福島原発の事故以来、放射性物質の量が毎日ニュースで取り沙汰されていますが、どの物質がどれくらいあると危険なのか、なかなか把握できずにいます。
ニュースで「許容量」として伝えられている被ばく量は本当に安全なのか?
1年間の許容量の1000分の1とか10000分の1とかいう量でも、毎日受け続けたら何かしらの影響があるのではないか?
色々と疑問があったので、原発関連の本を買ってみることにしました。
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原発のウソ (扶桑社新書) 価格:¥ 777(税込) 発売日:2011-06-01 |
いつもなら、amazon.co.jpで購入するのですが、ちょっと中身を見てから買いたかったので、鹿児島市内の大型書店で実際に手に取ってから買いました。6月の新刊ということで、もちろん、福島原発の事故を大きく取り上げています。テレビや新聞で報道されている放射性物質の特徴や危険なレベルなどの説明もあります。
昨日読み始めたばかりなので、まだ半分ちょっとしか読んでませんけど、原子力の研究を何十年も続けてきた著者の言葉には重みが感じられ、夜中に読んでいて、ちょっと身の毛がよだつ思いがしました。
第一章の「福島第一原発はこれからどうなるのか」から第三章の「放射能汚染から身を守るには」を読むと、放射性物質の種類や危険な量などがわかりますが、「安全な被曝」は存在しない、と書かれている箇所では、報道されている数値の危うさを認識させられます。
原発賛成の立場の人、反対の人、色々意見があって当然なのですが、自分たちの国土や地球を放射能で汚しても構わないと思っている人は恐らくいないと思います。この本の内容にも賛否両論あるのかもしれませんけど、少なくとも、現在の福島原発はまだ楽観視できる状況ではないと危機感を抱かせることは間違いないでしょう。
今後の原発のあり方を考える上で、読んでおいて損はないかと思います。
鹿児島県にも川内原子力発電所がありますし、私の住んでいるところから北に数十キロのところですから...。