♫はるーは、なのーみの かぜーのさむさや♫と始まるこの歌は、昔から女学生たちの愛唱歌として歌われてきました。
大正時代の小学唱歌らしいのですが、この季節に決まって想い出しては口ずさみます。「春は名のみの風の寒さや 谷の鶯歌は思へど 時にあらずと声も立てず 時にあらずと声も立てず」
寒い冬からようやく開放されようとするこの季節は、古来多くのよろこびの秀歌を生んできました。
朝嵐 外面(そとも)の竹に吹き荒れて山の霞も春寒きころ 風雅集 永福門院
春の色はまだ浅けれどかねてより緑深くも染めてけるかな 新古今集
春の雪つもるが中のうるみかな 滝川
早春賦では三番の歌詞が「お気に入り」です。
「春と聞かねば知らでありしを 聞けば急かるる胸の思ひを いかにせよとのこの頃か いかにせよとのこの頃か」
この季節は、別れの季節、変化の季節でもあり、“聞けばせかるる胸の思い”は、長い道のりを歩いてきた者にも生きることの意味が身に沁みる季節です。まして進学や就職、あるいは人事異動や退職、そして結婚と、人生の岐路にある若い人には感慨も一入でしょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/81/6b4377d2e795d60ca2d509aa3318f565.jpg)
”早春賦” 作詞 吉丸一昌 作曲 中田章
大正時代の小学唱歌らしいのですが、この季節に決まって想い出しては口ずさみます。「春は名のみの風の寒さや 谷の鶯歌は思へど 時にあらずと声も立てず 時にあらずと声も立てず」
寒い冬からようやく開放されようとするこの季節は、古来多くのよろこびの秀歌を生んできました。
朝嵐 外面(そとも)の竹に吹き荒れて山の霞も春寒きころ 風雅集 永福門院
春の色はまだ浅けれどかねてより緑深くも染めてけるかな 新古今集
春の雪つもるが中のうるみかな 滝川
早春賦では三番の歌詞が「お気に入り」です。
「春と聞かねば知らでありしを 聞けば急かるる胸の思ひを いかにせよとのこの頃か いかにせよとのこの頃か」
この季節は、別れの季節、変化の季節でもあり、“聞けばせかるる胸の思い”は、長い道のりを歩いてきた者にも生きることの意味が身に沁みる季節です。まして進学や就職、あるいは人事異動や退職、そして結婚と、人生の岐路にある若い人には感慨も一入でしょう。
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”早春賦” 作詞 吉丸一昌 作曲 中田章
長崎のランタン祭りを見学後、南九州へ。
指宿では河津サクラを。
先取りして春をエンジョイした様子。
当方はジックリ・我慢強く待ちたい、
春の到来を。
いつかいってみたい気もしますが、長崎はむしろ「卓袱料理」の味に惹かれます。
砂蒸し風呂の指宿はひなびた海辺の温泉でしたが、今はどうなっていることでしょう。
風の気配はやわらかになりましたが、まだ梅は蕾のままです。