桜、さくら、

　　　　　

　昨年の４月３日・・・千鳥が淵の満開の桜です。

　　　　　　今年はまだ蕾がいっぱいで、ちらほらと咲き始めの様子、

　　　　　　今年は暖冬予想が外れ、

　　　　　　春の訪れも少しのんびりとしているのでしょう。



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　


　　　　　　　昨年オーストラリアで挙式をした姪が、
　　　　　　　

　　　　　　　自分の生まれた国を、そして春の桜を

　　　　　　　この千鳥が淵の桜を、主人やご両親に見せたくて、

　　　　　　　新婚旅行を兼ねて

　　　　　　　この時期に日本での挙式を決めていました。





　　　　　　　　　　　


　　　　　　　昨年、私も挙式の打ち合わせや衣装合わせにも参加、

　　　　　　　披露宴場の広い大きな窓から、

　　　　　　　お堀の桜が１枚の絵のように見えるの景色

　　　　　　　ご両親達に見ていただけると楽しみにして、

　　　　　　　オーストラリアから帰国する時も

　　　　　　　桜咲く日本での再会を約束していました。



　　　　　　　３月１１日の震災で宴会場の壁や天井が崩れ、

　　　　　　　２名の女性が亡くなりました。

　　　　　　　まさかの出来事で、

　　　　　　　準備を進めていた姪の手が止まりました。

　　　　　　　会場を変えて、

　　　　　　　オーストラリアからお迎えするご両親と身内だけの

　　　　　　　お食事会に変更する事になりました。

　　　　　　　

　　　　　　　そして、原発の問題が浮上してくるにつれ、

　　　　　　　こんな状況の日本で楽しんでいただくわけにはいかず、

　　　　　　　すべてを中止、

　　　　　　　日本のこんな状況に後ろ髪をひかれながらも

　　　　　　　「来年必ず計画します。」と元気に帰って行きました。

　　　　　　　今日３日は・・・今頃・・・・披露宴でしたね。

　　　　　　　千鳥が淵の桜は少し早かったかもしれません。

　　　　　　　貴方の手作りの桜の招待状大切に取っておきますね。


　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　bonji