共和国記念日。
1956年10月23日の政府に対する市民蜂起、日本でいう「ハンガリー動乱」
の起きた日。ソビエト軍の介入によって鎮圧された。1989年に代表的人物の
名誉回復が謳われ、10月23日に社会主義を放棄し、マジャール共和国建国。
(ハンガリー語「マジャール」=英語の「ハンガリー」)
昨日は、洗剤などを切らしたので郊外型大規模スーパーへとクルマを出した
ものの入り口に進入禁止ロープが張られており、休み。英国系の24時間スーパー
TESCOも同じ。こうした外資系スーパーも店を閉める日は祝日しかないので、
「今日祝日だったの?」などと寝ぼけておりました。
ブダペスト市内に戻ってくると、そこらじゅうにハンガリー国旗が翻り、
「今日は大事な祝日らしい」と夫婦で直感。
では、何の日だろう?となり、最近買った本「ハンガリー事件と日本」を
読んでいた私は「ハンガリー動乱?」と思いつつ自信もなく。
ハンガリーの祝日って、他国の軍にクシャッとされちゃったような日が多くて
どうしてお祝いする気に成れるのかと思うけど、「民族独立の気概を示した」
という意味で大事なんだろうねぇ・・・などと話すうち、ブダ地区に戻り、
モスクワテール近くのマムットというショッピングモール前を通った瞬間、
目に飛び込んできたのは戦車。
どうやら何かデモンストレーションの一貫だったようで、もともと若い人の
集まるスポット。普段は新館と旧館を隔てる普通の道路だけに突如出現した
戦車、たった1台とはいえインパクトは強烈でした。小学生くらいの男の子が
戦車に登っているようすも見えました。車で通り過ぎる一瞬の出来事ですが、
すごいドキドキしました。(日本の一般道で戦車見たこと1度もないもので)
調べてみると、冒頭に記した通り、ソ連に鎮圧されたとはいえ、現在の共和国
建国の30年前に市民蜂起があった日でした。
西側諸国の仲間入りをして久しいハンガリー人の普段の横顔からは、そうした
日に寄せる思いなど垣間見ることはありません。
しかし、こうした祝日になるとハンガリー国旗の赤・白・緑のストライプのリボン
バッヂを胸につけて誇らしげに歩くお年よりなど良く見かけます。
昨日は久しぶりに、自分の住む国ハンガリーの歴史を再確認。その歴史は華々
しいものなど少なく、どれも暗く、何度本を読んでも忘れてしまいます。
しかし、ここに住んでいる限り、せめて祝日くらいは歴史を復習しなくちゃと
改めて思った1日でした。
1956年10月23日の政府に対する市民蜂起、日本でいう「ハンガリー動乱」
の起きた日。ソビエト軍の介入によって鎮圧された。1989年に代表的人物の
名誉回復が謳われ、10月23日に社会主義を放棄し、マジャール共和国建国。
(ハンガリー語「マジャール」=英語の「ハンガリー」)
昨日は、洗剤などを切らしたので郊外型大規模スーパーへとクルマを出した
ものの入り口に進入禁止ロープが張られており、休み。英国系の24時間スーパー
TESCOも同じ。こうした外資系スーパーも店を閉める日は祝日しかないので、
「今日祝日だったの?」などと寝ぼけておりました。
ブダペスト市内に戻ってくると、そこらじゅうにハンガリー国旗が翻り、
「今日は大事な祝日らしい」と夫婦で直感。
では、何の日だろう?となり、最近買った本「ハンガリー事件と日本」を
読んでいた私は「ハンガリー動乱?」と思いつつ自信もなく。
ハンガリーの祝日って、他国の軍にクシャッとされちゃったような日が多くて
どうしてお祝いする気に成れるのかと思うけど、「民族独立の気概を示した」
という意味で大事なんだろうねぇ・・・などと話すうち、ブダ地区に戻り、
モスクワテール近くのマムットというショッピングモール前を通った瞬間、
目に飛び込んできたのは戦車。
どうやら何かデモンストレーションの一貫だったようで、もともと若い人の
集まるスポット。普段は新館と旧館を隔てる普通の道路だけに突如出現した
戦車、たった1台とはいえインパクトは強烈でした。小学生くらいの男の子が
戦車に登っているようすも見えました。車で通り過ぎる一瞬の出来事ですが、
すごいドキドキしました。(日本の一般道で戦車見たこと1度もないもので)
調べてみると、冒頭に記した通り、ソ連に鎮圧されたとはいえ、現在の共和国
建国の30年前に市民蜂起があった日でした。
西側諸国の仲間入りをして久しいハンガリー人の普段の横顔からは、そうした
日に寄せる思いなど垣間見ることはありません。
しかし、こうした祝日になるとハンガリー国旗の赤・白・緑のストライプのリボン
バッヂを胸につけて誇らしげに歩くお年よりなど良く見かけます。
昨日は久しぶりに、自分の住む国ハンガリーの歴史を再確認。その歴史は華々
しいものなど少なく、どれも暗く、何度本を読んでも忘れてしまいます。
しかし、ここに住んでいる限り、せめて祝日くらいは歴史を復習しなくちゃと
改めて思った1日でした。