Never to be a mother

2015年11月23日 | 本、人、講座、情報シェア

子どもを持ちたくないという女性以外の多くの女性にとっては、独身だろうが既婚だろうが、
子どもが欲しかったのにお母さんになれなかったらかなり悲しい出来事だと思います。

夫婦に限らずどんな立場(未婚既婚、婚姻の形問わず)でも、
子どもを持たない人生の人が親の世代よりずっと多くなってくると思うんです。
そんなブログのカテゴリーを探してもドンピシャなものがなく、
子どもなし夫婦や夫婦2人などが出てきて、ん、微妙に違うかなと思いつつ
こちらのカテゴリに登録させていただいています。


前置きが長くてすみません。

以前書きましたが、不妊治療に関する本はたくさん出ていて
元気づけられるようなものや参考になるものがあると思うのですが、
未婚既婚問わず子どもがいない人生の参考になるような本は見つかりませんでした。

ちなみに、まだ読んでいませんが、レビューを見ると子どもを持たない夫婦2人暮らしになった方には、
下記は参考になりそうな1冊かなと思いました。
不妊治療、やめました。~ふたり暮らしを決めた日~


そんな中、ブログの紹介文にもある、ある1冊の本に偶然出会いました。
出会った場所は断食で何度か利用している、伊豆のやすらぎの里の図書コーナー。

『「産まない女」として生きるあなたへ 』という題名に思わず手に取り一気に読みました。

これ、こういう本を求めていた
子どもを持たない人生は男性にもあるけれど、産まないは女性だけ。
この産まない、母になれなかった、という悲しみは生物学的なものもあるのでしょうが、
女性特有のものです。独身既婚関係ない。
ここに向けて(私も含めて)発信した本が欲しかった、まさにこれ


「産まない女」として生きるあなたへ
リンダ・H・アントン (著), 久坂 翠 (訳)

出版年を見ると2001年。多分少し早過ぎたんだ、と思います。
見ると新本が普通の価格で売っていない、、、絶版かな

「産まない女」というと、ちょっとネガティブなイメージも受けるところもあります。
この本の原題 Never to be a mother (直訳 母になることは決してなかった)の方がしっくりきそう。

副題(英語)の A guide for all women who didn’t – or couldn’t – have children
「子どもを持つことがなかった、or 子どもを持つことができなかった全ての女性のためのガイド」
みたいな本がもっともっと出てくれるといいなあと思います。

本はその図書コーナーでざっと読んだだけだったので、改めて手に入れ、
再読して、追々、本から参考になったところを抜粋し感想を書いていこうと思います。


アメリカでの話なので、日本とかなり事情が違うところや似ているところもあります。
この話は日本ではないかしら?というところもありますが
母になれなかった悲しみを癒す方法やケースが書かれていました。
カウンセリングやセラピーを学んでいる私にとっては、
悲しみを癒すという点からゆっくり再読していきたいと思っています。


人生は一人でも面白い?

2015年11月22日 | 本、人、講座、情報シェア
その時々に自分に必要なことが書かれていたり、元気を与えてくれそうな本を探して読んできました。

今はネットで本が買えるので、本屋にいる時間は格段に減ったけれど、あれこれ細かいもの含め
悩み多き願望多き20代30代は、

図書館(残念なことに新しい本は貸出されている)や本屋によく行っていました。

専門的な分野(料理や趣味etc)以外の本を探す以外はいつもだいたい「自己啓発」と名の付くコーナー。

今は「女性エッセイ」コーナーにもかわいらしい表紙の自己啓発本がおいてあります。

(今は自己啓発コーナーにはあまり行ってません。興味がなくなったというか。
ところで「自己啓発」ってことば、少しあやしげなところもありますよね。)

30歳を前にしたときは、「30までにやること」みたいな本、

そして35近くなればその年齢あたりの題名が入っていた本、

不利な条件から結婚した人や転職した人のいわゆる成功本。

各種のノウハウ本。


だいたい自分より若い人が書いている人の本は「まだこんな若い人が偉そうに」と
思い買わない(どちらが偉そうなんだか)。
自分が共感できるもの、似たようなバックグランドを持っている人の本はOKだけれど
なんだか「とても恵まれていそうな」人が書いた本は、「読者の気持ち分かるわけないじゃん」と買わない。

さすがに自分より若い人が書いたいい本が最近はたくさんあるので読みますが、要するに
その本を読むことで「今の自分が希望が持てそう」なものを求めてたんですよね。

篠田桃紅さんの『一〇三歳になってわかったこと 人生は一人でも面白い』を新聞広告で見たときは
「ひゃ、ひゃくさんさい?」「人生一人でも、って結婚はされてないのかな?」と興味が湧き早速購入しました。
その後、テレビでインタビューにお答えされていたり、何度か取り上げられていて
御姿を拝見しました。

芸術の才能があってそれを職業とされているところは
一般の方とは違うと思います。
それでも戦争を経験して1世紀以上を生きてきている、
生涯独身を貫いている方の「人生は一人でも面白い」という言葉には重みがあります。

私、日常でも例えば、〇〇じゃなくて寂しい、行ったら一人だったので寂しかった、などすぐ言っています。
このブログの関連でいえば
子どもがいないと老後寂しいだろうな、と感じます。

でもそんなステージ(というのかレベルというのか?)を超えたような篠田さんの凛とした御姿に
孤高の気高さみたいなものを感じました。

私は1人でいることが苦にならない方だし、一人暮らしも長くしてきたけれど、
人生一人でも面白い、とは言い切れない、分からない。

著者は語る】美術家・篠田桃紅氏 「一〇三歳になってわかったこと











ひとりごと

2015年11月20日 | ひとりごと、雑記
秋から冬、だんだん日が短くなってくる季節。

独身で30代後半頃以降は、寒く日照時間も短くなると悲しくて

このまま1人なのかな~と切羽詰まり泣いたりしました。

今も季節は同じようにめぐってきて、

あの頃のような悲しさはなくなってはきたけれど、

やはりなんとなく寂しい気持ちになるのは同じ。


夏のような陽気もあれば

じっと寒さを耐える冬もあり、、、



「子どもがいない」言葉、独身既婚選択かかわらず一般的になって~

2015年11月19日 | ブログについて
何度かブログで書いてきましたが、

独身でも既婚でも、子どもが欲しくて授からなかった、事情で子どもがいない、選択して子どもを持たない、、、、
状況はそれぞれだけれど、
「子どもがいない」を一言で簡潔に、できれば嫌味もなく表わす言葉が一般的になって欲しいです。

最近ほとんど出てこなくなった
DINKS

バブルの頃だったら
「うちはDINKSだから」
「あのお宅はDINKSだから(・・・お金あるのよ ヒソヒソ←こんな心の声もあっただろう

「子どもはおらず夫婦2人で稼いでいる」を一言DINKSで言える便利さ。
(良くも悪くも

少子化の問題がこんなにクローズアップされて国をあげて取り組む昨今。
多様化するライフスタイル。
晩婚化。
不妊治療の光もあり、悲しくも授からなかった人もいる。

私が現実的に「あー」と思うのは、

パート、趣味の会、習い事、ボランティアetcに出れば
全くの嫌味ではなく世間話の一環として「お子さんは?」「お子さんはもう大きいんですか?」
と聞かれること。
この時、「うち、子どもいないんで」と返した瞬間の一瞬の間。この間が「あー」と思います。

聞く方も趣味や仕事をする時間はどうやってやりくりしているのかな、という
純粋な興味や普通にプロフィールを聞いているだけのこと。
相手に嫌味がないからこそ
「うちDINKSなんで~」みたいに返せる言葉が一般的になって欲しい~

という思いで、

結婚していてもしていなくても、
子どもがいない人生を LIfe of No KidS で LINKSとつけてみました







住んでいる場所によっても

2015年11月17日 | 子どもがいないということ
子どもがいなかった昔の女性は今より精神的に大変だったろうなぁという記事
書きました。

人の見る目が昔よりは緩やかにはなってきただろうな、という
世代間の違いですが、
現在も日本で進行している明らかな違い、格差に
場所がありますよね。

私は今まで一時期を除き、首都圏に住んで、東京の会社に勤めてきました。

社内でずっと独身で定年まで迎えた人(男女問わず)、
バツ2で3度目の結婚をした人、
全くの他業種からの転職者、ある日突然外国に移住してしまった人etc


日本全国から、世界から様々な人が集まっている都市だし、
一部の商店街や古い街はご近所さんどうしのつながりがあると思いますが、
マンションやアパートに住めば人間関係が希薄です。
隣の人が何やっているかなんてもちろん知らなかったです。

人が多い分、いろんな方がいます。
他人からの干渉もそんなにはないです。




「周りが結婚しているからなんか居づらい」
「周りの結婚している人は皆子どもがいるから肩身が狭い」
と都市部で言っていても

地方のご近所さんつながりが強い地域に住む
独身女性や既婚で子どもがいない人は
もっと大変なんじゃないかな、と思います。
人口が少ない分、少数派の少数派。

多様な生き方に対する寛容さの地域間格差、とでも
いうんでしょうか。


子どもがいないことを話せる人はいるのかな。
いなかったらとてもつらいんじゃないのかな。


都市部でも、主婦が多い場所(パートやサークルいろいろ)に行けば
お子さんの話ばかりになってしまうと
取り残され感はあります。

でも、多様な人々が共存している都市部に住んでいるということは
子どもがいない人にとっては、ある意味あり難いことかもしれないです。