田舎暮らしの翻訳者 (My way of learning English)

海外ドラマや音楽を通して英語を学んでいる技術翻訳者のブログです。タイトル通り、田舎暮らしです。

Bedtime story

2009年02月18日 | 本と雑誌

毎晩、夜9時を過ぎた頃になると、娘が私の仕事部屋にやってくる。

「お父さん、今日も絵本読める?」と娘が尋ねる。

「大丈夫だよ。部屋で待っててね。」と私が答える。

部屋に入ると、いつも読んでもらいたい本が置いてある。1週間ほど前から、この本になった。

さんねん峠―朝鮮のむかしばなし (フォア文庫) さんねん峠―朝鮮のむかしばなし (フォア文庫)
価格:¥ 588(税込)
発売日:1996-07

「さんねん峠」は小学校の教科書にも掲載されている朝鮮の昔話。この本自体、それがきっかけで買ったのだが、中には16編の話が収録されている。代表的なものは、タイトルの「さんねん峠」と「へらない稲たば」だが、他にも道徳的な話や勧善懲悪的な話、とんちの効いた話などがあり、どれを読んでも楽しめる。

我が家では「寝る前の絵本」(あまり挿絵はないのだが...)として読んでいる。でも、教科書にも掲載されているほどだから、小学3年生ぐらいの子どもが一人で読んでも十分楽しめる。

今日の夜は、「天に帰らなかった山の精」という話を読んだ。久しぶりだったので、2人とも話の細かい部分を忘れていた。この山の精とは天女なのだが、娘は「お父さん、この天女ってどれくらいの大きさなのかな?」と尋ねた。私が「この話だと、ふつうの人間と同じみたいだよね。」と答えると、「へえー、そうなんだ。てっきり、もっと小さいのかと思った。」と意外な様子だった。娘は、ピーターパンに登場するティンカーベルを想像していたらしい。

こんな風に、すぐ話が脱線する。「江戸小ばなし」を読んでいるときは、江戸時代の通貨や風習などが出てくるので、さらに話が脱線する。終いには、私の昔話などに発展するので、子どもにとってはある意味おもしろいのかもしれない。

江戸小ばなし〈2〉―子どもも、おとなも楽しめる 江戸小ばなし〈2〉―子どもも、おとなも楽しめる
価格:¥ 788(税込)
発売日:2005-12

子どもの成長に合わせて、たまにこんな文字だらけの本も読んでみると、思わぬ発見があったり、想像力をかき立てられたりするものだ。寝る前の15分ほど、子どもと一緒に空想にふけるのも悪くない。むしろ良い気分転換になると言えるかもしれない。


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