続 今回のノーベル賞とユニバーサルフロンティア理論の関係は

　Ｗ粒子は電子と反電子ニュートリノに崩壊しますが、π中間子は（その親玉みたいな）ミュー粒子と反ミューニュートリノに崩壊します。その質量から言えばまるっきりあべこべみたいな組み合わせですが、不思議なことにそうなっておりまして、世界中探してユニバーサルフロンティア理論は、その原因を探ることのできる唯一無二の理論です。

　Ｗ粒子の起源がＴであるのに対して、π中間子のそれはＴ反Ｎですから！

　質量の順序とはあべこべに、π中間子のほうが一回り大きな南部=ゴールドストンボソンの組からできていることが（ユニバーサルフロンティア理論ですと）容易に示されます。そんなこんなもあって、ワインバーグ=サラム理論は（そのまま成立しているのではなくて）わずかにズレて成立しており、それで（理論どおりだと質量０であるはずの）ニュートリノに質量が生じているのだと説明できます。

　ニュートリノ質量はＴとＴ反Ｎがわずかに干渉していることから生じている！