ら・れゆにおん

西インド洋アフリカ的フレンチアイランド~レユニオン島雑記帖

メキシカンバニラ師

2008-05-26 | ブルボンバニラ

今日はちょっと歴史から・・・。

世界に誇るレユニオンの高品質ブルボンバニラは、ミルマスカラスの故郷、メキシコにあります。
大航海時代のクリストファー・コロンブス Christopher Columbusが最初に原産国のメキシコからヨーロッパにバニラビーンズを持ち帰りました。後の航海でエルナン・コルテス Hernan Cortesが苗を持ち帰りました。

やがて、レユニオン島やマダガスカル島にバニラの苗が持ち込まれ栽培を始めます。メキシコではバニラを実らせるのに、『キオビオオハリナシバチ』が花を受粉します。しかしレユニオン島やマダガスカル島にはこのような自然に受粉する昆虫がいませんでした。
そこで、以前もお話しましたが、当時の奴隷、『エドモン・アルビウス Edomond Albius』がわずか12歳で人工授粉の方法を見つけ出し、めでたくバニラに莢を実らせたのです。


キオビオオハリナシバチ
Melipona quadrifasciata anthidioides
            (写真は借り物です)

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それでは前回のマンガの続きをどうぞ!
前回のマンガが見たい方は→コチラ



というわけで、
次回はバニラとインゲンの夢の競演をメキシコバニラ師の進行役でご紹介します。




おまけ 『間違え探し』だよ、全員集合!
ジ・エンド役の縁側えんどうオババの絵の中で前回の絵と違いところがあります。
それはどこでしょう?


※ソンブレロの絵は『ミニプロレスマスクを作ろう』のミルマスカラス特集から借用しました。




テキーラ  タバスコ クリック、
ムーチャスグラシアス!


訳:テキーラにタバスコをかけてクリックしてね、ありがとう!

お願い!
バニラは日本では香料として知られていますが、バニラ自体のことはあまり知られていません。
レユニオン島はバニラの名産地です。バニラのことを皆さんにわかりやすく伝えたいと思っています。

前回のコメント欄の中に、パタコランさんが「学研の学習シリーズみたい」と書いてますが、おっしゃるとおり、あんな風にわかりやすく書きたい、描きたいと思ってます。

皆様には、今後の記事改善にご協力していただきたく、説明不足な点やココが知りたい!それは間違ってる!などありましたら、ご指摘いただくようお願い申し上げます。