「もののあはれ」の物語

古き世のうたびとたちへ寄せる思いと折に触れての雑感です。

戸畑祇園祭り

2005年07月24日 | みやびの世界
 7月の北九州はお祭り続きです。「ヤッサヤレヤレ」の小倉の太鼓の祇園。こちらは「無法松の一生」から映画化され、歌謡曲でもとりあげられて広く知られています。
 この太鼓の祇園(第3週土曜日の前後3日)を皮切りに、黒崎祇園、20~23日、戸畑祇園(第4週土曜の前後3日)と続きます。
 この中で小倉と黒崎の祇園は県指定無形民俗文化財ですが、戸畑祇園は国指定重要無形民俗文化財です。
 23日は、今年400年記念の黒崎祇園フィナーレの競演会の日と、戸畑の提灯大山笠の日とが重なりました。好みの分かれる所でしょうが、私は戸畑へ出かけました。
 昼の12本の幟を立てた京都の祇園山鉾の変形を思わせる優雅な姿から、観衆の目前でこれを解体して、夜山の姿へ変わります、高さ10メートル、12段のピラミットに309個の蝋燭を灯した提灯があっという間に鮮やかに組み上げられてゆきます。
 変身した2,5トンの山を100人の法被鉢巻の若い衆が肩で担ぎ上げて練り、走ります。「ヨイットサ、ヨイットサ」の掛け声も、また、囃子の調子も種類が多く複雑で、見ごたえ,聞き応えがあります。
 祭りの由来、歴史等お知りになりたい方はここから写真もたくさんあります。


  祭りの開始を待つ人々


幟山の走行


    きらびやかな縫い取りの見送り

夜山へ変身5段上げの準備

提灯山の走行