こんにちはビショップです。
電動アシストのトラブルでメインスイッチの表示パネルが破れてしまうケースがここ最近多発しています。
今週だけで4件。
特に強い雨が降った翌日に多い気がします。
すべてご購入から数年経過しています。
表示パネルのスイッチ部分は薄い樹脂フィルムなので劣化が進むと破れやすくなります。
もちろん何年経っても問題なく使用されている方も大勢いらっしゃいますので、設計に問題があると考えるのも短絡的かと。
原因はとても単純。
表示パネルにあるスイッチを爪で押して操作していたためです。
1度や2度くらいならいいのでしょうが何年も続けていると破れてしまいます。
たいていご本人は無意識で押してしまっているため「いや、ちゃんと優しく操作しています」とおっしゃいます。
しかし修理後、引き渡す際に操作してもらうと早速爪で「ギュッ」と押しています。
「あ、それそれ、それですよ。」
「あ、・・・・・」
ここでやっと気づくようです。
爪で押すのは蚊に刺されたとこだけにしましょう。
これが破れてしまったメインスイッチ。
操作頻度の高い電源ボタンが破れるケースが多いです。
こうなると破れた箇所から水が侵入し電源が落ちなくなったりアシストの切り替えができなくなったりします。
基盤が完全に乾燥するまで数日待ってから表面に梱包テープなどの透明なフィルムを貼って使うという荒治療もありますが、安全のためちゃんと修理しましょう。
表示パネルの樹脂フィルムをめくってみると・・・・・
丸くて白い樹脂パーツを通して奥に見える赤いタクトスイッチを押す構造になっています。
ご覧のようにスイッチに水がたっぷり入っています。
防水構造になっていないのか反応しなくなってしまいます。
ビチョビチョです。
分解できる構造にはなっていませんが、バラしてみたくなるってのが自転車屋の性分。
てことで無理やり分解。
おーなるほど。
予想通りちんぷんかんぷんシステム採用だな。
画像ではわかりにくいですが内部の基盤も水浸し。
サビが発生している部分すらあります。
モデルによってスイッチの仕様が異なるため修理代にも金額差が発生します。
安いモデルでも1万円程度は覚悟してください。
修理後は指の腹で優し~く「ポチッ」て操作してくださいね。
爪でスイッチ操作してるという方、次はあなたの番かもしれません。