洒落た 御仁は、見えない部分に拘るもんですね!

2015-04-08 15:56:24 | 日記
昨日は、早朝7時から、

アンティークのポラロイドを持参致し
ましたハニーと、
外車オーナーに、

なりましたジョニー(人生初の車がロメオ
になります、このちょっと古いロメオに、
キャリアを付けまして、気のボードを、積
むのが、夢だったそうです!)達と、定例
の火曜会を、楽しみまして、御店に戻りま
すと、

裕次郎が、ジャケットを作りたいとの事で、
香川から来店されておりました。
(本音は火曜会で遊んでから、ゆっくりと
ジャケットをオーダーしたかったそうです
が、今年、独立したばかりで、かなり忙し
いみたいですね、3年後にはマセラティの
オーナーも夢ではなさそうです。)
毎シーズン、スーツを作られておりました
が、独立を機に素足でジャケットスタイル
で仕事をされたいとの御所望でしたので、
オーダースーツの石原氏に頼みまして、玄
人っぽい生地のセレクトを頼んでおりまし
た。
裕次郎も、御店に付くや否や、コーヒーを
片手に、生地とにらめっこが始まっており
ます。
色々と悩んだあげくの果て、

イタリアの生地としては、珍しい肉厚感も
ございますORMEZZANOのリネン100%
のブラウンと、
(丸でアイリッシュリネンみたいな肉厚感
です、着込む程に味わい深くなりそう)

BARBERAの綺麗なブルーとホワイトにベー
ジュが織り混ぜられましたチェック柄を、
(ウール50%シルク30%リネン20%)
セレクトされました。
どちらもこれからのシーズン、大活躍して
くれそうな素材ですね。
特にORMEZZANOのリネンは興味深いです
ね。
きっとインコテックスのグレーのトラウザ
ーや真っ白なデニムに、林さん別注スウェ
ードのローファーなど合わされるのでしょ
うね。
裕次郎らしいセレクトです。
生地が決定致しますと、その素材感に合わ
せたSTYLEのジャケットを、二人で妄想し
ながら、

構築していきます。
やれポケットは?御襟幅は?中胴のシェイ
プなどと。

勿論、個々に体型も違いますので、着丈か
らお袖丈なども調整していきます。
この時点で、お袖の付け方からお襟のノッチ
の位置まで決めていきます。
そして、付属のボタンや裏地までと、楽しん
でいくのです。
今回は、裏地も、現在、石原氏のコレクショ
ンのデッドストックの今では殆ど見かけなく
なりました裏地も使用致します。
着用されますと、ほぼ見えないのですが、昔
の日本人が、羽織裏に拘ったように、洒落た
御仁は、見えない部分に拘るもんですね!
僕は稼業から飛び出しましたが、祖父の代か
らの呉服屋稼業で、祖父の着物姿には、幼い
頃から見慣れておりましたので。
粋の文化は洋服も着物も同じなんでしょうね
この歳に成れば見えてくるものも多いもんで
やはり一生勉強かもしれません。
(学生時代、勉強しなかったので)