15年以上前(1997年12月)のブラインシュリンプの卵を水槽に入れてみたが、24時間経たないうちに孵化が始まった。かなり古い卵でも孵化することは、熱帯魚の飼育法について書かれた本に記述があったように思うが、すでに手元になし。ネットで検索してもそれらしき情報は国内では見つからず。検索方法が悪いのだろうか。そこで海外のサイトもあたってみると、30年前の卵でも孵化していた。50年以上休眠という記述もあった。スペースシャトルで宇宙へも持っていっているので、詳しい資料も見つかるかもしれない。
保存状態さえよければかなり古いものでも孵化する可能性がある。40年以上前、エンゼルフィッシュなどを飼っていたときに使っていたブラインシュリンプの卵が捨てていなければまだどこかにあるはずだが。もし見つかれば試したいもの。熱帯魚の餌としては、いかに効率よく安定した生餌として供給できるかが問題なので、孵化率が落ちたものは著しく価値が落ちてしまう。長期保存することはまずないだろうし。
孵化の開始から丸一日経過し、初期に生まれた個体は脱皮して少し大きくなった印象。しばらくは体内の養分を使って成長するらしいが、水槽をセットした直後なので何か餌を与えねばならない。当面はドライ・イーストでも入れてみよう。食品売り場で海藻でも買ってくるか。
今回投入したアルテミアの乾燥卵
乾燥卵の拡大。
2時間経過後。すでに膨らんで球形となっている。
孵化。まだ薄い膜に覆われた状態。泳ぎ出していないので、孵化と言っていいのかどうか。活発に泳いでいる個体は撮影できず。しかも脱皮をしたのだろうか、泳いでいる個体は寸詰まりの形から少し細長くなっている。
高い孵化率を謳った製品でも、16年も経過すると1%も孵化しなくなっている。塩分濃度や水温も関係しているから一概には言えないが、かなり状態は悪くなっているはずだ。孵化率を調べたいわけではないので、機会があったらということで。