ユニバーサルフロンティア理論は世界を救う

GUTこと大統一理論を上回る現代最高の物理理論を公開したいと思う!こう、ご期待・・。

論文2【クォークの起源と相互作用のあらまし】(6)

2015年07月18日 | 究極理論
《ヒッグス粒子質量の計算をする・実践》

 モチーフとして,B中間子のCP破れ実験におけるペンギン過程を選び,小林=益川模型だとW粒子になっているペンギンさんの足元の部分を,ユニバーサルフロンティア理論のユニバース粒子で置き換えるということをする.じつは,この処置を施せば,小林=益川模型で無視されていた『微小領域におけるエネルギー保存則』を成り立たせることができる.さらに,この次に出現するクォークを,混ざり物の地位から純然たるtクォークにまで引き上げることができる.
 さらに下準備の続きとして,ハイゼンベルクの不確定性原理の不等式について,その使用法として湯川秀樹によるものの応用を,また右辺について独自の物を開発する必要があった.前者に関しては,全体を等式とした上で,左辺がΔtとΔEを掛け合わせた式を採用して,後者に関しては,h/2πとh/4πとを使い分ける.この式のΔtを湯川時間とし,h/4πとh/2πとは出現する仮想粒子の総スピンで決定する.総スピンが1/2ならばh/4π,1だったらh/2πとして計算する.
 不確定そのものがスピンそのものに起因している,とする使用法,と思ってもらって差し支えない.
 等式にするのは,揺らぎそのものは決定論的だという判断に基づき,そしてスピン量そのものが不確定そのものだという,わくわくするような可能性を反映した自然がそこにあることを期待してのことである.
 事物に話を戻さなければならない!
 B中間子の崩壊図でペンギン図を要する物は,bクォークから仮想粒子としてW粒子が出て,その影響によってtクォーク近辺まで遷移する,という話だ.tクォーク近辺,とは異なことだが,小林=益川模型では基礎があやふやなまま量子力学的混ざりを論じており,dsbクォークが混ざり合ってd’s’b’クォークを形成して現実を形づくっていることは元より,ペンギン過程においてはuctクォークも混ざって出てくるように論じられている.
ユニバーサルフロンティア理論だと,何よりもそこのところが改善される,という寸法だ.
 小林=益川模型によるペンギン過程では,W粒子質量からbクォーク質量を引いた残り(注.bクォーク質量は引かなくてよかったです)が,自然からの借金分にあたるΔE(注.後で訂正しました)だから,それを計算すると(80.2-4.2)=76.0Gev(注.W粒子の質量は80.4でした)ということになる.この場合における不確定(注.後で不確定と揺らぎとは区別しました)の値は,出現した仮想粒子はW粒子単体ということで,スピン1にあたるh/2πであり,これをΔEで割った値が湯川時間ということになる.
 ユニバーサルフロンティア理論によるペンギン過程だと,ユニバース粒子質量からtクォーク質量を引いた数値からbクォーク質量をさらに引いた残り(注.後でbクォーク質量を引く必要がないことが分かった)がΔE’であり,その為に必要な値は先ほどの数値のちょうど半分である38.0Gev(注 正しくはW粒子質量のちょうど半分40.2Gev)である.その理由は,仮想粒子がユニバース粒子とtクォークのふたつなので,スピンはV-A相互作用として1/2だということから来る.すなわち,今度は不確定量(注.正しくは揺らぎ量)がh/4πであり,これをΔE’で割った残りが湯川時間ということだ.
 ΔE=2×ΔE’でちょうど湯川時間が一致する.さて,ここからtクォーク質量を172.0Gevとし,bクォーク質量を4.2Gevとして計算するといいだろう.〔X〕が粒子Xの質量を表すとすれば,

〔Universe〕=〔t-quark〕+〔b-quark〕+38.0(注.正しくは40.2)

これを計算すれば214.2Gev(注.216.4が正しい)となる.
ここで,ユニバース粒子は封じ込めの外部ではZ粒子とヒッグス粒子とに崩壊する,という性質を持つと考えて,ここからZ粒子質量91.2Gevを引けば,残りがヒッグス粒子質量になってくれることを期待すると,

〔H^0〕=〔Universe〕-〔Z^0〕

これを計算すると123.0Gev(注.訂正された値は125.2Gev)である.
 ユニバーサルフロンティア理論によって,ヒッグス粒子の質量は123.0Gev(注.正しくは125.2Gevもしくはbクォーク質量によっては125.7Gev)と計算できる.


(注.ヒッグス粒子質量がふたこぶらくだであるという報告を信じて修正しなかったのだが、どうやらガセであることが分かってから「W粒子質量からbクォーク質量を引くのは間違いだ」と気がついたので正す気になりました。正してみるとあまりに近い質量予言値になるので我ながらびっくりしました。)

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