笑顔で生きていく

感謝しながら言葉と歌詞を拾う
そして和む

金子みすゞ_あさがお 

2016年07月31日 | 

青いあさがおあっち向いてさいた、
白いあさがおこっち向いてさいた。
 ひとつの蜂が、
ふたつの花に。
 ひとつのお日が、
 ふたつの花に。
青いあさがおあっち向いてしぼむ、
白いあさがおこっち向いてしぼむ。
それでおしまい、
はい、さようなら。

(金子みすゞ詩集『わたしと小鳥とすずと』


天何の故にか我が身を生出し、ーー言志録

2016年07月30日 | 人生訓

(言志録10)

人は須(すべか)らく自ら省察すべし。

「天何の故にか我が身を生出し、
我をして果たして何の用にか供せしむる」と。

我既に天の物なれば、必ず天の役あり。

天の役共せずんば、天の咎(とが)必ず至らむ。

省察して此に到れば、
我が身のかりそめに生くべからざるを知らん。

人は必ず自分自身を省みて考えるべき。
天はどんな理由で私をこの世に生み出し、
私に何をさせようというのだろうか
」と。
自分はすでに天が生んだ物だから、
必ず天が命じた役割があるはずだ。
天が命じた役割を果たさなければ、
必ず天罰が下るはず。
自ら反省してここまで考えると、
世の中いい加減に生きるわけにはゆかない。 

★まさに天命の重さを感じる


論語ー必要な8つの道徳

2016年07月27日 | 思想哲学

◆必要な8つの道徳
仁・義・礼・智・信・忠・孝・悌

【孝】親、先祖によく仕える
【仁】他人に対する優しさ
【信】あざむかない。いつわらない。忠実なこと。まこと。
【義】正しい行いを守る
【礼】人と交わるのにふみ行うべき道、敬意を表す行為、道徳的な規範
【智】物の道理を知り、正しい判断を下す能力
【忠】真心をこめて国家や主君に仕える
【悌】目上の者に仕える

「論語」で人間が生きていくために大切な心や行いの柱としての8つの道徳

これらは、儒教の主要な「徳」で、仁・義・礼・智・信を五徳(五常)、

孝・悌・忠の実践として、人間の道徳的卓越性を表している


快楽のおかげであるーヴォルテール

2016年07月26日 | 友愛・家族

愛は、歓喜にみちた
生命の活動そのものである
トルストイ


すべての人間が世に生れ出たのは、
快楽のおかげである
ヴォルテール


最も大きな快楽は、
他人を楽しませることである
ラ・ブリュイエール


*愛して他人につくして
 この生命を心地よい楽しみの世界に

 


精神をよく用いることーーデカルト

2016年07月25日 | 人生訓

良識---即ちよま判断し、
真なるものを偽なるものから分かつ能力、
これが本来の良識または理性と名付けられるものであり、
全ての人において生まれつき相等しい。

いい精神を持つというだけでは十分ではないのであって、
大切なことは精神をよく用いることである

デカルト


マービン・ミンスキー 人間の心の構造を解明した宗教 

2016年07月20日 | 人生訓

人口知能の開発には、当然、人間の心の構造の研究が大切になる。
ところが、現在の心理学は、十分に教えていない。
そこで、心を専門とする宗教の中に、
人間の心の構造を解明した宗教はないかと調べてみた。
結果、キリスト教もマホメット教も、ほとんど心の仕組みを教えていない。

ところが、仏典には詳しく説かれていた。
釈尊は実に優れた心理学者だ。
コンピューター開発に、仏典が比類なきテキストになる。

マービン・ミンスキー


旅で見出だすもの

2016年07月18日 | 自然とともに

旅はつねに遠くて同時につねに近いものである。
そしてこれは旅が過程であるということを意味するであろう。
旅は過程である故に漂泊である。
出発点が旅であるのではない。
到着店が旅であるのでもない。
旅は絶えず過程である。
ただ目的地に着くことをのみ問題にして、途中を味うことができない者は、
旅の真の面白さを知らぬものといわれるのである。
これが行動とか実践とかいうものの本性である。
しかるに旅は本質的に観想的である。
旅において我々はつねに見る人である。
平生の実践的生活から抜け出して純粋に感想的になり得るということが旅の特色である
旅が人生に対して有する意義もそこから考えることができるであろう。
旅の利益は単に全く見たことのない物を初めて見ることにあるのでなく全く新しいといい得るものが世の中にあるであろうか
むしろ平素自明のもの、既知のもののように考えていたものに驚異を感じ、新たに見直すところにある


生の浪費をすることが小説家にとっては蓄積になるのだーー開高健

2016年07月16日 | 人生訓

感情、お金、女、旅、命、

言葉、嘘、真実、官能、時間、酒。

何でもいい、1つでもいい、3つでもいい、とめどなくてもいい。

とにかく、「浪費」という言葉にふさわしいような生の浪費をする

ことが小説家にとっては蓄積になるのだ

という厄介な原理が金持国でも貧乏国でもおかまいなしに

襲いかかってくるので私はつらい。

開高健