「もののあはれ」の物語

古き世のうたびとたちへ寄せる思いと折に触れての雑感です。

地震の爪あと

2005年04月11日 | 旅の足あと
地震の爪あと
 自分自身に降りかかった直接の災わい、被害でない場合、人はどうしても温度差と、ある距離を持ってしかそれを感じることができないのは致し方ないことかもしれません。
あの地震の日から半月経ちましたが、玄海島の方々は避難所での暮らしが続いています。



 今回の福岡県西方沖地震も、同じ県内、それも80キロと離れていない場所ながら、災害と言うような被害もなくて済んだ身にとって、志賀島行きで突きつけられた視覚で捉える現象にかなり強い衝撃を受けました。



手入れの行き届いた芝生の方々にロープが張られ、「立入禁止」、「危険」と書いた旗が提げてあり、土が盛り上がったり、大きな陥没がみられます



それでも和白の人工島の上に朝日は美しい姿を覗かせ博多湾は何事もなかったかのように明けていきました。
 今朝も千葉県沖を震源とする地震に驚かされたことでした。成田からの今日の出発便だっただけに、かなり気をもみました。幸い大きな被害も、混乱もなくてすんだようです。