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プラスチックごみから都市ガス

2005-05-11 20:07:59 | environment
――プラスチックごみから都市ガスができます--。ポリエチレンなどの廃プラスチックを加熱処理し、メタンやイソブタンなど都市ガスにも使われている燃料用のガスを取り出すことに、独立行政法人・産業技術総合研究所(茨城県つくば市)などの研究グループが成功した。ガスは処理費用の2倍以上の価格で売却できる見通しで、プラスチックのリサイクルが大きく進みそうだ。東京都内で開かれる石油学会で17日に発表する。――
プラスチックごみ:加熱処理して都市ガスに変換 産業総研 MSN-Mainichi INTERACTIVE 科学(5月7日)

今までプラスチックは化学処理によって
重油を取り出す方法がありましたが
費用対効果の面から実用化されませんでした。
(ニュースにもある通り、価格が50円程度の
 1キロの重油を作るのに80円掛かる)

産業技術総合研究所と高分子分解研究所の
共同研究グループが成功した方法は

買い物袋や洗剤用ボトルなどに使われる
ポリエチレンやポリプロピレンを砕いて
砂を混ぜ、ステンレス管で加熱することとか。

砂を混ぜることで燃焼効率が増すらしいです。

この方法により都市ガスに使われている
メタンやイソブタンが取り出せるということで
省エネルギーに加え、プラスチックゴミ自体も
減らせるという画期的な話です。

ガス1キロを作るのに掛かる費用は50円程度
出来たガスは120円で売れるそうで
コストパフォーマンスも申し分ありません。

この方法が直ちに実用化され、プラスチックのリサイクルが
積極的に行われるようになることを大いに期待します。