笑顔で生きていく

感謝しながら言葉と歌詞を拾う
そして和む

自分の位置を他人と入れ替えてみる

2017年11月30日 | 人生訓

武者小路実篤「幸福者」より

他人の位置に時々自分を置き、自分の位置に他人を置き、
他人の気持ちを察し、小我をのさばらすな
時々は自分の位置を他人と入れ替えてみると、
視野が広がり、立場を変えてみると自分のわがままも見えてくるものだ。
他者ばかり見ていると自分を見るのを忘れてしまう。
自分を正直に見つめよ。


柳田邦男 自分の生きている姿を物語化する

2017年11月29日 | 人生訓

自分の生きている姿を物語化するというのは、ユング心理学で言うとコンステレーション(constellation)という営みなんです。
コンステレーションは星座、天にある星座ですね。

満天の星は億を数えるほどちらばっている、それも何の意味もなくあるわけですが、人間は古来、ギリシャでも中国でも日本でも、そのいくつかの星をつないで、星座の物語、神話をつくりました。

我々も心の中にある混沌、あるいは人生という無数の混沌に、なんらかの文脈をつけて、いわば星座の物語を創る。この作業によってはじめて、その人は私の一生はこうだったんだとか、私はつらいことも悲しいこともあったけど、あぁ、こういう楽しいこともあった、これが私の人生なんだと納得ができるようになる。

 そういう人生の中には時として合理的でない不思議な体験とか、奇蹟とも思えるような一致とか、そういうことがあります。

それも小説と同じで、とても大事な要素なんですね。我々の周りでは実はそういう不思議な物事は年中起こってるんだけど、日常忙しい生活の中で気づかない。

ユングはシンクロニシティー(synchronicity共時性)という言葉で表現しましたけど、実はそういうことはたくさん起こっていて、それを大事に拾い上げるとその人の人生はすごくふくらんでくるのではないかと、


「自然の法則」に合致した生き方

2017年11月28日 | 自然とともに


自然の法則に合致した生き方とは?
① 志を高く
② 感謝して生きる
③ プラス発想

※ サムシング・グレート

サムシング・グレートは、私の理性だけではまだ良く分からない存在です。

しかし遺伝子の連続性から逆算すれば、それは私たちの親の親の元の親のようなもの。

そうだとすれば、少々出来の悪い息子が、少しは誰かの役に立ちたいと一生懸命に努力している姿を見て喜ばないはずはない。

喜んだついでにごほうびをくれるようなもの。

良い遺伝子をONにする=そういう生き方がもし出来れば、私たちは普通に持っている以上の力を出せる。

※ 「感謝して生きる」

生命というものは、自分の工夫や努力だけで生きているのではなく、大自然から、それこそ何十兆円にも匹敵する贈り物をもらっている。

だから毎日毎日とにかく無事で生きていることだけでも、大変ありがたいことだ・・・そういうふうに感じてみたらどうかと思います。

遺伝子を見ていると、私たちが生きて存在していること自体が驚異的なことです。

それは個と全体のとの関係を見ると良く分かります。

私たちは約60兆の細胞の集まりですが、細胞が集まって高度な秩序を持つ器官や臓器をかたち作っています。

私たち人間は宇宙の一部です。そして地球の大自然の秩序の中で生かされている。

※ 「プラス発想をする」

どんなに自分に不利なことでも、プラス発想でとらえるという事が大切だと思います。

例えば、物凄くつらい立場に立たされたような時でも「これは大自然からの何かのメッセージであろう」と考えるのです。

そんなことは出来ないと思われるかもしれません。

だがサムシング・グレートがあらゆる生命体の生みの親であることを考えれば、本当に親が子供のために悪いことをするはずがないのです。

そう考えれば、どんなことも「天からの試練」として受け止められる。

自分にとって不利な状況の時こそ、プラス発想が必要なのです。

プラス発想をする時、私たちの体はしばしば遺伝子がONになるのです。

どんなにマイナスに感じられる局面でも、結果をプラスに考えるのが、遺伝子コントロールのためには何よりも大切なことなのです。


遺伝子暗号を使って生きている

2017年11月27日 | 希望・向上心

① 地球上に存在するあらゆる生き物は同じ遺伝子暗号を使って生きている 

② 阻害因子を取り除けば人間の能力は百倍も千倍も発揮できる。人間の能力を抑える最大の阻害因子は、マイナス的なものの考え方である

③ マイナス発想は好ましくない遺伝子を働かせる可能性がある

④ 弱肉強食のダーウィン進化論は有力な仮説である「生命は優勝劣敗で進化してきたのではなく互いに助け合いながら進化してきた」とする反ダーウィン的進化論もある

サムシング・グレートは、親の親、その親の親とさかのぼった果ての「生命の親」のような存在である

⑥ 親の親の「生命の親」のような存在であるサムシング・グレートは、我々子供のために悪いことをするはずがない

⑦ 「あれか、これか」と物事を二つに分けて選択する方法を自然はとらない。自然は両方を生かす共生の方法をとる

⑧ 心と魂は別のものである。心は意識できる精神、魂は無意識の精神という事が出来る

⑨ 心と体はつながっていて、死ねば体と一緒に心も滅びる

魂は無意識とつながっていてサムシング・グレートに通じている

⑪ 感動で涙をこぼすと人は良い気持ちになる。良い遺伝子が働くからである

⑫ 自分の身に起きることは全部「必然」である

⑬ あきらめずに続ける事が、物事を成就する最大の秘訣である

⑭ 「つつしみ」の心は自然の法則に合致する



山折哲雄 われわれの意識の底の方で支えているのが神道的な感覚

2017年11月26日 | 思想哲学

山折哲雄「日本人の宗教感覚」

日本人は、

仏教からは無常観と浄土観を、そして空や無のイメージを受け入れ、

それにたいして儒教からは自己修養、

西洋からは個人主義をそれぞれ積極的に受容して、

それらをうまく重層化させながら、みずからの人格形成に役立ててきたのではないでしょうか。

ただ問題なのは、それらが互いにどのように重なり合い、どのような形でふれあっているかが、もう一つはっきりしないということです。

けれどもこれらの思想的特質がともかくわれわれの人生観や世界観のうえに、陰に陽に作用していることだけは確かなようです。

そしてここが大切なところですが、

これらの三系統の思想的要因を、われわれの意識の底の方で支えているのが神道的な感覚ではないかと私は思っています。

神道というのはまことに不思議な世界で、宗教ともいえないような、思想ともいえないような、極度に柔らかな自然感覚にみたされた世界なのですが、しかしこの柔軟この上ない自然との神道的な共鳴感覚が日本人の世界観を大きく押し包んでいることに注意しなければなりません



ひろさちや 幸福論 

2017年11月25日 | 思想哲学

ひろさちや 幸福論 


・とにかく我々はみな、この娑婆世界に遊びにきた観音様だ。
・大乗仏教の「六波羅蜜」(波羅蜜多:彼岸にいたる。完成) 

 
布施--させていただきくもの。自分を全部投げ出すこと。  

持戒--自分は不完全な人間だと考えていること。「感謝」のこころが大事で、「感謝」のこころを持つことが幸福になる秘訣

忍辱--他人から与えられる侮辱その他、いやなこと、迷惑を耐え忍ぶいいかえれば、他人を許すということ。

精進--ムキに目的地なんかめざさずに、楽しく「いい加減に」歩いていこうよ。     

禅定--精神を遊ばせること。

知慧--自分を変えれば世界はかわる。もちろん、自分にとってです。幸福というものは、つねに「わたしのもの」なのです。このことを知る、理解するのが「知慧」なんです。



和辻哲郎 全体性を表す「人間」という言葉で個の「人」を見ている日本人

2017年11月24日 | 人生訓


漢字の「人間」は仏教用語で、輪廻転生する五つの世界である
「地獄、餓鬼、畜生、人間、天上」の「人間」を意味する。
「人間」とは「人の世界」という意味で、
「人間社会」を意味しても、個人としての「人」を意味する。
「人間」(人の世界)という全体性を表す言葉が、
個々の「人」をも意味するようになった。
また、日本人は日常的に、全体の名で部分を呼び、部分に全体を見ている。
全体性を表す「人間」という言葉で個の「人」を見ている日本人は、
人は自分だけでは生きられず、
他の人々に生かされ生かしつつ生きるのだ
という全体との関係を意識する智慧があった。

和辻哲郎『人間の学としての倫理学』

 


目標とは意思である。強烈な意思表現である

2017年11月17日 | 希望・向上心

プラス思考は明るいものの見方、明日を確信する前進主義から生まれる。

目標管理の本質--それは目標をどう必達するかである。

高い生産性の発揮と深い人間性の実現の接点に「能力発揮」がある。

「仕事に使命」「働きに喜び」を感じることが能力を伸ばす。

理屈ではなく、実践である。いいと思ったことはすぐさま実践することだ。

実行力がついて、知識が知恵となる。

絶えず自分で自分を鞭打ち、毎日精進するには忍耐力が必要である。

常に現状を否定し、本質を追求する若さがパイオニア精神だ。

自主、自発、自力の姿勢から問題点は正しくみえる。

時間は万人に与えられた財産だ。

目的を共有して異質を融合し、学び合うところに仕事の本質がある。

今日はこれ以上は考えられないという最高の計画を立てよ。

成功の秘訣は思うことの一念。

環境がどうあろうと、事業経営というのは、原因自分論である。

厳しい情勢には「挑戦する、勇気がある、差をつける行動」が大切だ。

プロとは、成就感、達成感、喜びを知るヒトだ。

苦しみに直面したとき、逃げるかそれとも堂々とぶつかるかによって、その人の将来は決まる。

成熟度が深まるにつれて人間の価値観も深まる。

意志力とは、決めた事はどこまでもやり通す持続力である。

鋭い問題意識から改善、改良のヒントが生まれる。

毎日、生まれ変わるような新しい気持ちで真摯に生きよ。

献身的な努力は損得を上回り、顧客をファン化させる。

温かい気持ちの交流があってこそ人は感動する。

常に相手の立場にたって考え行動することが、知識や理論に優先する。

決意を表明することは自己の存在価値を表明することに等しい。

好き嫌いで判断するな。善悪で判断せよ。

仕事上の改善は目的を絞った熱心さから生まれる。

人のできぬことをやる能力と自信をつけるには、まず可能性を信じてやってみることだ。

片手に自信、片手に謙虚さが大切。

決めたことは直ちに行え。仕事の成果はスピードに比例する。

ビジネスの原理は、結果の原理である。

現実を直視して、理想に近づく努力の継続から進展が生まれる。

常に現場を歩く。目的意識、問題意識をもって歩くから問題点が見える。

人間は経験を通してすべてを学ぶ。知恵とは経験の結晶なのだ。

数字でつかんで判断する。数字に強くなるとはこのことだ。

企業はビッグな企業よりもベストな企業体質をめざせばよい。

付加価値を創造し続ける企業に停滞はない。

今日の仕事を明日に延ばすな。延ばした仕事は3倍かかる。

「継続は力なり」能力のあるなしより持続していくことで結果が決まる。

自己啓発のポイントは謙虚に学ぶ姿勢である。運命は自分の言葉と行動で決まる。

悲観的に準備してこそ楽観的に行動できる。

 


ゲーテ 自然に順応することができれば、事はすべておのずからにして成る

2017年11月16日 | 自然とともに

なぜ私は結局、好んで自然とまじわるのか。

自然は常に正しく、誤りはもっぱら私の側にあるからである。

自然に順応することができれば、事はすべておのずからにして成るのである

ゲーテ

★自然は考えれば考えるほどものすごい力と影響がある。自然を前にして人間なんて本当にちっぽけだ。そして人間も自然の一部。もっと自然の語りかけに耳をかたむけないといけない。