或る双子座の日々

這是一個雙子座的生活日記。
つれづれなるままに

無事に帰国

2005年10月28日 | ハンガリー(日常)
ブダペスト空港で出発が30分遅れ、パリ着はさらに30分遅れ。飛行機を出る
とANAのスタッフが乗換客をケアしてくれていて、名乗っておく。その後、
日本へ帰る団体客に混じってターミナル移動。チェックインカウンターが見当た
らず、セキュリティチェック・ゲート前は日本へ向かうひとで長蛇の列。
とりあえず、その後に続く。

しばらくすると、ごった返す人を縫ってANAのスタッフに名前を連呼され返事
をすると、搭乗券を持参しチケットと引換え。トランシーバーで荷物番号を連絡。
溢れる団体に紛れて見落とされやしないか、乗換えに失敗しないかと不安ななか
手際よく連携し、ケアしてくれるスタッフがまぶしかった。日本人の細やかな
仕事の仕方に感動してしまった。

その後、セキュリティチェックに達すると、女性も靴を脱ぎ、手荷物と一緒に
X線コンベアを通すよう強いられていた。ピンポンと鳴れば、アクセサリーを
はずさせボディチェックするなど、その厳しさから延々時間がかかっていると
わかる。

様子を見ていた出張者と思しきスーツ姿の日本の男性は次々とベルト・時計を
はずし、靴を脱ぎ、通る。そこだけ流れが速くなる。こういうとき、前のひと
を観察し、言われないでも準備して順番を迎える日本人の姿を見てまた感心して
しまった。急ぎすぎる気質とも言えるけれど、集団行動に長けているわけで。

そうこうして、無事、成田へ向かう機内に入りホッとしたのも束の間。3人席の
窓側に一人で座る女性客と隣り合わせる。彼女は話し好き。それも開口一番、
息子の嫁に関する悪口で長々と語り、同意を求めてくる。痛快な話ならともかく、
聞き役に徹するのに疲れた。しかも、食事を終えれば満足するまで喋り、眠る。
これがヘッドフォンしていても聞こえるイビキ。起きたと思うと眠ろうとしていた
夫に容赦なく話しかける。窓から見える雪や雲について実況中継。「雪が消えた」
「雲が切れた」・・・相槌を怠ると何度も繰り返す。結局、寝るのを諦めるより
無く。50代後半と思しき女性から、変な恨みを買うのも嫌だし、若年の私たち
は気持ちよく語ってもらうよう努めたけれど、ちょっとねぇ。

結局、日本到着までマイペースな彼女に振り回され、私たち夫婦は眠りらしい
眠りもとれぬまま過ごした。途中、会話拒否ともいえるゲーム中のみ、話しかけ
を遠慮してグーグー眠ることを選んでくれる彼女から解放され。うーん。

飛行機のなかでは人恋しくても、長時間フライトには素っ気無いくらいの関係を
保ったほうがお互い居心地いいんだよなー、と思った1日でした。
コメント (1)
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