~南知多キャリア・ビレッジ通信~

愛知県知多半島の南端、南知多町。若者の就労支援と南知多の活性化をコラボしていきます。合宿型若者自立プログラムやってます!

くりこま高原の塾長にエールを

2008-06-26 01:12:02 | 若者自立塾
今回の岩手・宮城内陸地震の被災地に宮城県栗駒地区が含まれています。
駒ノ湯温泉のすぐ近く、西方に位置する地区ですが、
ここには「くりこま高原自然学校」という、若者自立塾を運営する団体が
存在しています。
幸い、滞在中の塾生は全員無事だったそうで、東海地震がささやかれて
ひさしい地域にあるキャリア・ビレッジとしましても、他人事とは思えません。
現在、当然ながら塾は休止。復興の目処はいつ頃なのか、気がかりです。

今日、移動中に携帯のワンセグTVで復旧に関するニュースを見ておりましたら、
なんと、くりこまの塾長が地元のボランティアとしてインタビューに
答えていらっしゃいました。
塾のことのみならず、その地域全体が大変な被害に遭われている中、
気丈に振舞われるその姿に、頭が下がるばかりでした。

何もお手伝いできる状況にはありませんが、せめてエールを送らせて下さい。
また、1日も早く日常を取り戻されることをお祈りいたします。




11期生終了

2008-06-13 08:23:28 | 若者自立塾
本日、2名の11期生の卒塾をもって、11期の終了となります。
3ヶ月お疲れ様でした。
皆、何がしかの「気づき」「学び」がここキャリア・ビレッジにて
得られた期でした。

パソコンほとんど使ったことがない塾生が3名いましたが、
その3名を含め全員がMOS試験に合格。
複数科目取得者も3名、さらにエクセル上級(エキスパート)1名
と、履歴書に書けることが増えました。

U君は、同期のムードメーカー。過去の経歴に自信を持てずにいましたが、
思い切って動いてみた結果、良い出会いを得、就労の意欲を回復。
卒塾後間もなくプログラマー見習いとして働き始めました。

Y君は、勤勉な姿勢で皆のモデルに。プレワーク2箇所体験し、
いずれも好評価をいただき、仕事人としての自信を深めていきました。
現在就活中。

T君は、就職に積極的に動いたことで皆のモデルに。
親との関係について、働くということについて、かなり意識が変化しました。
今まではお金の為に働くというレベルでしたが、そこから一歩ステージを
上げ、自分の能力を発揮できるものを追求しています。

N君は、地道に努力することが成果をもたらすことに気づいてくれました。
ほとんど触ったことのないパソコンからMOS2科目取得。
派遣社員という立場から正社員で働く意欲を持ち、見事、昨日、
採用が決まり、2週間後から勤務が始まります。

M君は、学歴というものも大事なキャリアということに気づきました。
高卒認定試験に向けて、塾の休みに勉強しに出かけ始めました。
また、一歩引いて行動できずにいたことも、思い切って取り組むように
なりました。休日で自宅に戻ると最近では家族の食事を作ってあげたり、
積極的に、家族の一員として自分がやれることはやるという姿勢が
出てきました。笑顔も出てきました。MOSも自宅にパソコンがない中
卒塾1日前に試験合格を果たし、結果を残すことができました。

皆、お疲れ様でした。
皆、頑張ったよ!

塾での3ヶ月が今後を支えるものになってくれたのではないかと思います。

直接会うと、、、

2008-06-05 21:42:29 | 若者自立塾
私ごときが書いているこのブログも、時に、キャリア・ビレッジの
若者自立塾に入塾するきっかけとなっているようで、
嬉しい限りです。

今期塾生にも、そういった若者が1名います。
ありがとうね!

ただ、時々このブログの持つ意味合いを考えることがあります。

当然、私が書いている限り私の正直な気持ちをつづっているわけですが、
それ以外の部分も含めて私という存在であり、キャリア・ビレッジです。

直接会うことによって、その全てを知ることが出来ます。
それによって、さらにプラスになることもあればその逆もあるでしょう。

いつも、このブログを書いた自分というものが直接会った時に
相手にとって「そのもの」でありたいと思っています。
そんな、ちょっとした緊張感を味わえるのも、こうやって、
ブログを書いているからですね。
ある意味、これは自分を律する最高のツールなのかも。

さて、明日からいよいよ12期生のYESプログラム開始!
最初の領域はいつも数理力と決めています。
へこむ塾生、多そうだなー。気合を注入しますよ!




低所得世帯の自己負担金改定

2008-06-02 15:51:17 | 若者自立塾
キャリア・ビレッジでは、この5月から年収400万円以下の世帯の入塾に関し、
自己負担金の減額改定に踏み切りました。
【改定前】3ヶ月合計361,200円(税、入塾金込)
【改定後】3ヶ月合計205,800円(税、入塾金込)
一般の場合は入塾金や消費税を加えますと総額455,700円という設定で、
上記対象者の場合は、その半額以下という状況になります。

①親が年金生活にある場合は、既に年収としてはほとんど上記条件に
該当すると思います。当然、その世帯の若者は高年齢化しています。30代半ばの
無業者がさらにそのまま年齢が上がれば、本人だけでなく、家庭全体が
経済的に持ちこたえられないケースも出てくるでしょうし、若年者として
公的支援を受けられる時期もほとんどの支援が35歳までという現実もあります。
若者自身も、親もそのことは分かっていながら、なかなかきっかけや、
勇気を持てずに現状打開の道に進めなかったり、背中を押すことが
できなかったりと、「負の連鎖」に陥っているのではないでしょうか。
しかし、それを断ち切ることを選択するしかないはずです。
30代であれば、若者自立塾の塾生として訓練が受けられます。
若年者扱いされているうちに動くことが重要です。
その後押しが塾として協力できるとすれば、物理的には経費面の考慮です。


②年収400万円以下の世帯では、「機会」に恵まれないというケースも
多々あるように感じます。本人が働いて自立することに抵抗・障害が
ありつつも塾のようなステップを経済的事情で選択できない点が、
現状からの脱却を困難にさせているケースを、これまで面談した様々な
ご家庭の中に見てまいりました。

若年者の自立を推進するには、個々の事情に則した支援のあり方が必要だと
感じておりますが、キャリア・ビレッジのプログラム内容は以下の通りです。
①キャリア・カウンセリング ②資格取得支援 ③労働体験
④起業体験 ⑤面接指導 ⑥履歴書・職務経歴書指導
⑦求人情報提供 ⑧就労先開拓 ⑨特別イベント(合格祝い、就職祝い等)
⑩共同生活を通じてのコミュニケーショントレーニング
⑪塾を職場と見立てたビジネスマナートレーニング
3ヶ月という決まった期間を有意義なものにするためのプログラムが
豊富に用意できるのも、1人ではなく、複数の仲間があるからこそです。
例えば起業体験で言えば、製造や販促や接客などの役割分担で連携、協調性を
向上させながら自分自身の経験値を増やすことが出来ます。

今まで一人で悩んでいたり、あきらめ気分になっていた人には、
「環境を変えることで自分の心も変化する」ということを信じて
塾の扉をノックしてください。
待っています。

人を前進させる出会い~その後~

2008-06-01 16:26:05 | 若者自立塾
先日のブログに書きましたA君が、5月30日に卒塾しました。

彼が面接に伺った企業様からの返事がまだ入らないままの卒塾式。
しかし、彼は非常に前向きに最後のスピーチに臨みました。
「今回、塾に入ったことで、背中を押してもらえた気がする。
 今は、確かに先日の面接先に就職できれば本当に頑張れると
 自信を持って言えますが、仮に残念な結果であっても、
 今後も就職活動を続けることに抵抗は随分なくなりました。
 ありがとうございました。」
と、曇りのない笑顔で締めくくってくれました。

そして、卒塾から2日後の今日、A君から電話が入りました。
「試しにアルバイト待遇でスタートしてもらうということでよければ
 うちでやってみないか、と連絡をいただきました。とにかく
 頑張ってやってみます。」という報告をしてくれました。
望んでいた最高の形ではないにしろ、5年以上の職業空白に、
ついにピリオドが打たれることとなり、本当に嬉しく思います。

ここから先は彼自身が頑張ること。A君のことです。
見る見るうちに成長することでしょう。
彼の3年後が楽しみです。