こんにちはビショップです。
みなさん、折りたたみ自転車ってもうご存知ですよね?
でも、分解式自転車って聞くと「??」ですよね。
今回はそんな分解式自転車「KHS P-20DP」を紹介します。
どうです?
なかなかの男前でしょ?
分解式自転車なんていうから、どんな変わりダネのドンくさデザインかと思ったでしょう?
ところがどっこい、こんなにかっちょいいのです。
ダウンチューブ下をよーく見ると何やらブラケットが。
そう、外した前輪をこんな感じでブラケットに固定できるのです。
この状態でカバンに入れるもよし、後輪も外してさらに小さくするもよし。
分解の度合いは運び方に合わせて選べます。
ハンドルは折りたたみ式ではなく分解してフレームに沿わせます。
(※取り外したハンドルを固定するアダプターもオプション設定があります)
KHSのミニベロがどうして面倒な分解式ハンドルを採用しているのか?
それにはちゃんとワケがあります。
ハンドル廻りに折りたたみ機構を設けると、登坂時や加速時、スポーツ走行時にハンドルがグニャグニャとたわんでしまい不安定になってしまいます。
特にハンドルグリップからステムのヒンジまでの距離が長いモデルほど剛性不足による「たわみ」が大きくなる傾向にあります。
「小さくたためる」というメリットを生み出すために、自転車として一番大切な走行性能を犠牲にしているわけです。
以上の理由からスポーツ走行も視野に入れたKHS社のミニベロは折りたたみ式ハンドルではなく「分解式ハンドル」を採用しているのです。
同社F20Rなどのフォールディングリーズが、分解式ハンドルを採用しているのもこのためです。
こうすることで、旅先でも本格的なスポーツ走行が楽しめます。
スポーツサイクルを得意とするKHSらしいこだわりですね。
もちろんメインフレームはレイノルズ社のクロームモリブデン鋼を採用。
フロントフォークはロックアウト機構付きのエアーサスペンション。
ロックアウトは手元で操作できるため、走行時でも瞬時に切り替えが可能。
シフターは最近流行のサムシフター。
複雑で高性能なシフターよりも、こういう粗削りで武骨なほうがカッコ良かったりもする。
リヤ廻り。
リヤメカはマイクロシフト製。
オフロードタイヤはダテじゃござーせん。
ちゃんと林道走行もこなせる本格派。
なんちゃって自転車ばっかりのこのご時世、なかなか優秀です。
そしてKHSと言えば忘れちゃいけないのがこのソフトテール。
サスペンションではありませんが、適度な「しなり」を生み出すことで走行フィーリングを向上させる機構です。
そしてハブは前後ともにアメリカンクラシック社製。
ラージフランジがツーリング車っぽくていい感じ。
フリーのラチェット音が明らかにシマノとは違いカスタム車っぽいとこもいい。
車重はカタログデータによると約11.5kg
ツーリングはもちろんキャンプや釣りのお供にも最適です。
人とはちょっと違うミニベロをお探しの方、いかがですか?