感傷

私が娘に
美味しい美味しいって
勧めたもんだから

お友達と
その食堂に
行ったらしい




帰って来たから
感想聞くと





「おやじがキモかった」
と
一言



　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　











「そこの大将が
セクハラしたのか」

あせって
聞いたら






「違う
常連のオヤジ２人組みが
ウザかったの」

って言う



で
詳しく聞いてみたら

オヤジの一人が
食べてる娘らに
しつこく話しかけたのだそうだ



「君ら高校生かい？」
だの


「今が一番楽しい時じゃない？」
だの


「どこの学校なの？」
だの


「野菜どうして残すの？」
































放っといたらんかい娘らを






「どんな　オヤジだった」


「普通のオヤジ」






娘にとっての
普通って






どの程度を指すんだろう












私は
その現場を
知らないから
勝手なこと
言うけど
























ちょっと　羨ましい





　　　　　　　　　　　　　







たとえ
気持ち悪く
ウザくとも

一応オトコに話しかけられたんだから







だけど
私は
娘のハハという立場上


「本当に気持ち悪いね
そのジジイ」

っと
大人の受け答えに
終始しておかねばならなかった





































が　ちと羨ましい


で
続けて
娘

「そういえば




大将も　話しかけてきた」






なぬっ

大将までもか











「『ごはん　少なめによそっておいたから








足りなかったら言ってくださいね』って」



























どいつも
こいつも













エロじじい丸出しか





うちらが
何回行ったって

客をはじめ
大将　そんなこと
ただの一回も言やしない

ていうか
最初っから




いいのか
ってくらい

あたしらには
ごはん
山盛りに盛って出してくる



今の今まで
そんな大将の気風の良さが
嬉しかった


というのに








娘の
今の話聞いて


よく分かった



あの店は
















































年寄りとヤングを差別する店だっちゅうことを・・・・





　　　　　　　　　　　　　　　　　　

事情

お友達が
ちょっとだけ
あたしのおうちに来たい
って
うるさいから





仕方なく来させた





「すぐ帰れよ」


「おーっ　まかせとき」





すぐ帰るなら
まいっか
って




おうちに上がらせたら











































そう　全く帰らん！





　　　　　　　　　　　　　　　





どころか




「甘い物が食べたい」

だの


「お茶飲みたい」



だのって


我が家は喫茶店か




　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　







まあ
憎めないお友達だから

優しい私
お茶とまんじゅう


ええ
差し上げましたとも







そうしたら
調子に乗って













ますます帰る気配無し










くつろぎまくっちゃってるんだよ







腹立つから

「娘が帰宅するまでに帰れ」


「おーっ　まかせとき」




って


またあんた
同じ返事したんだけど








どーせね


帰らんのやろ
娘が帰ってきたって・・・









































ほら




大当たり

















　　　　　　　　　　　　　　　　　




「ただいま」





「おかえり」


って
まるで母のごとく
娘を迎え入れる








そのまま
娘と雑談



始めた

んだけど





途中
わたしに





「はな









もう夕方になったから








































干してる布団はよ取り入れろ」






























教えてくれてありがとう







って


そーよ


あんたを
早く帰らそう
そればかり考えてたからね
布団のことなんか
すっかり忘れてたわいな







腹立ちまぎれに
取り入れる布団
バンバン
叩きまくってたら


お友達





































「凄いホコリやね」





































ほっとかんかい！！






　　　　　　　　　　　　　　











娘と
仲良く喋ってる様子見たら
「帰れ　帰れ」

って
連呼もできず



でも
わたしがお友達の周りを
ソワソワ落ち着かない様子で
ウロウロしてやった




ら



どうにか
やっと






「もう　帰れって
思ってるやろ」























「当たり前や」



　　　　　　　　　　　　　　　





「はいはい」







で
やれやれ
やっと


お帰りに。。。。









　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　










このリベンジに
激しく燃えたいところであるが





今まで
散々




わたしがお友達の家に
居座ってたこと
あったから






その
リベンジが


今日


って


思ってみたりもするわけだ




　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

堪忍

私の都合に合わさせて
ダーリン引き連れて
出かけてばかりじゃ
いけないからね





「今日　ゴルフ用品の
お店にも行こうよ」

って
ダーリン誘ったら
ほいほい　うまく
付いて来てくれ





で
一緒に出かけて





で






私の用が済んだ







よし
これから
ゴルフのお店に行こうね





えいえいおーーーっ




　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　








で
お店のある駅に到着








あっ
ここの駅



なら
行きたいなって
思ってた天神様があるとこだ

せっかくだから


そりゃお参りお参り







凄い人ごみだったけど
どうにかお参りできて
お留守番の娘に
お守り買ってかえろう
って




売り場に行ったら
これがまた
もの凄いひとだかりで
めまいがしそうだったんだけど


でも
頑張って
長蛇の列に並び
どうにかこうにか
お守りゲット







で
そこを
後にしながら




いよいよダーリンのゴルフの店に
行こう


だけど
疲れた
「ちょっとお茶しよう」




ダーリンは
私を怪しんだか

「オレ　一人で
お店に　行ってくるから」
だって


でも
私が淋しそうな横顔見せたから（女優）





一緒にお茶してくれ
なんとそのお茶したさきが



私の好きな商店街








そんなに私


訴える目してた





「・・・・・・いいぞ




寄っても。。。。。」


だって




私何も言ってないのにウフッ




じゃ
お言葉に甘えて
ちょっとだけウロウロしましょうかしら










ほんのちょっとだけ（）


ウロウロしてたら


まぐろ屋さん見つけ
娘が好きだから
ってんで


「うちの近所で買えば？」
ってダーリンの言葉無視して
そこで買ったの




だって　とっても安かったんだもん





で

いよいよ


ダーリンのゴルフ用品の
お店に
行くぞ




で
２人
歩き始めました
すっかり遅くなっちゃった








歩きながら





「パパ　すっかり夕方になったね」






「。。。。。。。。。」








「何が今回欲しいの？」







「。。。。。。。。。。」












「そのお店もう近いの？」










「。。。。。。。。。」









「あのさ　　











マ。。。」



































「グロが腐るって言いたいんだろっ！！！」







　　　　　　　　　　　　　　　　





























「もういい帰ろう
又いつか来る

































オレ　一人で」







　　　　　　　　　　　　　　　






れれ






私








なんか
悪かった



　　　　　　　　　　　　　　　　　　












これからは
誘導尋問やめにします



そんな問題じゃない




　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

不平

ジーパンが



























今朝　裂けた












　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　



ベルト通しのとこ




お正月の
ダラダラ食べが
影響したのか
お腹回りが凄いことに
なってて



ベルト通しに
指突っ込んで
グイグイ
これでもかこれでもかっ
て上に引き上げてたら















ついに　ちぎれたんだよ！！！！








　　　　　　　　　　　　　　　　　



まあね
お正月に
はじまったことじゃないんだけど



私の腹回りのヤバさって・・・



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　









その前

他のジーパンなんだけど

そのとき履けたことは履けた


んだけど





履けたんだけど


































チャックが閉まらん




っていうか























チャックが上がらん！







　　　　　　　　　　　　　　　











でも


なんとか

無理矢理



どうにかこうにか




私の怪力で
そのチャック




引き上げた




　　　　　　　　　　　　　　　



























ら　裂けた


















チャックとジーパンの
縫い目が裂けたんだよ





　　　　　　　　　　　　　









で　その前
また違うジーパンなんだけど

その時は
上までちゃんと履けたし
チャックもどうにか閉まったし








縫い目も裂けなかった


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　



















で


閉めたチャックの上の
ボタン無理矢理

どうにか

必死で
留めたら





















今度は


















ボタンホールが　裂けた




　　　　　　　　　　　　　　　　







　　　　　　　　　　　　　　　　　　　


































腹のゼー肉



どうにか
胸にまわせんものか。。。










　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

深層

お風呂から上がって
パジャマ着たダーリンが
やってきて

「今履いたパンツもボロボロだった・・」
って言うんだけど





　　　　　　　　　　　　　　　　






なんでいまさらそんな分かりきったこと
言うんか



とりあえず
「わかったわかった　そのうち
買ってきてあげる」

って
この言葉



去年の秋位から


いや夏位から



私言ってる気がするんだけど














まあ
いいや




もちょっとほっとこう









なんて思ってたら









「今日行った病院で





オレ












































パンツ一丁になったんだぞ」




　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　



















なんともうした？！






　　　　　　　　　　　　　　　　













「。。。。腰の治療で





パンツ一丁」









「おお　







電気治療でズボン脱いだからな」










　　　　　　　　　　　

ってことは。。。







「パパ　




今日どんなパンツ履いてったの」








「どんなっつったって・・・








オレのパンツ





























まともなのは１枚しかないから







で
そのまともなパンツ













































昨日履いたから













今日の病院へは






ボロボロパンツしか履いていけなかった」




























おかわいそうに



















って問題じゃないよそりゃ・・



　　　　　　　　　　　　　　　
















「その治療してもらうとき



先生以外に誰かいた？」







「誰って









看護婦のねーちゃんやら・・」





























ガーーーン




　　　　　　　　　　　　　　






妻として
ヨレヨレパンツを亭主に履かせてる
って
知らない人とはいえ
同性に
一瞬でも思われちゃったこと





非常に
なんでか
































恥かしいんだよ～～～っ







　　　　　　　　　　　　　　　　








まともなのが
１枚じゃ


やっぱりいけんね

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　






せめて


もう１枚ストックなければな











買おう

















次の電気治療までに







ダーリン
ヒョウヒョウとしておるが




あんなパンツ
人目にさらして
かなり恥かしかったと思うのに


外野の私でさえ
シチュエーション想像しただけで
たまらん恥かしいのに





もちょっと
私に憤り感じてもええくらいなのに











なんだかな。。
私の亭主って　






　　　　　　　　　　　　　　　　　

推察

お友達が
車で本屋さん連れてってくれる
っていうから
待ってたら


迎えに来てくれたんだけど



どうも様子がおかしい








「よく考えたら・・



車にガソリンが無かった
だから　歩いて出かけよう」
って





　　　　　　　　　　　　　　　　　










いくら歩くの好きな私でも
急に　遠くまで　歩こう
って言われたら

そんなすぐには
頭切り替えられないよ～っ


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　





「ねえ　ガソリン入れればいいじゃん」




「駄目　安い日が土　日曜日だから
今日は入れん」







　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　



そっか・・・









じゃ
歩くか電車しかないか






そうしたら
お友達


「う～～ん




ギリギリ走れるかもしれない






でも






足りないかも。。」







って
煮え切らない









ええいっ
本当にカラなのか
そんなに遠くの本屋じゃないんだから
ひょっとして


大丈夫なんじゃないのか




「はなの目で確認してみる


本当にギリギリかもしれないよ」










じゃ
ダメもとで
確認だけでもしてみるか
って
お友達の車の
ガソリン状況　見に行った

























ら





























たんまりあった





　　　　　　　　　　　　　




なにが
赤ランプ点く直前
かい




































あと３分の１もあるではないか！！！
（ガソリンメーターの針しっかり３分の１んとこ指しておるぞ）





　　　　　　　　　　　　








今から行こうとしてるとこ






























最低












１０往復はできる





　　　　　　　　　　　　　　





「あれま　





あったねたんまり」










あれまじゃないやろ
何大げさなこと言ってんじゃ





　　　　　　　　　　　　　　　






「私は悪くない



主人が　少し前運転しながら



『もう無いから入れないと』　って



言ってたんだもん」













まあね


あんたのだんさん
凄い心配性っちゅうのは
重々聞いてはおった








が





さすがに





このガソリンの





どこが　　　もう無い
っちゅうねん








結局
お友達のその車に
乗せてもらって
出かけれたわけなんだけど


その車中で
お友達の旦那さまの話で
花が咲いたわけなんだけど




　　　　　　　　　　　　　　　　　　




「あんたのだんさん
ホンマ神経質やね」



「そーよ　うちの主人



いつも



ガソリン満タンに入れたあと

































一目盛りでも減ったら焦りだすんだから　フフフ。。。」




























フフフ。。
って



































フフフじゃねえっ



　　　　　　　　　　　　　　　　　　





なんで
一目盛りでも減ったら
焦るんか


車走らせりゃ
ガソリン減ってくの当然じゃろ





なんや
かや
その件について
話してたんだけど

結局　
だんさんは
目盛りが半分切ったら
ドキドキし始めるらしい

そして
できるだけ
速やかに
満タンにしないと
落ち着かないらしい

それが
段々エスカレートして

仕舞いにゃあ

一目盛りでも減ったら
焦る　になったんだ










と
私は結論づけた





　　　　　　　　　　　　　　　　　　






私？





いつも
ガソリンのメーターに
空っぽを示す
赤ランプが点いて
初めて焦りだしてます









それもどうかと・・・



　　　　　　　　　　　　　

無意識

娘が
母の日にプレゼントしてくれた
お財布
大切に使っていたんだけど

もうヨレヨレのボロボロに
なってきて

で
仕方なく
新しいお財布に
変えたんだけど

その新しいお財布は
頂き物で
超高級品
それはいいんだけど

皮が固くて
私にとっては非常に
使いにくい

娘がくれたのが
１番良かったな


そんなこと
ブツブツつぶやいてたら
ダーリン
「新しい財布買ってやる」
って








おお









あなたは
なんて優しいの







いつもいつも


私はあなたに



古い物を食べさせ

臭いくさいとバカにし

毎夜できるだけ遅く帰れとキツく言い

冷蔵庫は勝手に開けるなと叱り

２台あるテレビは娘と私の物だし

お風呂は最後に入らせ

裂けた布団に寝かせてるというのに・・・・































なのに

それでも

財布を買ってくれると言うのですね






　　　　　　　　　　　　











そんなに

































わしを愛しぬいておるのか











仕方ない
買ってもらってやっか














って


デパートに着きました

「好きなのを買っていいぞ」


よし
ホンマええんじゃな




財布コーナーへ直行




どれにしよう






ほーーっ

財布も高いのう





あれっ


隣は少し安いぞ



って




その隣はもっと
安い




って


どんどん



そんな
綱渡りしてたら






































数万円のコーナーから



９８０円ワゴンコーナーに行き着いた



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　








ヤッターッ






ここが私のテリトリーなんよね



「高い財布買っていいのに」
って
横から
ダーリン言ってくれるんだけど







私にはね高級なのは
似合わんのじゃ




安いので十分よ









どれにしよう




って




安い分
そんなに色んな種類はないんだけど







軽くて
コンパクトなのがいいな



って
二つ折りのとか
色々見てたら



「長財布にせい」








「それは地味じゃ」




「それなんか変」



「それ派手すぎる」







　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　




















ちょっと！











ちょっと　ちょっと！！






　　　　　　　　　　　　　　　　




横からうるさすぎ





好きなの買え
って
あんたがいうたくせに
なんやかんや
私が選ぼうとするの邪魔する




「長財布はカバンの中で場所とるし
重いから嫌なの」






「でも



はなの今までの財布




二つ折りコンパクトだけど







































中味パンパンにふくらんでるから







軽いの買っても意味ない」






　　　　　　　　　　　　　　







ほんとだ！意味ないねえ











って









いわんでっ



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

自分でも
財布がパンパンなのは
ようわかっておる

それが
札束の膨らみならば
どんなにみんなに
自慢できることか







どーせ


パンパンが
何から形成されておるかいうたら













大量の意味ないレシート
大量のわけわからんスタンプカード
大量の期限切れのマックたらミスドたらのクーポン券
















くらいなもんじゃ
っちゅうのは
百も承知じゃけん




　　　　　　　　　　　　　　　


痛々しいくらい
膨らんだ私のデブ財布


　　　　　　　　　　　　　　　　　　






整理せねば
整理せねば
で
経った年月よ。。。





「今度こそはあんなに
パンパンにしないから
小さめの財布でいいよ」
財布コーナーで
どんくらい時間経っただろう
もう疲れちゃって
早く決めたくって


デカ財布を勧めたり
高いの勧めたりしてくる
ダーリンどうにか丸め込んで
９８０円の二つ折り買ってもらい

帰りとんこつラーメン私がおごってあげて
仲良く家路に着きました

素直

知り合いのおうちに
新年の挨拶に
伺ったんだけど
ダーリンが
「早くお邪魔しても悪いから
『お昼過ぎに伺います』
って言っておいたから
お茶だけいただいて
帰ろうな」
って言うから

仕方なく
早くからそのお宅の近くまで
行ってたんだけど

その近所のお店でたらふくお昼ご飯
食べてから
お邪魔した









知り合いは
とても歓迎してくれて
そして私達は上がりこんで

リビングに通されたわけなんだけど




































凄いご馳走が並んどるやないか




　　　　　　　　　　　　　　












私は



































ダーリンをにらみつけた




ちゃんと
お昼過ぎに伺うって
言ったのか






「すぐ帰りますので
何も気を使わないでください」
なんて言っても

遠慮してるとしか
思われてない様子





「今　お昼ごはん沢山食べてきましたから」
って言うと

「まあ　どうして？






朝からずっとお待ちしてたのに」

って
言われて




　　　　　　　　　　　　






なに～～っ






ますます






























ダーリンをにらみつけた









ちゃんと


お昼過ぎから伺うっちゅうたんか




こんなん
わかっておったら
お昼あんなに食べやせんかったのに






お酒も勧められ
ご馳走も勧められ




でも
私
吐きそうになるくらい
お昼を今食べてきたからね

無理です

































ゆっくりいただいていいですか















（結局食うのか）




　　　　　　　　　　　　　　　　　　　





だってね

すぐ帰るぞ
って言ってた
ダーリンでさえ
勧められるままに
お酒飲む飲む







なら
私だって負けるもんか






って
どうにかこうにか
お料理口に運ぶんだけど
だけどいつものように
沢山食べれないわけで

非常にくやしいわけで
家じゃなかなか食べれないご馳走なんだから









だけどもう限界




ああ




どうしたらいいんじゃ。。






　　　　　　　　　　　　　　　　






まあ

素直になろう





で


聞こえるような声で
独りごと言ってみた











































「あ～あ　タッパ持ってくれば良かったなごちそう食べきれない」








　　　　　　　　　　　　　　　　












すぐに

















折り箱登場！！





　　　　　　　　　　







「好きなだけ詰めて
帰ってね」






はい


好きなだけ詰めて
帰りました









ダーリンの知り合いの
お宅だったんだけど



なにか？











すぐ帰る
って言いながら
居座ったダーリンが悪いんじゃもん





















私悪くない








ダーリン
なんか焦ってたみたいだけど。。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

押し

朝ごはんのあとに
「デザートよ」
って
お昼ごはんのあとに
「デザートよ」
って
夕食あとにももちろん
「デザートよ」
って


ダーリンに












ドーナツお出ししてたら







































いい加減キレた



　　　　　　　　　　　　　　　










「どーして　オレばかりが
古くなったドーナツ食べなきゃならん」






　　　　　　　　　　　　　
























おっしゃるとーり





　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　









でもね

連日娘は居ないから
食べる暇ないし
私は私でおせちの残りやら
頂き物のお菓子やら
たらふく食べなきゃならないから
とてもドーナツまでは口がまわらんから



頼みの綱はダーリン
あなただけなの






だから





































つべこべ言わずはよ食べっ





　　　　　　　　　　　　　　　













「そりゃ。。




もったいないから
食べるけど








オレが言いたいのは








オレには寝ても覚めても































古くなったドーナツ









それに引き換え

はなは






























頂き物の新しいケーキやシュークリーム





この違いは何か？と聞きたい」






















聞きたい


って
そりゃ


















そーゆうことでっせ

























「何言ってんの








ドーナツは揚げ菓子だから
なかなか腐らないけど
ケーキとかは
生もので
一刻も早く食べなきゃ
腐るでしょっ















だから　私は仕方なく食べてんのよ













何グチャグチャ言ってんの」







って
思いついたこと
まくし立ててみたんだけど



ダメ押しで
にらみもきかせた










　　　　　　　　　　　　




















ら
ダーリン










急におとなしくなった










　　　　　　　　　　　　　　　　





私の正当な反論にて



一件落着



　　　　　　　　　　　　　　　　　




無いときは
何もない我が家なんだけど

あるときは
食べきれないくらいに
お菓子が貯まる


世の中
なかなかうまくいかないな