ベンガル虎
【絵乃詞】1967年に射殺されたあるベンガルトラは、体重389kg、体長3.35m以上。436人殺した。前脚の力は人間の頭蓋骨を一撃で粉砕するに十分であり、短距離なら時速64km、ほぼサラブレッド競走馬のトップスピードに匹敵する速さで走ることができる。オオカミ、ヒョウ、サイ、ゾウまで捕食し、クマばかりを獲物にしていたトラもいるそうだ。だが、トラ同士の縄張りをめぐる争いは極めて過酷で、敗れれば本来の生息場所ではないところで餌を漁るしかなくなってしまう。(全文引用。元記事➡ここ)
いつものやり方ですが、先ず原文を一旦コピーし、要約し終えた所から、英語を消す戦術を取ることにします。(訳を書き下ろしていると最初はどうしても全訳になるので、著作権に配慮して細字にした部分は掲載後一ヵ月で消去します。)
ゲームをビッドすること
歴然としたゲームは必ずビッドせよ。一つでもビッドしそこなうと酷く悪いIMPになる。この節の問題は、君の側が普通の目安の点1⃣ (3NT か 4Mで25-26、5mで28-29)が無いときどうするかだ。
少しでも意味が有れば、バルゲームにはは背伸びせよ。ノンバルゲームには少し背伸びせよ。しかし出来目は君達に有利なわけでない。ハンドをプレイするのはディフェンスより遥かに易しいことを肝に銘じよ。
優秀なプレイヤーでも、しょっちゅう、君達がメイクする筈がないコントラクトをメイクさせてくれる。時には君達はラッキーで、相手のカードが全部いい方に有る。
優秀なプレイヤーでも、しょっちゅう、君達がメイクする筈がないコントラクトをメイクさせてくれる。時には君達はラッキーで、相手のカードが全部いい方に有る。
どういうときに背伸びすべきか。次のガイドラインが役立つだろう。
- 絵札だけでゲームをビッドするな。
NTには長いスーツ (5+枚) が出来目を増す。スーツコントラクトにはサイドスーツのショートネスがラフによるトリックを増やす。 - 手の評価に高い屑札を考えよ。
A K 3 2 と Q 5 4 が向かい合って居ても3-3 ( 35%)でないと4トリック取れぬ。しかしA K 10 7とQ 9 8だと 60%の確率で4トリック取れる。 - マッチング(五S注 両方の手で向かい合っている。例.ミラーハンド)配札 (特に4-3-3-3) で長いス―ツが無いハンドは、ゲームの見込みが悪い。
下の手は27に♠4-4フィットも有るが、4Sは見込み薄で、3Sでさえもオーバービッドで有り得る。♠ K 8 4 3 ♠ A 9 7 2 ♥ 8 7 3 ♥ Q 10 2 ♦ A Q 6 ♦ K J 10 ♣ K 9 4 ♣ A J 8 - マッチングダブルトンは悪い。ゲームの見込みを減らす。
屑札が向き合って居れば2クィックルーザー出るし、絵札同士(例えばA 10 と K Q) ならHCPが無駄になる。 - マッチング5-2フィットは悪い。パートナーの双方い5枚スーツが有るとき、長いスーツによるトリックを期待してゲームビッドするかもしれぬが、パートナーがダブルトンだと、トリックを作り出すのが間に合わぬ。
次の手は大多数のパートナーシップが3NTをビッドするだろうが、両方の5枚スーツが3-3 (明らかに確率小 五S注 約10%)で無ければ落ちる。♠ K Q 7 5 4 ♠ 8 2 ♥ 7 5 ♥ A Q 8 6 3 ♦ Q 10 3 ♦ K J 9 ♣ K 9 4 ♣ A 8 7 - 介入されたら相手方のビッドから情報が取れる。ゲームの成否、パートスコアで止まるか、相手が高すぎるビッドをしたらペナルティダブルを掛けるかの判断に生かせ。
- 正しいゲームを選べ。3NTか4Mの選択はしょっちゅう起きる。一般的なルールは8枚フィット有ればMゲーム、7枚だったらNTだ。とは言え、5-2や 4-3フィットでも、一つのスーツが全くオープン(すかすか)だったら 切札でやることを恐れるな。下の2例では4Sが 3NTよりずっと良い。
♠ A J 10 8 5 ♠ K Q ♥ 4 3 ♥ 8 5 2 ♦ A Q J ♦ K 9 7 3 ♣ K Q 9 ♣ A 10 4 2
4-4Mフィットが有っても、長さでトリックが取れるソリッドサイドスーツが有るか、二人で28点以上有るときは3NTの方を考えよ。♠ A K Q 10 ♠ J 4 3 ♥ A K 6 ♥ Q J 9 4 ♦ K 8 4 2 ♦ A 9 6 3 ♣ 8 7 ♣ 9 3 - mゲームは避けよ。それには普通二人合わせて29点以上要る。非常に長いがソリッドでないmスーツと1,2スーツでショートネスが無い限り3NTを選べ。
下の例ではmゲームが3NTよりずっと良い。♠ A K 6 ♠ 7 ♥ K Q 5 3 ♥ A ♦ 9 5 ♦ Q J 10 8 7 6 4 2 ♣ A K Q 5 ♣ 7 4 2
1⃣純HCPに或る程度加点した値を指すのであろう。但しショートネス又はショーテージ自体を点に換算することはせず、手の形・強さの評価材料に加えているところは、前世紀末から今世紀への考え方(ハーディも含む。)に沿って居る。