チャリポタ DAITAI WEEKLY

健康の為はじめた自転車が高じて、街や郊外を探訪するようになると、普段は見えていなかった景色が見えてきた。

街の公園は初夏の色です

2009年04月23日 | サイクリング
一雨ごとに気温も高まって、もうすっかり初夏の暖かさです。

ポカポカ陽気の駿府公園へいつものポタリングです。風が心地良い!。





あれ?、街路樹のプラタナスはまだ丸坊主なんだ。でも、もうすぐ新しい芽を付けるんだろうな。





っと思いつつ見上げると、もうかわいい芽が芽吹いていました。






駿府城周辺の桜は緑鮮やかな葉桜となり、変わって躑躅が咲き始めています。


公園に入ると緑の絨毯が広がり、遅咲きの八重桜の近くでは、思い思いに休憩時間を過ごしています。






この噴水のある広場へ来ると、公園が整備された頃を思い出します。

1960年代のはじめ、荒れていた駿府城址に公園が造られました。
その頃の(駿府)城内は殆ど木は無く、風が吹くと土埃が舞い上がり、まるで小学校の運動場を大きくしたような、土だけの広場といった感じでした。

それ以前、終戦(1945年)までは静岡第三十四連隊の駐屯地で、戦後軍隊は解体されて、焼け残った兵舎を静岡中学(現静岡高校)が校舎として利用していた時もありました。(当時一時的に城内高校と呼ばれていたような気がしましたが)。


この広場が公園として最初に整備された当時は、周りには小さな木が植えられたばかりで緑も無く、高木と言えば、石垣に沿った松の木と、堀の周囲にあったプラタナスと桜の並木だけだったように憶えています。また、城内小学校(現、葵小学校)前には大きなユーカリの木がたしか2本ありましたが、いつ無くなったのか定かな記憶はありません。


その頃社会人になったばかりの私は、毎日のように昼休みにこの広場に来ては、会社の同僚たちとともに、ソフトボールに興じていたものでした。

いつの日かこの広場にも緑が生い茂り、人々が木陰のベンチでおしゃべりをしたり、ゆっくりと本を読んだりとか、まるでフランス映画にでも出てくるようなシチュエーションを想像して(・・・そんなオシャレな場面は静岡では無い無い!、っと心の中で思って・・・) いましたが、どうでしょうこの光景!、静岡もこんなに豊かになりました。・・・実感!






公園内にはバレーボールコート、テニスコート、軟式野球場、そして室内体育館とコンサートホールを兼ねた「駿府会館」などが整備されていた次期もありましたが、今はひとつも残っていません。・・懐かしいですね。






今、公園の一画を整備して、駿府城の一部が復元されています。「坤(未申)櫓」の復元工事です。静岡病院の前の堀の角です。






東御門の横には既に「巽櫓」があります。この櫓は城の東南(干支で言う辰巳の方角)にある為「たつみやぐら」と言われています。いま復元中の櫓は、西南(干支の未申の方角にあった櫓で「ひつじさるやぐら」と呼ばれていたものだそうです。
櫓はお城の武器庫でもあったようですね。