サンデーたかひろ

絵描き・ながさわたかひろの制作実況 “from Machida, Tokyo”

大相撲町田場所にて

2019年04月28日 | 愛の肖像画

大相撲の春巡業が町田で開催されるという。
自宅から自転車で行けるところだ。だったら行かなきゃ!ってことで行ってみた。
取組には、さして興味ない。楽しみは2週間後、夏場所にとっておこう。
それよりも、場内の人の動きを見たいと思った。
そして、阿武咲の写真が撮りたかった。阿武咲を描きたい!

朝7時30分、町田市立総合体育館に到着。

 

開場は8時。それまで、ぐるっと体育館を一周してみる。
体育館裏手、力士はタクシーで乗り込むらしい

8時になると寄せ太鼓が鳴って、開場

入場すると、すぐ横に握手会の列。
2人1組で10〜15分くらい、3交代。もしかしたら4交代だったかもしれない。
阿武咲は現れず。。残念

 

チケットの値段、
1階前列のタマリ席:14,000円
1階後列のタマリ席:13,000円
その後ろのペア枡席:22,000円
そのまた後ろ椅子席: 9,000円

 2階椅子中央A席: 6,500円
   2階椅子B席: 3,500円

自分は一番安い2階B席、3,500円也。
激しく後悔。巡業相撲を上から眺めてても、その面白味は味わえないように思う。

1階なら、稽古中も力士と触れ合えそうだ

もちろん土俵周辺は見応えあるだろうし

力士を近くで見たい場合、1階に下りていくしかないわけだが、
1階席はチケットチェックがあるため立ち入ることができず、結果コンコースが人だかりになる。

当然、柵付きで遠い

サインに応じてくれる力士もいるが、分け入るのは至難の業。。

その点、1階なら力士が分散しているし、誰がどこにいるか目視できるので、
横綱にだってアタックできる。

すぐに人が押し寄せてたけど。。

取組に備える間も対応してくれるみたい

但し、幕内力士の土俵入りの際はちょっと難しいか

と思いきや、神対応の嘉風

ベテラン力士は流石だ。琴奨菊と豊ノ島は連れ立って外へ出てファンサービスに時間を割いていた

でも、やっぱり化粧廻しをつけてるときはヤメとくべきだろう

お目当ての阿武咲も土俵入り!

取組が始まれば、また皆快く対応してくれる

もちろん阿武咲も!

オオぅ、なぜオレは2階席にしちまったんだィ。。

 

この日の阿武咲は隠岐の海戦だった

突き出して阿武咲の勝ち!
で、急ぎ1階コンコースへ向かうと、

幕内後半の取組中ともなると通路の人だかりがいくらか緩和され、このくらいの写真は誰でも撮れそう

「お、玉鷲だ〜」なんて見とれていると、あらぬところから阿武咲が登場、エレベーターに乗ろうとしている!
人をかき分け「まって〜」と駆け寄り「夏場所、応援してます!」そして握手!
乗りこもうとするところを「一枚だけ、お写真を〜」と、パチリ。閉まる扉。

ポツネンとしていると、さっき取り終わったばかりの力士らが身支度をして各々帰っていく。
その間およそ10分かそこら。出口に待つバスに乗り込んでるみたいだ。

もう一度チャンスがあるかもしれん(だってこのために来たんだし)!と待っていると、
浴衣を羽織った阿武咲が現れた。
「お写真を、お写真を〜」と何故か泣き顔で懇願。
とにかく撮らせていただくことはできたけれど、そのまま立ち止まることなくバスへ向かってしまわれた。。

自分がまだ子供ならどんなに良かっただろう。
向こうで少女のツーショットの要求に応え、ポーズをとる阿武咲を見ながら思う。

 

今日ショックだったこと。それは2階席でのこと。
隣りに父子がやってきて、その親が僕を指し「あのオジさんの隣り」と言ったこと。
明らかなオジさんに“オジさん”と呼ばれ、自分でも信じられないくらい落ち込んだ。
それが尾を引いたんだよ。
いいオッサンが「お写真を〜」とか、何やってんだって情けなくなったんだ。
心で泣いてたんだよ、ずっと。

 

…でも、でも、オレは描くよ。阿武咲を。
エレベーター前で呼び止めたあの一瞬を。

待ってて!

 

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