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【ディフィニティブエディションをはよ出せや】カプコンのこういうところは正直イライラするよね

2015年11月01日 19時57分08秒 | キワモノすぎるレビューたち
カプコン DmC Devil May Cry
クリエーター情報なし
カプコン

DmC Devil May Cry (ディーエムシー デビル メイ クライ)
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カプコン

DMC Devil May Cry Definitive Edition (輸入版:北米)
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Capcom


長所……もっとも初心者向けのDMC
短所……チェックポイントからのリスタートが死亡扱いになること
    これに慣れてナンバリングに手を出すと苦労しそう
    バグを直す気ゼロの開発陣および販売元
    完全版が日本未発売

 デビル名倉イのレビューです。
 これデビル『メイクラ』イとデビル『ナグラ』イ、どっちが正しいんでしょうね。

 チンピラっぽいながらも冒頭からいきなり甘い一夜を過ごした後から始まります。あのムービーの通りなら、ダンテさんノーパンです。あと開始早々、股間のリベリオンを女の子相手に披露しています。
 エボアボも登場しますが、基本デザインは旧来のガバメントベースからデザートイーグルに近くなりました。
 それと、お面かぶった連中がアノニマスかバオー来訪者に出てくる霞の眼博士の上司にしか見えないんですけど、ドウイウコトナノ……




 さて、それはともかくとして、攻撃手段は銃撃、ハイタイム、近接攻撃の三種類です。初期段階ではハイタイムで敵を打ち上げ、さらにそれをジャンプハイタイムで追撃し、エリアルレイヴで切り刻んだあと冑割で叩き落とす、というのが基本形になると思います。

 ミッション2で二種類の追加武器を入手し、序盤の装備は出揃います。
 オシリスとアービターという鎌を基本形にした武器で、それぞれ必要に応じて変形します。
 これらはDMC4のグリムグリップに似た青赤二種類のターゲットにそれぞれ打ち込むことができ、オシリスのエンジェルリフトは青いターゲットを掴んでその位置までダンテを移動させ、逆にアービターのデーモンプルはターゲットを掴んで引き寄せます。
 ネロのヘルバウンドとスナッチを明確に分けた装備だとも言えますね。
 ダンテの攻撃はネロのルーレットスピンに似たものなど、4のオマージュに近い技がいくつか見受けられます。公式作品なのでオマージュもへったくれもない気がしますが。
 なお、レインストームは2様並みにカッコ悪くなりました。ちょっと待ってよ。
 戦闘システムの顕著な変化としては、ロックオンシステムが廃止されています。
 このため、敵を狙い続けることが出来なくなりました。というよりも、ロックオン自体はあるのですがそれをプレイヤーが任意に設定できないため、誤爆が増えた印象を受けます。
 また、ロックオンして後方+○など、単純だったコマンドが少々出しにくくなっています。変化が顕著なのがスティンガーで、二回前方にスティックを倒して攻撃ボタン、攻撃ボタン連打でトリオンスタッブ(前作のミリオンスタッブ相当)となっています。
 ほかにはドライブも出しにくくなりましたね。
 また、回避専用のボタンがあります。回避を重視するあたり、2に相通じるものがありますね。
 全体に技の内容はネロとダンテを足して二で割ったような感じですが、上昇属性のある技が多いので天使武器の使用頻度のほうが高いと思います(滞空時間を長く取り、無抵抗の敵をまとめ狩り出来るため)。
 また、連続攻撃の攻撃方向をボタン入力ごとに変更出来るという点が非常に大きいです。
 具体的には一撃目で正面の敵を斬りつけ、背後の敵の攻撃動作を止めるために二撃目で背後の敵に一撃を入れ、再び正面の敵に斬りつけるといった攻撃の仕方です。
 DMC4の場合はロックオンの変更が必要でしたが、DmCではロックオンが無いため方向キーの入力だけで攻撃方向が変更可能になりました。
 このため、今回のダンテは乱戦に強いです。天使武器も間合いが広く攻撃範囲が広いため、一対多数の戦闘に向いた武器ですね。また、敵を浮かせたまま維持したり集めたりといった、複数同時に狩る攻撃技は天使武器に集中しています。
 悪魔武器は威力重視で一撃一撃の動作が遅く手数が少ないです。遠距離攻撃も可能ですが直線的な攻撃ばかりのため、乱戦時には向きません。防御の硬い敵を撃破するのに特化した武器だと言えます。
 また、エンジェルモードおよびデーモンモードはボタン長押しによって切り替えるほかボタン入力の段数がモード切り替えをまたいで引き継がれる仕様のため、一段、二段をリベリオンで繰り出し、三段目をエンジェル武器やデーモン武器に変更して決めるといった様な運用も可能です。
 
 スキルを入手するにはホワイトオーブを一定数集めるごとに手に入るアップグレード・ポイントを消費し、一個につき一スキルと引き換えていきます。
 ポイントはいつでもはずすことができ、必要に応じてスキルを組み替えられます。
 
 またオシリス、アービターでのみダメージを与えられる敵も存在するほか、チェーンソー男ならぬチェーンソー悪魔も登場します。
 デーモンプルで引き寄せて体勢を崩してしまえば何もできないので、ハイタイムで打ち上げて心行くまで切り刻んでしまいましょう。
 デーモンプルとエンジェルリフトを明確に使い分けられる関係上、エネミーステップの重要性は前作までほど高くはありません。また、そのために若干難易度が下がって扱いやすいダンテになっています(ただし、決して重要度が低いわけではないです)。
 ただし、リコショット(射撃ボタン長押し)が、デーモンプルやエンジェルリフトとボタンが重複しているために押しっぱなしにしてチャージ継続とかはできません。ネロやDMC3のガンスリンガースタイルで射撃ボタン押しっぱなしがデフォになっている身としては非常に使いにくい改悪です。
 ただし、プルやリフトを使いつつリコショットをチャージする技術も存在します。詳しくはニコニコ動画でGSHHさんのプレイ動画をご覧ください。
 実際のところ、リフトやプルと射撃ボタンを同じ操作にしたのは納得いかないです。回避ボタンが二つあるんだから、そのどちらかにアサインすればよかったのにと思います。

 初心者向けというか、案外チュートリアルが丁寧に作ってあってとっつきやすいDMCですね。主人公に関しては賛否両論あるでしょうし、ぶっちゃけこのダンテの造形は好きになれませんが、別ゲーとして割り切ればこれはこれでそこそこ面白いです。
 ただ、これになじんでナンバリングタイトルに手を出すと、苦戦することになるでしょうね。

 DLCはブラッディパレスモード、ダンテ用コスチューム変更、バージル・ダウンフォール。ブラッディパレスのみ無償配布です。
 ブラッディパレスはちょっと敵が柔らかすぎる気がします。攻撃力や攻撃頻度というより、とにかく敵がすぐ死にますね。







 コスチュームは割愛して、バージル・ダウンフォールは本編終了後のバージルの末路を描いた6チャプターからなる短編です。
 DMC3のバージルモードと違い完全な新規のステージとストーリーで、文字通り堕落していくバージルを描いています。



 3のバージルもそうでしたがこちらも非常にこだわって作り込まれており、ダンテ同様エンジェルモードとデーモンモードを使い分けることが出来ます。ただし天使武器や悪魔武器は設定されておらず、各モード発動時はバージルの攻撃パターンが変わります。


 銃は持っておらず、代わりに幻影刀を遠距離武器として戦いますが、これが同時にデーモンプルおよびエンジェルリフトの発動キーを兼ねています。







 ダウンフォールのストーリー中、バージルは文字通りものすごい勢いでやさぐれていき、最終的に魔王として復活を遂げるのでありました。まる。
 なお、バージルはスキン変更のオプションでストーリー終盤のぶち切れスキンを使える様になるのですが、このスキンを適用するとしゃべるときに口を開かなくなり、常にこの顔です。
 また、一周目のチャプター6でこのぶち切れスキンに変わるのですが、二週目以降はデフォルトだと通常のスキンのままで、一週目ではぶち切れスキンに変化していた場所でも通常のスキンのままになります。そして通常スキンを選択すると、二週目以降のチャプター6も通常スキンのままで、口を動かさずにしゃべります。

 3のバージルは通常武器三種類とは別に幻影刀を同時に発動させることで間断なく攻撃が可能で、その圧倒的な手数の多さから『鬼いちゃん』の二つ名を恣にしていました。本作でも鬼いちゃんのごり押しぶりは健在ですが、ちょっと問題があって通常攻撃と幻影刀を組み合わせたごり押しが難しくなっています(後述します)。
 デーモン幻影刀を標的に撃ち込むと敵はバージルの手前に瞬間移動させられ、エンジェル幻影刀を撃ち込むとバージルが敵の前に移動します。当たりさえすれば発動します。また、ノーマル幻影刀が敵に突き刺さっている状態でエンジェルおよびデーモン幻影刀を実行すると、ノーマル幻影刀が突き刺さっている敵に対してその効果が発動します。
 このため、敵に幻影刀が突き刺さったまま足場から転落したときにリカバーに利用することも可能です。また、足場から落下した敵を引き戻して追撃するのにも使えます。
 ただしデーモンプルとエネステを組み合わせて高度を維持するのは、ダンテに比べるとかなり難しいです。
 バージル・ダウンフォールにはエネステとデーモンプルを繰り返して登った場所にしかないアイテムがあります。
 上昇すること自体はデーモンモードのまま遠距離攻撃とジャンプを連打しているだけでいいのですが、遠距離攻撃とジャンプをともに親指で操作するデフォルト設定のままで行うのはかなり難しいでしょう。
 ちなみに私は遠距離攻撃をR2に設定し直しました。特にバージル編が非常にやりにくいからです。

 デビルトリガーは3で言うドッペルゲンガーの踏襲で、ドッペルゲンガーが出現して同時に戦闘を行います。
 デビルトリガー発動時のドッペルゲンガーの挙動はかなり練られており、バージルの動きをトレースするほかドッペルゲンガーのモードを個別に切り替える、攻撃の遅延間隔を調整するなど、3に比べるとかなり発展しています。
 なお、バージルはダンテに比べて問題のあるバグがいくつか散見されます。
 具体的には遠距離攻撃ボタンと近接攻撃ボタンを同時押しにすると撃ち上げ攻撃動作が発動する、撃ち上げ攻撃動作が強制キャンセルされて発動しない場合があるなどです。
 前者は連続攻撃の最中でも発生し、動作が強制キャンセルされてしまうため、コンボに組み込む場合を除いては使いやすいとは言い難いです。
 後者は発生条件がよくわかりませんが、攻撃動作の途中で跳ね返る様にして動作が止まってしまうため、撃ち上げ攻撃につなごうとすると失敗することがあります。
 この点は致命的な問題なので、リベのコントローラー操作と一緒にさっさと修正してほしいものですね。
 あと、バージルにはブラッディパレスとシークレットミッションがありません。ちょっと残念です。

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