「幸田浩子ソプラノ・リサイタル」~CD「あなたの優しい歌声が~イタリア&フランス・オペラ・アリア集」リリース記念~
2月4日(木)19:00~ 王子ホール 全席指定 A列 9番 5,000円
ソプラノ:幸田浩子
ピアノ:河原忠之
【曲目】
グノー:『ロメオとジュリエット』より「私は夢に生きたい」
オッフェンバック:『ホフマン物語』より「森の小鳥はあこがれを歌う」
オッフェンバック:『ホフマン物語』より「舟歌」(ピアノ独奏)
ベッリーニ:『清教徒』より「私は清らかな乙女」
ベッリーニ:『清教徒』より「あなたの優しい声が」
プッチーニ:『ジャンニ・スキッキ』より「わたしの愛しいお父さま」
ヴェルディ:『リゴレット』より「慕わしい人の名は」
マスカーニ:『カヴァレリア・ルスティカーナ』より「間奏曲」(ピアノ独奏)
ドニゼッティ『ランメルモールのルチア』より「あの方の声の優しい響きが~香炉がくゆり(狂乱の場)」
《アンコール》オッフェンバック:『ホフマン物語』より「舟歌」
マスカーニ:「アヴェ・マリア」(『カヴァレリア・ルスティカーナ』の間奏曲)
ソプラノの幸田浩子さんのCD「あなたの優しい歌声が~イタリア&フランス・オペラ・アリア集」リリース記念リサイタルである。思えば幸田さんを聴くのは1年半ぶり。2008年6月の東京二期会のオペラ「ナクソス島のアリアドネ」以来となる。テレビでよく見かけるし、CDのリリースがあったりしたので、これほどご無沙汰していたとは思わなかった。今日は、河原忠之さんのピアノ伴奏による、じっくり聴けるリサイタル。しかも運良くも王子ホールの1列目正面かせ取れたので、素敵な一夜となった。
曲目を見ればわかるように、今日のプログラムはほとんどCDと同じ。歌われなかったのは『ラクメ』の「鐘の歌」だけだった。逆に今日歌われた曲は、オペラ・ファンなら誰でも知っているアリアばかり。ちょっとした名曲リサイタルだった。
今更言うまでもないが、幸田さんの声は限りなく透明に澄みきって美しい。この天性の美声と、完璧ともいえるコロラトゥーラの技巧と、オペラの際の演技力と、もちろん容姿の美しさ(かわいらしさ)で、今やトップスターである。今日もとてもチャーミングなステージさばきで、魅力いっぱいだった。
グノーの「私は夢に生きたい」は踊るような弾むリズムと流れるような歌が華麗だった。オッフェンバックのオランピアのアリア「森の小鳥はあこがれを歌う」は、誰が歌ってもコミカルで楽しい歌だが、この超難曲を歌いながらの機械人形の演技が見せ所になる。しかもかわいらしくないと、興ざめになりかねない。幸田さんの演技まじりの歌に会場の皆が楽しんでいた。『清教徒』の2曲はベルカントの技巧を十分に堪能させてくれた。Brava!!
休憩をはさんで、「わたしの愛しいお父さま」はしっとりとせつせつと歌う。声がきれいだけに、こころに染みこむようだ。ジルダのアリア「慕わしい人の名は」は、今日のプログラムの中では技巧よりも表現力が求められる一番本格的なアリアだったかも知れない。そういえは幸田さんのヴェルディってあまり聴いたことがないような。最後の「ルチア」の狂乱の場は、ベルカントの極致のような曲だが、この超絶技巧曲と超高音を目の前で聞かせていただき、これ以上の喜びはない。今度はぜひオペラで「ルチア」を聴かせて欲しい。
アンコールの2曲は、プログラムでは河原さんのピアノ・ソロだった曲に、歌が付いた。なかなか面白い試みだと思う。最後の「アヴェ・マリア」はしっとりと感動的なフィナーレ。う~む、Brava!!
今日の幸田さんは、歌も素晴らしかったが、何だかとても楽しげなステージだった。300席程度の王子ホールは歌手のリサイタルには負担がかからなくてちょうど良いのだろう。客席との距離も近く、一体感があって素敵な音楽空間が生まれるのだと思う。
今日もうひとつ改めて気づいたのが、河原忠之さんのピアノの巧さだ。さすがに日本一のコレペティトゥーア、歌手を歌わせるのが上手いだけでなく、たった1台のピアノで、いつも聞き慣れているアリアのオーケストラの多彩な表現を見事に聴かせてくれる。他の人の伴奏だとピアノにしか聞こえないのに、河原さんだとオーケストラに聞こえるのが不思議だ。実は河原さんのピアノも大好きである。Bravo!!
今日のリサイタルは幸田さんのCDリリース記念だから、当然のごとくサイン会。走って行って並び、CD2枚にト音記号がかわいらしいサインをいただき、おまけに握手してもらいました。お疲れのところ、ありがとうございました。
CD「あなたの優しい歌声が~イタリア&フランス・オペラ・アリア集」にサインをいただきました。
CD「カリヨン/幸田浩子~愛と祈りを歌う」にサインをいただきました。
2月4日(木)19:00~ 王子ホール 全席指定 A列 9番 5,000円
ソプラノ:幸田浩子
ピアノ:河原忠之
【曲目】
グノー:『ロメオとジュリエット』より「私は夢に生きたい」
オッフェンバック:『ホフマン物語』より「森の小鳥はあこがれを歌う」
オッフェンバック:『ホフマン物語』より「舟歌」(ピアノ独奏)
ベッリーニ:『清教徒』より「私は清らかな乙女」
ベッリーニ:『清教徒』より「あなたの優しい声が」
プッチーニ:『ジャンニ・スキッキ』より「わたしの愛しいお父さま」
ヴェルディ:『リゴレット』より「慕わしい人の名は」
マスカーニ:『カヴァレリア・ルスティカーナ』より「間奏曲」(ピアノ独奏)
ドニゼッティ『ランメルモールのルチア』より「あの方の声の優しい響きが~香炉がくゆり(狂乱の場)」
《アンコール》オッフェンバック:『ホフマン物語』より「舟歌」
マスカーニ:「アヴェ・マリア」(『カヴァレリア・ルスティカーナ』の間奏曲)
ソプラノの幸田浩子さんのCD「あなたの優しい歌声が~イタリア&フランス・オペラ・アリア集」リリース記念リサイタルである。思えば幸田さんを聴くのは1年半ぶり。2008年6月の東京二期会のオペラ「ナクソス島のアリアドネ」以来となる。テレビでよく見かけるし、CDのリリースがあったりしたので、これほどご無沙汰していたとは思わなかった。今日は、河原忠之さんのピアノ伴奏による、じっくり聴けるリサイタル。しかも運良くも王子ホールの1列目正面かせ取れたので、素敵な一夜となった。
曲目を見ればわかるように、今日のプログラムはほとんどCDと同じ。歌われなかったのは『ラクメ』の「鐘の歌」だけだった。逆に今日歌われた曲は、オペラ・ファンなら誰でも知っているアリアばかり。ちょっとした名曲リサイタルだった。
今更言うまでもないが、幸田さんの声は限りなく透明に澄みきって美しい。この天性の美声と、完璧ともいえるコロラトゥーラの技巧と、オペラの際の演技力と、もちろん容姿の美しさ(かわいらしさ)で、今やトップスターである。今日もとてもチャーミングなステージさばきで、魅力いっぱいだった。
グノーの「私は夢に生きたい」は踊るような弾むリズムと流れるような歌が華麗だった。オッフェンバックのオランピアのアリア「森の小鳥はあこがれを歌う」は、誰が歌ってもコミカルで楽しい歌だが、この超難曲を歌いながらの機械人形の演技が見せ所になる。しかもかわいらしくないと、興ざめになりかねない。幸田さんの演技まじりの歌に会場の皆が楽しんでいた。『清教徒』の2曲はベルカントの技巧を十分に堪能させてくれた。Brava!!
休憩をはさんで、「わたしの愛しいお父さま」はしっとりとせつせつと歌う。声がきれいだけに、こころに染みこむようだ。ジルダのアリア「慕わしい人の名は」は、今日のプログラムの中では技巧よりも表現力が求められる一番本格的なアリアだったかも知れない。そういえは幸田さんのヴェルディってあまり聴いたことがないような。最後の「ルチア」の狂乱の場は、ベルカントの極致のような曲だが、この超絶技巧曲と超高音を目の前で聞かせていただき、これ以上の喜びはない。今度はぜひオペラで「ルチア」を聴かせて欲しい。
アンコールの2曲は、プログラムでは河原さんのピアノ・ソロだった曲に、歌が付いた。なかなか面白い試みだと思う。最後の「アヴェ・マリア」はしっとりと感動的なフィナーレ。う~む、Brava!!
今日の幸田さんは、歌も素晴らしかったが、何だかとても楽しげなステージだった。300席程度の王子ホールは歌手のリサイタルには負担がかからなくてちょうど良いのだろう。客席との距離も近く、一体感があって素敵な音楽空間が生まれるのだと思う。
今日もうひとつ改めて気づいたのが、河原忠之さんのピアノの巧さだ。さすがに日本一のコレペティトゥーア、歌手を歌わせるのが上手いだけでなく、たった1台のピアノで、いつも聞き慣れているアリアのオーケストラの多彩な表現を見事に聴かせてくれる。他の人の伴奏だとピアノにしか聞こえないのに、河原さんだとオーケストラに聞こえるのが不思議だ。実は河原さんのピアノも大好きである。Bravo!!
今日のリサイタルは幸田さんのCDリリース記念だから、当然のごとくサイン会。走って行って並び、CD2枚にト音記号がかわいらしいサインをいただき、おまけに握手してもらいました。お疲れのところ、ありがとうございました。
CD「あなたの優しい歌声が~イタリア&フランス・オペラ・アリア集」にサインをいただきました。
CD「カリヨン/幸田浩子~愛と祈りを歌う」にサインをいただきました。
スゴイナァと思いました。(アニメソング(宮崎ハヤオ)を思い出しました.
ナゴヤ限定かなぁ)マリア・カラスを 少し 思い出しました。
幸田浩子 で プログ検索中です。
今 動画(YT)で 幸田浩子 Rachmaninoff,vocalise カリヨンを聞いています。最高ですね。音楽同好会(名前検討中