こんにちは、ビショップです。
今回の内容は、先日の記事内でふれたギュットミニDXの問題点についてです。
完璧に見えるどんな工業製品にも、どこかしら欠点はあるものです。
たとえばお掃除機能付きのエアコンですが、
エアコンクリーニング業者さんは口を揃えて
「次回買い換えるときはお掃除機能無しのほうがいいですよ。」
とおっしゃいます。
その理由は「シンプルなほうが故障が少ないから」と、理由もシンプル。
たしかにそうです。
機能が増えて複雑化すると故障のリスクも増え
修理にお金も時間もかかります。
「お掃除機能付き」なんて書いてあったら
お掃除しなくてもいいんだ~楽ちんだね~
なんて都合のいい解釈をしてしまうものです。
こちらをご覧ください ↓
「パンクガードマン」て書いてあります。
パンクをガードしてくれるんだ~
と解釈する人もいれば
パンクしないんだ~
と解釈する人もいるでしょう。
でも、実際はパンクします、すごく・・・
裂傷が見えますでしょうか?
そうです、タイヤが破れてしまうのです。
パンクガードマンがパンクするのです。
早い方だと購入後半年でこうなります。
この状態になってしまうとタイヤ交換が必要ですが、
専用タイヤを使用するため修理はとても高額になります。
このパンクはギュットミニDX(EX)のブラウンタイヤばかりに発生しています。
一般的にカラータイヤは素材の都合上、ブラックタイヤよりも耐久性が劣りますので注意が必要です。
チューブにもタイヤ裂傷によるダメージが残ってしまうので
将来的なパンクのリスクを考慮して交換が望ましいです。
ではなぜこんな酷い状態になってしまうのか?
第一にユーザーの空気圧管理の問題です。
指定空気圧を守っていればこんなことにはなりません。
「そんなもん知らん」といってもちゃんと説明書に書いてあります。
どのメーカーの保証書にも間違えた使用方法は保証対象外って明記されています。
第二に納車説明を受けていないことです。
このタイプのパンクはインターネットやディスカウントで購入した方がほとんどです。
納車時に使用方法や注意点などの説明を受けずに使用しますから当然といえば当然の結果です。
かと言って他店購入品の取扱い説明をするお店なんて、自転車店に限らずありません。
正しい使用方法を知らずに使用しますから1年経過した頃からあちこち不具合が発生し始めます。
納車時には短くても30分、車種や装備によっては1時間程度説明が必要になります。
納車説明はお買い上げ金額に含まれるサービスであって無償でできるものではないのです。
値段だけで判断してネットで買うと、ちょっとの金額をケチったばっかりに痛い目を見ることになります。
賢い人は購入後のアフターサービスも含めてお買い物するものです。
パンクした重たい自転車を引きずってわざわざ修理に持っていくなんて苦痛ですからね。
たいてい皆さん電動の重さのせいで怒りながら持ってこられます。
パパさんのせっかくのお休みも台無しです。
当店購入車なら定期点検や簡単な修理は無料で行っています。
購入後のメンテナスに関わる出費がほとんど発生しないのです。
購入検討時は、故障したときのことなんて考えてないかもしれませんが
子供乗せの電動アシストを長持ちさせるには定期的なメンテナンスが不可欠です。
修理やメンテナスを考慮して、なるべく徒歩で行ける範囲のお店で購入しましょう。
当店ご購入車で修理が必要な場合は出張での対応(エリア限定)も可能ですので、ご購入後も安心してお使いいただけます。
続きましてギュットミニの走行中のギシギシという音鳴りについて。
弱点というほどではありませんが、注意点です。
テンポよくペダルを漕いでると、このあたりからギシギシ音が発生することがあります。
写真が横向きなのでわかりにくいかもしれませんが、
一生懸命ペダルをこぐとペダルを踏み込む瞬間だけギシギシとポンコツ音がします。
走行中にペダルの上で立ち上がって上下に揺さぶっても同じ音がします。
これは、ほぼ間違いなく以下の方法で直ります。
赤い印の部分に樹脂製のブロックがあります。
3本スジが入った黒い部品です。
この部品はチェーンカバーに取付けられていて、
モーターのケースに当ててあります。
当ててるだけなのでこぎ出しや加速時にフレームがたわむと
当ててる部分がこすれてギシギシと音が発生します。
改善方法ですが、隙間からシリコングリスなどを塗ってやればいいだけです。
それで音はやみます、簡単です。
タイヤの件についてはビッケやバビーがパンクしないという
意味ではありませんので誤解のないようにお願いします。
どの車種もやはり空気圧不足によるパンクは発生しています。
経験上ギュットアニーズが一番パンクに強いように思います。
タイヤ自体が強いのとチューブが肉厚なのとリム幅が広いことが要因だと考えられます。
ビッケやバビーはタイヤとチューブはギュットアニーズと同じものを採用していますが、
リムは幅が狭いものを使っています。
修理時にチューブを見ればどちらのリムがチューブに負担をかけているか明白です。
他にもいろいろ弱点、注意点はありますが長くなるのでそれはまた気が向けば。