~南知多キャリア・ビレッジ通信~

愛知県知多半島の南端、南知多町。若者の就労支援と南知多の活性化をコラボしていきます。合宿型若者自立プログラムやってます!

祝!パソコン資格取得&就職内定!

2005-10-30 23:44:04 | 若者自立塾
またまたご無沙汰です。
前回のブログ書き込みにもありましたとおり、オフィス系パソコンソフトの資格試験の結果が出ました。今回4名が挑戦し、見事3名が合格を果たしました。残念な結果に終わった1名も、「もう一度じっくり勉強して受け直します。」と、気を取り直し現在勉強中です。
就職先探しの上で、パソコン資格があれば有利かと問われれば、「ある程度できて当然」という企業が多いのは事実ですが、本人たちの成功体験を一つでも増やし、社会に出る勇気が太くなればとの思いで、パソコン資格の奨励をしています。

そしてついに、就職内定者が出ました!なんと、埼玉からこの内海まで敢えてやってきた男性です。そしてその就職先も、職業体験で受け入れてくれていた老人介護施設。という事は、彼はこのまま内海で数年は暮らす事に。その覚悟も持ち、今はホームヘルパー資格取得に向け頑張っています。

彼以外にも就職決定の予感が数名にあります。3ヶ月、自分が変わろうと思えばなんとかなるものです。今週は、3ヶ月が経過し卒塾するメンバーが3名。初の卒塾生です。今は彼らに内定は出ていないのですが、仕事に就くという意欲は皆持って巣立っていってくれます。自立塾卒塾後も、定期的に連絡をとり、フォローしていきます。

ところで、当自立塾では「移動パン屋さん」を始める事になりました。さて、どう展開していくのか、おたのしみ。

明日に向かって(キーを)打て!!!

2005-10-21 23:12:17 | 若者自立塾
お待たせしました。ようやくブログ更新です。
明日はなんと自立塾塾生の内4名がパソコン資格試験に臨みます。
そのため、本日この時間もまだがんばって練習しています。
2名は確実に合格すると思うのですが、今ここに残って特訓している2人が心配です。基本的にキー操作がまだスローで時間内に模擬問題の最後までいけなかったりしているような状況です。とにかく反復練習。ランダム出題で90%とるまでは寝ない!くらいの意気込みでやらせています。

最近、テレビ局の取材や多方面の団体の見学者が非常に多く、一部の塾生が少々ナーバスになっています。ニートという話題は結構時代の中でホットなのは事実ですが、当事者である塾生は、何度も同じような質問を受けたり、食事している最中もカメラが回っていて落ち着かなかったり、嫌気がさして当然かなと感じております。
報道には広く一般に知らしめるという役割があり、ニートが集まっている自立塾取材は、彼らが脱ニートのために一生懸命であることや、働いている人と人間としてはなんら違いはないということ、裏を返せば誰しもニートになってしまう可能性を持っているんだということを正しく伝えてくれることを私は望んでいます。自立塾の報道に触れた人がニートに対しての認識を深めてくれれば、ひいては彼らの就職先、就職支援方法などいろいろなことが広がる可能性があると思っております。現在やはりここにいる間に就職先が決まるほうがいいに決まっています。が現実は第1期生はレールが敷かれていない中、でこぼこの道をあきらめずに進んでいるようなもので、即就職という流れはなかなか困難です。誤解しないでほしいのは今後彼らのキャリアになる職に就くという意味です。当NPO法人ICDSは、キャリアコンサルタント集団ですので、安易な就職実績数稼ぎのようなアドバイスはできませんし、しません。アルバイトでも収入を得るという意味では進歩なのですが、それは目先の利益のみに終わることが予想されてしまうのです。受け入れ先探しに奔走する日々ですが、あきらめません!

当若者自立塾の成果

2005-10-13 00:34:21 | 若者自立塾
現在、在籍者のほとんどがパソコン技術の学習(Office soft)を継続的に行っています。過日のブログ記事で、MOSのワード一般レベル取得者が出たと記しましたが、第2波がやってきています。10月22日には前述の塾生はエクセル一般に挑戦。模擬テストの感触では上々です。さらに今回初受検という塾生も3名登場です。全員一発合格だったら本当に言うことありません。祈ってます!
もうひとつ本来の成果として出すべき「就職決定者」ですが、こちらはそんなに容易ではありません。就職活動時期に入っている2名をなんとか就職させてあげたい。そんな思いでいっぱいです。若者自立塾の要件には本当は卒業時に就職が決定していなければいけないとは謳われていません。「就業意欲の芽生え」までで3ヶ月の役割は終了してもいいのですが、やはり関わっている以上、そのレベルで終えたくはないですね。若者自立塾に来る段階で、実は意欲は皆けっこう持っているのです。その先にある就職という成果が手に入れたくて入塾したのは間違いないです。その期待に応えるべく、各方面に働きかけ結実させていきます。一日も早くこのブログ上で報告させていただけるよう活動してまいります。もう少々お待ちください。では。

卒塾に向けて

2005-10-02 11:59:02 | 若者自立塾
ブログ更新の時間がなかなかとれません。というのも、若者自立塾の運営は朝6時30分の起床集合から始まり、夜10時までの就寝まで、基本的に塾生に意識を向けている必要があるためでして、若者自立塾が日々動いている裏返しなのです。
現在、8月初旬に入塾してきた塾生が数名おり、ついに残すところ1ヶ月となりました。うち1人は34歳。自立塾のなかで最年長者です。塾内での彼は、それを自覚し積極的に塾内の仕事にはかかわってくれる、気のいい男です。言われた事は嫌な顔をせず受けてくれますし、人と接する中でも笑顔のある、まずまずの好青年です。そんな彼がなぜニートなのか。実は、過去には3社ほど働いてきた実績をもっているのですが、既往症があり、最後に勤めたところでは、仕事中に発症してしまい、そのことが理由でこの2年強、働きたいという気持ちと既往症に対しての自分の中での不安との葛藤をしながら過ごしてきたようです。そんな彼も今、ハローワークに登録し、ついこの金曜日に入塾以来始めての面接に臨んだのでした。
面接では、以前の会社の退職理由を必ず尋ねられます。それに対して彼がどう答えるのかで、一瞬迷いましたが、やはり面接時にしっかり話すべきという結論。結果は不採用でした。本人は気を取り直し、すぐ午後にも面接してもらえる企業を探し面接に臨みましたが、同様の結果でした。本人は、案の定落ち込んでいました。
客観的には、年齢・既往症・スキル・キャリアにおいて不利な条件をいくつも持っているのだからとにかく数をこなす事、既往症についての理解を示してくれる企業にめぐり合うまであきらめない事という指導は当然ですし、本人も頭では分かっているのですが、心を強く持って就職活動が続けられるかどうかです。周囲にいる親、そして自立塾のスタッフのサポートが彼の再スタートには重要な要素である事を肝に銘じ、安易なアドバイスにならないよう私も気を引き締めていきます。
このブログをチェックしていただいている皆さんの中で、求人企業の情報をお持ちの方、何か情報をご提供していただけましたら幸いです。