今日もはれたり♪くもったりⅡ 

熟年再婚14年目にして、人生変えたはずが。
恥ずかしながら、出戻りました。

いじめられっ子

2012-07-20 23:38:29 | 悲しい事


   今は主人を時々チクリといじめている私ですが、

   小学校高学年、いじめにあいました。


   陰湿ないじめで自殺まで追いやられる、

   悲しい事件が起きています。

   隠ぺい工作までする大人の世界、

   心が痛みます。

   
   小学校4年生から母の希望で

   私立のキリスト教の小学校に編入試験を受けて

   公立から転校したのです。

   戦後の木造建ての公立の古い校舎から、

   聖母マリアが大理石の廊下の先に飾られ、
 
   高台にある学校に、

   心弾ませて入学したはずが、

   待っていたのは転校生へのいじめでした。

            
            

   母が入学に買ってくれた

   ピンクの可愛いセルロイドの筆箱は

   踏みつけられ、壊される、

   その頃学校で流行っていたのは、

   皮でファスナーがついたペンケース、

   こそこそといじめっ子グループから聞こえる、

   「なにあれ、ふるい!」、

   今で言えば「ダサッ!」というところでしょうか?

   母に見つかり、せっかく買ったのに、

   大事にしなかったと怒られ、

   母に言う事も出来なかったのです。

   教科書にはバカと書かれ、

   体操服は隠され、探して着替えると

   体育館での授業に遅れ立たされたりと、

   暴力こそありませんでしたが、

   体育の授業中わざと足をすくわれ

   ひじを打ちヒビが入いる怪我をしました。

   今の陰湿ないじめから比べると

   いたずらに近いものかもしれませんが、

   入学から1年間は辛い毎日でした。



   ある日の事、

   授業が終わり、お掃除をしていると、

   誰かが落し物のお財布を拾い、

   先生の机に入れて帰りました。

   翌日それが無くなっている事で、

   最後まで教室にいたお掃除当番、

   そして転校生の私が疑われたのです。

   覚えのない私はとても嫌な思いをしました、

   机の奥に入り込んでいた事で解決したのですが、

   その時に

   「疑ってごめんね。」

   そう声をかけてくれた唯一のクラスメイトが

   Mちゃんでした。

   それからは

   何気なくそばにいてくれる

   頼もしい友人になり、

   それを機会にいじめっ子グループは

   近寄らなくなったのです。

   ところがこれが大問題、

   母が彼女と付き合う事を なぜか反対するのです。

   両親が会社を経営している為留守が多く

   彼女は祖母に経営する旅館に帰るのです。

   私は良く誘われ、遊びに寄りました。

   大通りから細い道に入り玄関を開けると

   髪を粋に整え、

   いつも着物姿のおばあちゃんが迎えてくれ、

   お菓子や、ジュースを用意してくれたのです。

   母に内緒の付き合いも、中学、高校と進むうちに、

   お互い別な友達が出来たり、

   つかず離れずでした。

   後で分かった事ですが、

   その旅館は俗に言う、「連れ込み旅館」だったのです。

   母が彼女との付き合いを嫌ったわけが、

   その時わかったのです。

   ニュースを耳にするたびに、

   その頃の事を思いだすのです。

   Mちゃんがいなかったら、

   どこまでエスカレートしていたのか、

   私は這い上がれたとのかと。


                 bonji

   

   

   

   

   
コメント (19)
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