ユニバーサルフロンティア理論は世界を救う

GUTこと大統一理論を上回る現代最高の物理理論を公開したいと思う!こう、ご期待・・。

「日本語論文」ユニバーサルフロンティア理論(その2)

2015年10月14日 | 究極理論
《デジタルインフレーション宇宙》

 インフレーション期の宇宙原子としてアトムを仮定する。アトムはディラック粒子としての性質を備えており、正エネルギーのH状態と負エネルギーのL状態という二つの量子状態を持っている。一つのアトムがH状態からL状態へ遷移すると、H状態に二つのアトムが生まれる。アトムはアイソスピンを持っており、H状態では+1/2でL状態では-1/2である。まだ電荷にはなっておらない。一つの作業仮説として、H状態のアトムは時間を順行しており、L状態のアトムは時間逆行だということが考えられる。
 ここに宇宙の始状態を与える。H状態とL状態とに一個ずつアトムがあってオービタルを形成しているクーパー対を始状態とすると、この対は指数関数的に増えていくことが予想されるのである。このオービタルをユニバーサルフロンティアオービタルと名付ける。オービタルは体積を占めるので宇宙は指数関数的に膨張していくことになる。よってこの過程をデジタルインフレーションと名付ける。さらなる仮説として膨張していく途中においてL状態にだけアトムが増産されることが起こり、さらにインフレーション停止時にその領域が他の10億から100億倍もあったら観測結果に合うだろう。
 なぜならばH状態とL状態をアトムが一つずつ占めている領域からは2クォーク(主にtクォークとbクォーク)に崩壊するMユニバース粒子が生まれるが、L状態だけにアトムが存在していく領域からはクォークと反クォーク(主にtクォークと反tクォーク)とに崩壊するVユニバース粒子が生まれるからである。



《ビッグバン宇宙の始まり》

 インフレーション停止からビッグバンにかけては、負エネルギー過剰の解消、ハイパーチャージの付与、ゲージ場による取り込み、などがあって、H軌道とL軌道の両方にアトムがあった領域からはMユニバースボソン、L軌道にだけアトムがあった領域からはVユニバースボソンという二種類のゲージボソンが出現する。Mユニバースボソンはtクォークとbクォークなどに崩壊し、Vユニバースボソンはtクォークと反tクォークなどに崩壊する。MとVとはそれぞれmaterialとvacumeの略であり、それぞれを物質ユニバース粒子・真空ユニバース粒子と呼んでよい。二つとも電荷0でスピン1のゲージボソンである。
 Mユニバースから出た当初のtクォークは電荷+1であり、bクォークは-1である。ハイパーチャージとアイソスピンから決定している電荷はそれぞれ+1と0であるから変則的だが、その理由は擬南部=ゴールドストンボソンとしてNボソンとTボソンとが2:1で生じているからだ。ここに、そのことのイメージ図を載せる。(図1)
 擬南部=ゴールドストンボソンは質量はたいへん軽くてそのままでは崩壊せず、ゲージ場に吸収されたりクォークに憑依したりして存在を示し、そしてそれぞれの崩壊をするので単独では観測されない。Tボソンがゲージ場に吸収された物がWボソンである。NボソンとTボソンおよびその反粒子から生じる3重項はT・N+反N・反Tであり、ワインバーグ=サラム理論におけるAボソン3重項の元粒子となっていると思われる。さらに相互作用による対称性の破れよりT反N・N反N・N反TおよびT反Tが出現すると考えられ、T反Tはワインバーグ=サラム理論におけるBボソンの元粒子でフォトンやZボソンの元、他の3重項は韓=南部模型の色変換をつかさどるπ中間子などの元になっている。
 ユニバーサルフロンティア理論にはグルーオンは存在せず、強い相互作用はクォーク凝縮にT反Nなどが憑依する(張り付く)ことによって起こると考えられる。



《観測事実との対照》

 Mユニバースボソンは質量およそ216.9Gevのスピン1電荷0のゲージボソンで、現世においてはハドロン内では二つのクォークに崩壊するが、封じ込めの外側ではZボソンとヒッグス粒子とに崩壊する。この質量はtクォークとbクォークの質量を足してさらにWボソンの半分を足した値であり、Zボソンとヒッグス粒子の質量の和でもある。このことから求められたヒッグス粒子の質量は125.7Gevと非常に高い精度を誇る。
 ワインバーグ=サラム理論より構成要素が増えていて3重項が二種類になっている点が特筆に値する。ワインバーグ=サラム理論にはなかった相互干渉によっては、ニュートリノ質量の存在が証明されるという期待が高まる。
 
 
 


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