に実施します。3ヶ月で芽生えたお互いの縁を大切にしていきます。