goo blog サービス終了のお知らせ 

機器設定のための備忘録

オーディオ機器、PCの設定など

ブラインシュリンプ孵化

2013-05-03 21:00:00 | アクアリウム

15年以上前(1997年12月)のブラインシュリンプの卵を水槽に入れてみたが、24時間経たないうちに孵化が始まった。かなり古い卵でも孵化することは、熱帯魚の飼育法について書かれた本に記述があったように思うが、すでに手元になし。ネットで検索してもそれらしき情報は国内では見つからず。検索方法が悪いのだろうか。そこで海外のサイトもあたってみると、30年前の卵でも孵化していた。50年以上休眠という記述もあった。スペースシャトルで宇宙へも持っていっているので、詳しい資料も見つかるかもしれない。

保存状態さえよければかなり古いものでも孵化する可能性がある。40年以上前、エンゼルフィッシュなどを飼っていたときに使っていたブラインシュリンプの卵が捨てていなければまだどこかにあるはずだが。もし見つかれば試したいもの。熱帯魚の餌としては、いかに効率よく安定した生餌として供給できるかが問題なので、孵化率が落ちたものは著しく価値が落ちてしまう。長期保存することはまずないだろうし。

孵化の開始から丸一日経過し、初期に生まれた個体は脱皮して少し大きくなった印象。しばらくは体内の養分を使って成長するらしいが、水槽をセットした直後なので何か餌を与えねばならない。当面はドライ・イーストでも入れてみよう。食品売り場で海藻でも買ってくるか。

 

今回投入したアルテミアの乾燥卵

乾燥卵の拡大。

2時間経過後。すでに膨らんで球形となっている。

孵化。まだ薄い膜に覆われた状態。泳ぎ出していないので、孵化と言っていいのかどうか。活発に泳いでいる個体は撮影できず。しかも脱皮をしたのだろうか、泳いでいる個体は寸詰まりの形から少し細長くなっている。

高い孵化率を謳った製品でも、16年も経過すると1%も孵化しなくなっている。塩分濃度や水温も関係しているから一概には言えないが、かなり状態は悪くなっているはずだ。孵化率を調べたいわけではないので、機会があったらということで。

 


ブラインシュリンプ水槽を準備中

2013-04-28 21:00:00 | アクアリウム

ブラインシュリンプ(アルテミア)は、熱帯魚の餌として古くから利用されている。シーモンキーという商品名もあり、子供たちの夏休みの自由研究にも利用されていて、かなりポピュラーな存在。
このアルテミアを熱帯魚の餌としては使ったことがあったが、孵化直後の幼生を与えるだけで、成長を観察するようなことはなかった。一度はじっくりと飼育してみたいと思っていた。しかしこれまで躊躇していた理由がいくつかある。例えば、当たり前のことだが海水(人工海水)が必要なこと、エアレーションすると、塩分を含んだ飛沫が飛び、周辺の金属が錆びたり腐食する可能性がある。誤って床に大量にぶちまけてしまうようなことでもあれば大変。鉄筋コンクリートももろくなるし、木材も塩分を吸収すると腐ってしまうことがあるらしい。そのため淡水魚の飼育よりも水槽周辺の管理に注意が必要だ。それにアルテミア自体成長しても 1cm程度しかないため、果たして鑑賞して楽しいのかどうかイメージがわかず。このようなことから、もっぱら近くで採集してきたメダカやタナゴ類の飼育はやっていたものの、新たに水槽を用意してブラインシュリンプを飼育するようなことにはならなかった。
ところが、魚以外に飼育しているレッドチェリーシュリンプがこのところ思わしくなく、毎日数匹死亡している状態が長く続いてきた。今日確認してみると、見える範囲で2個体ほどしか見当たらない。以前は数百匹にも増え、45cm水槽では過密状態となってきたので、屋外の無加温水槽に過半数を移すくらいに殖えた。冬期の低温で全滅するかも知れないと心配したが、幸い無事冬を越せたようだ。屋内水槽で次々とエビが死亡していく理由が全く分からないため、屋内での飼育をとりあえず諦めることにした。
そこでこの連休を利用してこの45cm水槽をリセットすることにした。次に入れる候補を考えていたのだが、ふとアルテミアを飼ってみようと思い立った。とりあえず底砂を除去し、ガラス面に付着した藻類を擦り落とした。そして新たに人工海水と珊瑚砂を買ってきて入れ替え。水温は 23℃になるようヒーターをセット。これでしばらくエアレーションをしたのちにアルテミアの卵を投入。
5月の連休、暖かくなったと言ってもまだまだ水温は低くなる。室内の無加温水槽では、今日の昼過ぎの時点で 14.5℃だった。電気代が気になるので、3cm厚の発砲スチロールで3面を覆うことにした。これである程度は水温を維持できるだろう。
アルテミアの卵は15年前に購入したソルトレイク産。缶の底には 1997.12.24の印がある。ディスカスを飼育していた父が購入したもの。全く使わずに冷蔵庫の奥に眠っていたが、メダカを数年前に飼育し始めた時に開封した。数回孵化させたが、その後は再び冷蔵庫の奥へしまい込んだままだった。100gもあるので、どうしたものか。孵化するかどうかも判らないが、だめだったら新しい卵を購入しよう。孵化するにはおおむね丸一日かかるので、明日どうなったかわかるはず。

追記
4/29 15:30 孵化を確認


水田に時折大発生するホウネンエビやカブトエビのようなイメージで飼育できればいいのだが、彼らは1,2ヶ月で産卵して寿命を全うし、水槽での飼育には向いていない。しかも卵の孵化には乾燥が必要だ。アルテミアも耐久卵を産むが、なかにはすぐに産まれる場合もあるようだし、連続的に飼育できればと思っている。


アナカリス

2011-12-28 00:00:00 | アクアリウム

水槽に入れる水草として、ショップや熱帯魚・水生生物愛好者のHPにアナカリスという植物名が出ている。 手元には古い植物図鑑しかなく、聞きなじみがない名前のため、どんな植物だろうと検索して驚いた。

オオカナダモ Egeria densa

環境省HPの外来生物に関するページでは、要注意外来生物となっていた。
http://www.env.go.jp/nature/intro/1outline/caution/detail_sho.html
http://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/DB/detail/80670.html

自然分布はアルゼンチン。 日本には1910年代に入ってきたらしい。観賞用,植物生理学の実験用として導入されたとのこと。1940年代から野生化し、70年代に琵琶湖で異常繁殖。 外来植物としてはるか以前に記録され、和名も付けられている。要注意外来生物となっているのは、すでに分布が各地に拡がり、駆除が難しいためらしい。同様にコカナダモも要注意外来生物に指定されている。各地に拡がっ駆除が難しいからといって、手を打たないのはどうかと思うが。

初心者にとってはアナカリスという植物が存在するように思ってしまう。海外では Brazilian elodea, Egeria, Anacharisと呼ばれているらしいが、なぜわざわざ和名があるにもかかわらずアナカリスという名前を使うのだろう。 売るためか? 

要注意外来生物との記述も、ショップのHPには目立つところには書かれていないようだ。 水草を購入する際には確認してからのほうがいいだろう。

 

20120109追記。興味深い記事が出ていた。

セイタカアワダチソウ:土壌酸性化でまん延を防止
http://mainichi.jp/select/today/news/20120109k0000e040118000c.html

セイタカアワダチソウも駆除が厄介な外来植物だが、安全でかつ安価に駆除できる方法があれば、対策が必要な場所に使えるだろう。