ツーカー

疲れるね
初めての場所に　電車乗り継いで行くのって

娘と　亀有に行って来ました
そう　派出所見学に

って　違う　違う




娘の用事に付き合って
丸１日　出かけていたのです

我が家からは　かなり遠く
朝出発して　帰りは夕方遅くなっちゃった

私と娘が　出かけたあとは
必然的に　ダーリン一人が家に残る
昨日も　娘も私もそれぞれの用で居なくて
ダーリン一人静かに
お留守番してた

その　前の週も
ダーリン　一人ぼっちだったような・・・・確か　




そんな週末の繰り返しの今日

出かける前に私が言った言葉に
彼は　切れた


「パパ　毎日疲れた疲れたって　言ってるから
優しい私は気を使って
本当は３人で出かけたいんだけど（大嘘）
あえて　あなたを誘わないで　
家でユックリさせてあげようとしてるんだから感謝してよ
それと　私が帰るまで　冷蔵庫勝手に開けないでね」





























「お前って意味わからん」










多分　大嘘もばれたのであろう



あげくに














自由に　冷蔵庫も開けさせてもらえない









という屈辱に




　

男のプライドが
傷ついたのか






凄く怒っちゃった　　　　　　　　　　








私はといえば
逆ギレしそうだったけど
もう　出かけなくちゃならないから
「行ってきます」
も言わず
娘と家を飛び出した

一言多い私が招いた
気分の悪さ　　　　ではあるが

相手は我が夫

夫なだけに
絶対　私のほうから折れたくない

亀有から帰宅しても
私のほうから
絶対　口なんか　きいてやるもんか


















初めて行った亀有で
もやもやとした時間が
過ぎて行き












娘と帰宅の途へ







「ただいま～」
娘が　いう


「おかえり～」
夫が　こたえる


こんな時
かすがいに絶対しちゃいけないんだけど

子供が　夫婦の間のクッションになって
くれてることは　紛れもない事実なんだ








だけど
そのクッション娘は　帰宅するやいなや
塾に　大急ぎで行ってしまった






　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　



残るは
冷戦状態の　あたしら２人


それも　私がこれから料理作る
キッチンで夫はテレビ見てるから

２人が　同じ部屋の中　　　










一切視線も合わせず
夕食の準備に取り掛かった私


何も聞かない　
何も喋らない夫









勿論　
私だってそんな夫を無視










夫の見てるテレビ
なんか　お笑いやってる








キッチンに立ちながら
チラチラ横目でテレビ見てた私を　
知ってか知らずか




「最近　このお笑いの人　よく登場するね」

って　
静かに　嫌味なく　夫はつぶやいた　　　　　　　　　　　　　　　




ハン　
その程度で私は　口きかないよ
　　　　　　　　　　　口なんか　きかないんだからね








何分経っただろうか





ずっと　ずっと黙ってるのって
案外疲れる





でも　喋るもんか　夫なんかと









娘よ
なぜ　今日塾なんだ













時間が経つにつれ

なんで私は夫に対して
怒ってるのか

その趣旨さえ　よくわからなくなってきた























と

















「気がつかないかもしれないけど
キッチン周り全てと　このポットピカピカにしてみた」















　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　





「オレの　愛車（バイク）ピカピカに
磨いたって　おまえに誉めてはもらえないからな」












って







我が夫よ










君は
私のツボを
完全に押さえているのかい　もしかして




　　　
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